唐津市議会 > 2022-03-04 >
03月04日-02号

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  1. 唐津市議会 2022-03-04
    03月04日-02号


    取得元: 唐津市議会公式サイト
    最終取得日: 2022-12-26
    令和 4年 3月 定例会(第1回)   令和4年       唐津市議会会議録(定例会)その2   第1回1 日 時 令和4年3月4日 午前10時00分開議 於唐津市議会議場2 出席した議員    1番 笹 山 茂 成            2番 青 木   茂    3番 宮 原 辰 海            4番 久 保 美 樹    5番 井 上 裕 文            6番 大宮路 美奈子    7番 岡 部 高 広            9番 原   雄一郎   10番 古 藤 宏 治           11番 吉 村 慎一郎   12番 江 里 孝 男           13番 山 下 壽 次   14番 伊 藤 泰 彦           15番 楢 﨑 三千夫   17番 黒 木   初           18番 浦 田 関 夫   19番 水 上 勝 義           20番 大 西 康 之   21番 中 村 健 一           22番 石 﨑 俊 治   24番 進 藤 健 介           25番 熊 本 大 成   26番 宮 本 悦 子           27番 中 川 幸 次   28番 白 水 敬 一3 欠席した議員    8番 伊 藤 一 之4 地方自治法第121条による出席者の職氏名       市       長      峰     達  郎       副   市   長      脇  山  秀  明       副   市   長      脇  山  行  人       教   育   長      栗  原  宣  康       ボートレース企業局長     櫻  庭  佳  輝       政  策  部  長      堀  田     信       総  務  部  長      濵  口     智       財  務  部  長      草  野     陽       未 来 創 生 部 長      北  方  初  美       市  民  部  長      緒  方  俊  寿       保 健 福 祉 部 長      田  中  寿  幸       農 林 水 産 部 長      山  本  善  文       経 済 観 光 部 長      畔  田  浩  貴       都 市 整 備 部 長      宗  田  匡  央       消   防   長      青  山  幸  生       上 下 水 道 局 長      白  水  英  樹       教  育  部  長      草  場  忠  治       厳木市民センター長      山  田  拓  己       相知市民センター長      黒  木  寿  昭       総  務  課  長      近  藤  達  士5 出席した事務局職員       議 会 事 務 局 長      青  山  泰  三       議会事務局副局 長      林  山  弘  美          午前10時00分 開議 ○議長(笹山茂成君) おはようございます。ただいまから本日の会議を開きます。 事務局長に本日提出されている議案等について報告をさせます。 ◎議会事務局長(青山泰三君) 報告いたします。 本日、決議案第1号、ロシアによるウクライナ侵略を非難し、即時撤退を求める決議の決議案1件が提出されております。 また、伊藤一之議員から欠席する旨の届出があっております。熊本大成議員から遅刻する旨の届出があっております。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 議事日程の追加についてお諮りいたします。 本日の日程は議案質疑となっておりますが、決議案1件が提出されましたので、議会運営委員会に諮りました結果、決議案の審議、討論、採決の後、議案質疑を行うことにしたいと思います。 このように議事日程に追加し、審議することにご異議ございませんか。          (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(笹山茂成君) 異議なしと認めます。 よって、ただいま申し上げましたように、議事日程に追加することに決しました。 議事日程に従い、これより決議案の審議を行います。 決議案第1号、ロシアによるウクライナ侵略を非難し、即時撤退を求める決議は、唐津市議会会議規則第37条第3項の規定により、提案理由の説明を省略したいと思います。 これにご異議ございませんか。          (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(笹山茂成君) 異議なしと認めます。 よって、決議案第1号は提案理由の説明を省略することに決しました。 次に、決議案の討論、採決を行います。 決議案第1号、ロシアによるウクライナ侵略を非難し、即時撤退を求める決議は、討論の申出がございませんので、直ちに採決します。 決議案第1号は原案どおり決することにご異議ございませんか。          (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(笹山茂成君) 異議なしと認めます。 よって、決議案第1号は原案どおり可決することに決しました。 議事日程に従い、議案質疑を行います。 議案第1号から議案第49号まで並びに報告第1号、以上50件を一括付議します。 ご質疑ございませんか。原雄一郎議員。 ◆9番(原雄一郎君) 9番、志政会、原雄一郎です。本議会に提出されました議案のうち、議案第1号、令和4年度唐津市一般会計予算から9項目について、議案第5号、令和4年度唐津市一般会計補正予算から1項目について、議案第27号から議案第33号、玄海町と唐津市における各種事業事務の受託に関してについて、議案第48号、令和4年度唐津市一般会計補正予算から1項目について質疑いたします。 まずは、議案第1号の会計全般から質疑いたします。 本当初予算に市長がおっしゃる「進化する唐津」という文言が多く使われておりますが、これがどのようにあらわれているかについてお伺いいたします。 次に、総務費、DX推進事業費について、令和4年度をDX元年とうたってありますが、では、将来の展開をどのように進められる予定なのかについてお伺いいたします。 次に、生活路線バス等運行対策事業費について、まず、事業全体について、その対象となる路線や利用者の状況、補助金額の推移についてお伺いいたします。 次に、農林水産業費から、棚田地域保全活動支援事業費について、地域おこし協力隊を導入するに至った経緯と、その業務内容についてお伺いいたします。 次に、湊浜漁港改修事業費について、令和3年度の事業内容と進捗状況についてまずはお伺いいたします。 次に、商工費、中小企業DX推進事業費について、事業内容や目的の詳細と併せて、今回、場所を大手口センタービル3階に設置の予定とありますが、センタービルは国の資金を利用されていたと記憶しております。その影響がないかについてお伺いいたします。 次に、観光地域づくり事業費について、まず、唐津駅総合インフォメーションセンター等業務として拡充された経緯についてお伺いいたします。 次に、祭り振興費について、補助対象となる祭りの定義についてお伺いいたします。 次に、観光地経営推進費について、調査についての内容と理解していますが、令和4年度、実施する内容についてお伺いいたします。 次に、議案第5号、令和4年度観光施設特別会計予算から、海中展望塔管理費について、まずは来館者の推移についてお伺いいたします。 次に、議案第27号から35号、玄海町と唐津市における事務の受託に関して、関連している項目ですので、政策部担当の部分について一括してお伺いいたします。 まずは、この締結に至っている経緯、今回のを上げられている経緯についてお伺いいたします。 最後に、議案第48号、令和4年度唐津市一般会計補正予算から、中小企業等組合活動強化支援補助金について、目的や内容の詳細についてお伺いいたします。 以上で1回目の質疑を終わります。 ○議長(笹山茂成君) 峰市長。          (市長 峰 達郎君登壇) ◎市長(峰達郎君) 原議員のご質疑にお答えいたします。 「進化する唐津」の定義ということでございました。令和3年の6月議会と同様のお答えになるかも分かりませんが、このことは、「進化する唐津」とは、本市が誇ります伝統や文化をしっかりと次の世代に伝えながら、国のデジタル庁発足によりまして加速化をしていきます行政のデジタル化やデジタル技術の革新にも対応をし、一歩一歩確実かつスピーディーに前進する持続可能なまち、いわゆるスマートシティを目指して市民生活の利便性及び満足度を向上させ、ふるさと唐津の発展を実現していくということでございます。 予算への具体的な反映といたしましては、第一に、スマートシティの実現へ向けて令和4年度をDX元年と位置づけをさせていただき、市民サービス、産業界、そして、市の内部事務におきまして、デジタル技術による変革を進めるためのDX関連事業費を計上させていただいたところでございます。まさしく「進化する唐津」の本格稼働の一端を担うものでございます。 そのほか、一例ではございますが、首都圏へ向けたプロモーションを展開するメディア活用推進費は、まさしく時代の変化に対応いたしまして、動画による観光及び移住・定住の推進に係る取り組みをアップデートするものでございます。 また、松浦河畔公園整備事業費は、開園から46年を経て、ボートレース場との施設整備の役割分担の下、新たなニーズを取り込もうとするものでございます。 いずれも「進化する唐津」を具体化する事業でございます。これらの取り組みによりまして、市民の皆様に変化と進化を実感いただけるとともに、「進化する唐津」を組み上げてまいるものでございます。 以上です。 ○議長(笹山茂成君) 堀田政策部長。          (政策部長 堀田 信君登壇) ◎政策部長(堀田信君) 原議員のご質疑にお答えいたします。 2項目ございました。 まず、DX推進事業費につきまして、その考えでございますが、国では、新型コロナウイルス対応等において様々な課題が明らかになったことから、自治体DX推進計画における重点取り組み事項といたしまして、目的事項を設定した取り組みが示され、具体的には、自治体の情報システムの標準化・共通化、マイナンバーカードの普及促進、行政手続のオンライン化、AI・RPAの利用促進、テレワークの推進、セキュリティ対策の徹底が掲げられておりまして、国の情報化戦略等において制度や組織の在り方等をデジタルに合わせて変革していくDX──デジタルトランスフォーメーションを推進することとされたところでございます。 現状では、市の行政手続のうち、オンラインでの手続が可能なものはなく、より多くの市民の方がデジタル技術を活用したサービスを利用できるような仕組みが必要となっております。これを実現するためには、デジタル社会の基盤づくりのためのマイナンバーカードの普及促進をはじめとした各種の取り組みを実施することが必要であると考えております。 また、行政のデジタル化を推進するに当たり、将来的にはサービス提供に係るコスト増が見込まれる中、限られた資源の中で、持続可能で市民の皆様が安心して生活できる質の高いサービスを提供するため、AI、RPAをはじめとした新技術を積極的に活用し、行政運営を効率化するとともに、技術を有効かつ適切に活用する基盤を整備し、組織及び体制を目指してまいりたいと考えております。 次に、玄海町と唐津市における事務の委託に関しまして、その経緯でございますが、平成17年の合併以前、ごみ処理、消防などをはじめとする広域的な事務につきましては、唐津・東松浦広域市町村圏組合上場地域農業開発事業組合などの一部事務組合を形成いたしまして事業を執り行っておりました。 玄海町が合併協議から離脱される際、広域圏組合や一部事務組合の取扱いについて協議がなされ、唐津市が玄海町からの事務委託を受けるということで協議がまとまり、玄海町は解散に同意された経緯がございます。 合併後の委託事業につきましては、地方自治法第252条の14第1項に基づき、玄海町から唐津市が事務を受託しているところでございます。 なお、このたび、規約の一部改正をお願いしております7事業につきましては、し尿処理業務に係る事務は平成16年、肥前斎場の管理運営は昭和63年、ごみ処理業務は昭和54年、障害支援区分の審査判定に係る事務は平成18年、介護保険の要介護認定に係る事務は平成11年、上場地域の農業開発に係る事務は平成9年、消防に係る事務は昭和47年から事業が開始されているところでございます。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 北方未来創生部長。          (未来創生部長 北方初美君登壇) ◎未来創生部長(北方初美君) 原議員のご質疑にお答えいたします。 生活路線バスと運行費補助金の対象となる路線については、現在、大良線などの地域要望路線が9路線、佐賀線などの地域間幹線路線が11路線、市内線など再編実施路線が19路線、その他の路線が10路線の合計49路線となっております。 利用者の状況でございますが、過去3年分について、各年度の補助対象期間である前年の10月から翌年9月までの状況で申しますと、令和元年度が102万3,986人、令和2年度が80万8,222人、令和3年度が78万8,751人となっており、令和2年度以降、コロナ禍の影響もあり、大幅に落ち込んでいる状況となっております。 また、補助金については、令和元年度が1億8,361万3,000円、令和2年度が2億449万2,000円、令和3年度は2億456万円を見込んでおります。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 黒木相知市民センター長。          (相知市民センター長 黒木寿昭君登壇) ◎相知市民センター長(黒木寿昭君) 原議員のご質疑にお答えいたします。 初めに、地域おこし協力隊を導入するに至った経緯でございます。 協力隊を導入する蕨野地域では、耕作者の高齢化や後継者不足により棚田の荒廃が進んでおり、ブランド米の生産を維持していくことも心配されている状況でございます。 また、長年実施されている都市交流イベントもマンネリ化していることや棚田の情報発信が不足していることもあり、新たな交流人口の増加や関係人口の確保が難しい状況にあるといった地域の課題がございます。 こういった課題を少しでも解決するため、蕨野地域に地域おこし協力隊1名を導入することにいたしました。 次に、協力隊の業務内容でございますが、蕨野地域に密着しながら、日常の風景や農作業、人々の暮らし、すばらしい石積み棚田の景観、地域行事やイベントなどを取材し、蕨野の棚田や地域の魅力を情報発信することのほか、地域で行われる行事やイベント等の支援を行っていただくことでございます。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 山本農林水産部長。          (農林水産部長 山本善文君登壇) ◎農林水産部長(山本善文君) 原議員のご質疑にお答えいたします。 湊浜改修事業の令和3年度の事業内容でございますが、神集島への定期船乗り場の北側付近にあります1号物揚場の70メートル区間の改修工事でございます。物揚場のエプロン部における舗装コンクリートの下部の空洞化や沈下、がたつき等による段差の解消を目的としています。 工事の内容は、エプロン部のコンクリート舗装を剥ぎ取り、前面を1メートル程度掘削します。その後、土砂等の吸い出し防止用マットを設置し、栗石や砕石等で埋め戻しを行います。そして、最後にコンクリート舗装を復旧します。 現在工期中であり、改修工事は予定どおり進捗しておりますので、漁業者の皆様にはもうしばらくお待ちいただきたいと考えております。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 畔田経済観光部長。          (経済観光部長 畔田浩貴君登壇) ◎経済観光部長(畔田浩貴君) 原議員のご質疑にお答えします。 経済観光部所管、6項目ございました。 まず、1つ目の中小企業等DX推進事業費のご質疑でございます。 事業の目的は、市内事業所の経営課題をデジタル技術の活用により解決を図り、生産性の向上や高付加価値化、新しいビジネスの創出につなげる取り組みを支援することを目的に、支援拠点を設置するものでございます。 センターの運営は、DX支援が可能な事業者へ委託し、専門人材を2名配置することを予定しておるところでございます。 センターの活用としましては、研究会や企業の実践事例セミナー等の開催、DX導入を希望する事業者とDX導入支援企業や専門家等のマッチング、ウェブサイトなどの開設・情報発信、事業者ニーズの把握などを想定しているところでございます。 また、県の産業スマート化センターや商工団体とも連携し、事業を進めてまいりたいというふうに考えているところでございます。 設置の場所につきましては、大手口センタービル3階、市民交流プラザ、現在、子育て支援情報センターサテライトの場所となっているところを予定しているところでございます。 なお、センター内だけでなく、相談相手の事業所を訪問しての対応をするほか、定期的に商工会等の商工団体での出張相談対応などにも対応してまいりたいというふうに考えております。 スケジュール感といたしましては、予算案をご承認いただいた後、プロポーザルによって業者選定を経て、7月頃のオープンを目指してまいりたいというふうに考えております。 なお、2つ目の市民交流プラザ拠点予定のところの整備には、財源に社会資本整備総合交付金を利用しておりますが、平成23年の整備から10年を経過しており、用途変更による交付金の変更は生じないということで確認しているところでございます。 2つ目のご質疑、観光地域づくり事業費の唐津駅総合インフォメーションのことについてのご質疑にお答えいたします。 令和4年10月から12月にかけて、JRグループと佐賀・長崎両県が開催いたします大型キャンペーン「佐賀・長崎デスティネーションキャンペーン」が予定されているところでございます。 また、佐賀県では、JR唐津線全線車両を人気ゲーム「ロマンシング佐賀」でデザインするとともに、唐津線全駅のラッピングの実施を公表されているところでございます。 市といたしましても、これらのことを契機と捉え、キャンペーンを中心としながら、唐津駅を訪れた観光客の受入れ体制等をより充実させることを目的に、駅全般のインフォメーション機能を拡充するものでございます。 3つ目の祭り振興費の祭りの定義でございました。 今回、新たに祭り振興費として整理した経緯からをご説明させていただきます。 本年度までは、観光地域づくり事業費として、浜崎祇園山笠、相知くんち、呼子大綱引の事業補助を行ってきました。また、唐津くんち振興費として唐津曳山取締会に対する運営補助を行ってきたところでございます。 今回、全庁的に補助金の見直しを進める中で、伝統的な祭りにつきましては事業費を統合し、同様の考えの下、補助並びに受入れ体制の整備に係る支援を行うことが必要という整理をしたものでございます。 ご質疑のある祭り振興費の対象の祭りですが、誘客促進を目的として市外から集客が見込める祭りをその対象としているところでございます。 次に、4つ目の観光地経営推進費の令和4年度の事業内容についてのご質疑にお答えいたします。 今年度も契約を行い実施しているところですが、GPS位置情報システムの利用を継続し、来訪者の動向等を分析することを計画しているところでございます。 また、ウェブアンケートや現地アンケートを実施し、来訪者の観光消費額や満足度などのデータを取得することを予定しているところでございます。 続きまして、5つ目の観光施設特別会計予算中、玄海海中展望塔の利用状況のご質疑にお答えいたします。 当施設の来場者のピークは平成6年の17万人となっているところでございましたが、それ以降は来館者につきましては減少傾向が続いているところでございます。 最近5年間の来館者数を申し上げますと、平成29年が3万8,000人、平成30年度が4万5,000人、令和元年度が4万人となっておりまして、新型コロナウイルス感染症防止対策として施設の休館対応などが発生した令和2年度においては2万5,000人と、令和3年度につきましても前年並みの来館者となっている状況でございます。 最後に、一般会計補正予算中小企業等組合活動強化支援補助金の目的概要についてのご質疑にお答えします。 新型コロナウイルス感染症拡大の影響が長期に及んでおり、これまでの各事業者に対する事業継続等の支援を行ってきましたが、個々の企業努力だけでは実行が困難な場合や共同で取り組むことによって相乗効果が生じることなど、共同事業を行う組合の取り組みに対して補助金を交付するという制度でございます。スケールメリットを生かした地域経済の維持・振興を図ってまいりたいというふうに考えているところでございます。 補助対象者は、主に市内の商工業に携わる中小企業者等により構成され、中小企業団体の組織に関する法律により規定された組合を対象と予定しているところでございます。 事例といたしましては、協同組合や生活衛生同業組合、商店街振興組合などが挙げられます。また、県域レベルで構成された組合連合会の唐津支部も対象にしたいというふうに考えているところでございます。 補助対象となる事業につきましては、組合員の生産性向上、経営安定化などに寄与する共同して達成するために目標を掲げた組合が行う取り組みを対象というふうに考えているところでございます。 また、業種によりまして取り組み内容やその手法も多種多様であると考えるため、新商品や新技術の開発、DX導入やSDGsの取り組み、消費喚起や販路拡大の事業実施や人材育成、事業継続計画策定、経営安定化などの支援など、幅広く対象にしたいと考えているところでございます。 限度額は、市内組合員の数によりまして10万円ごとに乗じた金額とし、または、300万円の上限のいずれか低い額を予定しているところでございます。 スケジュールですが、申請につきましては、事業収支や円滑な申請のために、本事業についての相談を受け付ける事前相談期間を経た後、2回の募集期間を設けたいというふうに考えているところでございます。第1次募集期間は本年5月頃に、第2次募集期間は1次審査の上、決定後の7月頃を予定しているところでございます。交付決定後の補助事業の実施につきましては、令和5年1月末まで頃をめどとし、補助事業完了後、30日以内に実績報告書を提出していただくことを考えているところでございます。 以上でございます。
    ○議長(笹山茂成君) 原雄一郎議員。 ◆9番(原雄一郎君) それでは、会計全般から再質疑に移ります。 先ほど、市長のほうから「進化する唐津」についてお話を伺いました。 それでは、財政のほう、財務部のほうにお伺いしたいんですけれども、今回の主要な財務目標の予定についてお伺いいたします。 ○議長(笹山茂成君) 草野財務部長。          (財務部長 草野 陽君登壇) ◎財務部長(草野陽君) 再質疑にお答えいたします。 主要な財政指数関係についてのご質疑でございます。 まず、市債残高のほうからお答えさせていただきます。 市債残高につきましては、令和4年度末の見込額が約890億2,000万円となっております。また、交付税措置を除いた純借入残高は約288億8,000万円となる見込みでございます。財政計画におきましては、市債残高につきまして基本目標の一つに掲げ、計画最終年度であります令和6年度末に掲げる目標値を市債残高900億円以下、純借入残高は300億円以下といたしております。令和4年度末の時点ではどちらも目標を達成できる見込みではございますが、引き続き適正管理に努めてまいる所存でございます。 次に、主な財政指標についてでございますが、令和3年度の肉づけ予算後のとの比較でお答えをさせていただきたいと存じます。 まず、税収など、自治体の財源的な力を示します財政力指数でございますが、前年度の0.43から0.42となりまして、通常変動の範囲内ではございますが、0.01ポイント低下いたしたところでございます。 次に、自治体の財政構造の弾力性を判断する指標でございます経常収支比率でございますが、こちらは前年度の91.5%から91.0%となり、0.5ポイント改善をいたしております。 次に、公債費による財政負担の度合いを判断する指標の一つでございます公債費負担比率でございますが、21.9%から22.4%と0.5ポイント上昇いたしまして、一般財源に占める公債費の比率が高くなってきているところでございます。 また、標準財政規模に対し、交付税算入分を除いた実質的な市債の返済額の割合を示します実質公債費比率は12.0%から12.5%と0.5ポイント上昇をしたところでございます。 財政指標につきましては、直近の数字だけで一概に財政状況を言い切れない部分がございますが、経常収支比率を除き、いずれも数字は厳しくなってきているところでございます。 その経常収支比率につきましても、財政計画に定める目標値は、令和6年度末で90%以下と現状目標といたしておりますが、現状では目標に達成をしてきていない状況でございます。 また、実質公債費比率につきましては、令和6年度末での目標値であります15%未満という数字を現時点では達成できているものの、今後も公債費は高い額で推移すると試算をしておりまして、依然として厳しい状況が続く見通しでございますので、引き続き慎重な財政運営に努めてまいりたいと感じているところでございます。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 原雄一郎議員。 ◆9番(原雄一郎君) 財務指標については確認できました。 それでは、この項最後の質疑になりますが、基金の予定についてお示しください。 ○議長(笹山茂成君) 草野財務部長。          (財務部長 草野 陽君登壇) ◎財務部長(草野陽君) 再質疑にお答えいたします。基金の状況についてでございます。 まず、財政調整基金でございますが、当初予算では繰入れを行っておりません。令和4年度末の残高が現時点では約31億1,600万円となる見込みでございます。 次に、公共施設整備基金につきましては、今回9億8,874万9,000円の繰入金を計上しております。令和4年度末の残高は、今後のモーターボート競走事業収益金による積み増しも予定をしておりまして、約26億2,600万円程度となる見込みでございます。 最後に、響創のまちづくり基金につきましては、モーターボート競走事業収益分約23億円程度でございますが、これらを含め、27億6,194万4,000円の繰入金を計上しております。令和4年度末の残高は、モーターボート競走事業収益金による積み増しも、これも同様でございますが、これも含めまして約25億9,700万円となる見込みでございます。 合わせますと、3つの基金の令和4年度末の残高は合計で約83億3,900万円となる見込みでございます。財政計画におきましては、これら3つの基金残高の確保に努めることといたしておりまして、計画の最終年度であります令和6年度末における目標を50億円以上と設定をしておりますが、令和4年度末時点におきましてはこの目標額を確保できる見込みとなっているところでございます。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 原雄一郎議員。 ◆9番(原雄一郎君) それでは、総務費、DX推進事業費について再質疑いたします。 先ほどは、DX元年というところで今後の展開についてお話を伺いました。 ところで、このDXなんですけど、物すごく対象となる幅が広くて、しかも内容が深くて、なかなか市民としては全体像がつかみづらい、かつ、言わせていただければ、DXってあくまでも手段でありますので、これを目的にするとおかしなことになってくるんですけれども、今後、唐津市としてどういった方向性でされるかをちょっとお伺いしたいんですが、例えば、他市であれば、今、コロナで皆さんがなかなか対面で接触することができない、もしくはこの部分でいえば事業を受けることができないというところで、そういったオンラインで対応できるというところをまず第一にして進められていらっしゃるところもあります。このことについて、唐津市の考えをお示しください。 ○議長(笹山茂成君) 堀田政策部長。          (政策部長 堀田 信君登壇) ◎政策部長(堀田信君) 原議員の再質疑にお答えいたします。 本市でもICTを利用した非接触での取り組みといたしまして、これまで市役所等の窓口で交付していた住民票、印鑑証明書等のコンビニ交付事業を令和3年10月から実施しておりますが、現状では、市の行政手続のうち、オンラインでの手続が可能なものがないなど、オンライン申請のシステム導入が進んでいない状況でございます。 国におきましては、令和4年度に、特に国民の利便性向上につながる手続について、マイナポータルからマイナンバーカードを用いてオンラインでの手続が可能となるよう進めておりますが、本市におきましても、国と連携した基幹システムの対応を行い、積極的・集中的にマイナポータルを活用したオンライン手続を進めてまいりたいと考えております。 また、ウェブ会議の活用につきましても、会議に要する移動時間の削減や密を避けられる効果がございます。 今後は、窓口における各種手続や相談業務などの対面でのやり取りが必要な業務につきましても、オンライン申請など、窓口へ来庁することなく、ウェブ相談などのデジタル活用と併せまして、市役所内部における体制づくりを行うことが市民サービスの向上につながるものと考えております。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 原雄一郎議員。 ◆9番(原雄一郎君) それでは、次に、ハード整備について少しお伺いいたします。 オンラインを進めていくに当たり、さっき幾つかお話を聞くと、やはりコロナの影響で会議等が開けないというようなお話も聞いております。そういったところを考えると、やはりそういったまずは会議を開ける、もしくは計画どおりいろいろなことを進めるというところに関して、オンラインによる会議をできる環境を整えるというのも考えるべきだと思うんですけれども、このことについてのお考えをお示しください。 ○議長(笹山茂成君) 堀田政策部長。          (政策部長 堀田 信君登壇) ◎政策部長(堀田信君) 再質疑にお答えいたします。 市におきましては、本年度、オンライン会議のZoomのライセンスを取得いたしまして、職員には積極的な開催を促してきたところでございます。 オンラインによる会議の参加に必要なインターネット回線やパソコンの整備についてでございますが、令和4年度に、公民館などの市内公共施設等において、施設利用者が手軽にスマートフォンやパソコンなどから無料でインターネットを使用できる公衆無線LANの導入を予定いたしております。 デジタル化を推進する一方で、インターネットを利用しない方やスマートフォンを持っていない、いわゆるデジタル弱者への対応など、デジタル弱者も含めて受け入れられるデジタル化の推進でなければ、唐津市全体の効率性向上にはつながらないと考えておりますので、市といたしましては、まずはデジタル活用に不安のある高齢者の方などに向けましてスマホ教室などを開催しながら、公民館へのオンライン会議用のパソコンの設置につきましても、関係部局で協議しながら検討を進めてまいりたいと考えております。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 原雄一郎議員。 ◆9番(原雄一郎君) それでは、次に、ソフト面についてお伺いいたします。 この項最後の質疑になりますが、先ほど、庁内のデジタル化を進めることが市民サービスへの向上になるとおっしゃられました。そのとおりだと思うんですけれども、一方で、市職員さんのデジタル活用についてのレベルと申しますか、知識というのや経験、この辺りがまだまだ追いついていないように感じるんですが、このことについてのお考えをお示しください。 ○議長(笹山茂成君) 堀田政策部長。          (政策部長 堀田 信君登壇) ◎政策部長(堀田信君) 再質疑にお答えいたします。 議員もおっしゃいましたように、DX化はあくまで手段でございまして、その目的は、経済の持続的かつ健全な発展と市民の幸福な生活の実現であり、こうしたデジタル改革が目指す究極の姿は、デジタルを意識しないデジタル社会でございます。 DXを推進するためには、技術の活用による持続可能な改革を推進できる組織・体制づくりが必要でございまして、デジタル人材の育成が必要であると考えております。 市職員の総合的なITリテラシーを向上させるための基礎的な取り組みといたしまして、総務省等が実施しております講演による学習や意識啓発を継続的に行うなど、職員一人一人がデジタルを活用し、業務の改善提案ができるよう人材育成を行いまして、行政事務の効率化と最適化を進め、行政サービスの安定的な運用を図り、職員負担を最小化し、住民サービスを最大化することを目指しているところでございます。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 原雄一郎議員。 ◆9番(原雄一郎君) それでは、生活路線バス等運行対策事業費について再質疑いたします。 先ほどは、事業の全体像をお伺いいたしました。 それでは、今回、今度は令和4年度に利用促進実証運行事業として湊・大良地区で実証実験が行われる予定になっております。この目的と検証内容についてお示しください。 ○議長(笹山茂成君) 北方未来創生部長。          (未来創生部長 北方初美君登壇) ◎未来創生部長(北方初美君) 再質疑にお答えいたします。 湊・大良地区で実証運行する目的とその内容についてでございますが、これまで唐津地域公共交通網形成計画に基づき、市内全域の路線バスの再編を行っており、再編に当たっては、住民へのアンケート調査のほか、地域の方々の意見も伺いながら再編を進めてきましたが、湊地区及び大良地区につきましては再編が実施できていない地域でございました。そのため、湊・大良地区の現状を再検証し、地域の方々の意見を伺いながら実証運行を行い、地域における具体的な再編を検討する際の判断材料とするため、実施をするものでございます。 実証運行の内容につきましては、今後、地域の方々と相談し、詳細な内容を決定したいと思いますが、地域内をタクシー車両により循環する運行を予定しており、運行の時間帯は9時から4時まで、料金は1回当たり100円で、現在のバス停留所に加え、10カ所程度、乗降ポイントを追加設置する予定にしております。 検証期間は2カ月間で、事前周知を徹底し、できるだけ多くの方々に利用をしていただくとともに、時間帯利用者や乗降場所のデータのほか、利用者のご意見を数多く集めたいと考えております。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 原雄一郎議員。 ◆9番(原雄一郎君) 唐津市地域公共交通網形成計画に基づいて再編をされていく中での実証実験だと理解したんですけれども、以前、令和3年3月の一般質問において、江里議員の一般質問で、じゃあこれからの生活路線バス全体をどう考えていくんだというようなご質問がありました。それに対して、今後、方向性等を調整して検討していくというようなご答弁だったと思います。その結果がどうなったかについてお示しください。 ○議長(笹山茂成君) 北方未来創生部長。          (未来創生部長 北方初美君登壇) ◎未来創生部長(北方初美君) 再質疑にお答えいたします。 公共交通についての方向性ということでございました。 昨年の3月議会の生活路線バス等運行対策事業費の議案質疑に対して、「令和3年度に新たな公共交通計画を策定する予定にしており、地域の方々の意見も伺いながら、新たな運行形態での運行も含め、協議をしていきたい」と答弁をいたしております。 現在、計画は策定の最終段階でございますが、計画の方向性としては、まちづくりと連携した持続可能な移動サービスの実現を基本方針としておりまして、路線再編や地域の利用状況に応じた交通網等の転換などにより、地域公共交通の最適化と持続性の向上を図っていきたいと考えております。 また、従来の路線バスに加え、福祉輸送などの他分野とも連携し、誰もが利用しやすい公共交通の実現を目標に設定したいと考えております。 なお、路線バスとJRのICカードの相互利用などによる公共交通の利便性向上も図っていきたいと考えており、さらに、交通系連携アプリケーションの活用により、JR、バス、タクシー、離島航路が一体的に便利に利用できるよう、関係者との協議も行っていきたいと考えております。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 原雄一郎議員。 ◆9番(原雄一郎君) JRとICカードを使っての連携等というところで、少し話が進むようにも見えるんですけれども、ただ、それでも先ほどのお話の中では大きな何かの転換が行われる、もしくは新しいことが始まるというような形にはちょっと捉えていないです。やっぱり大きな形を少し検討していく必要があるとは思うんですけれども、今回の実証実験の結果を基にどういうふうに今後進めていかれるか。その辺りについて、この項最後の質疑になりますが、教えてください。 ○議長(笹山茂成君) 北方未来創生部長。          (未来創生部長 北方初美君登壇) ◎未来創生部長(北方初美君) 再質疑にお答えいたします。 今回の実証運行の検証結果の活用方法についてでございますが、現在策定をしております唐津地域公共交通計画に基づく唐津地域公共交通利便増進計画を令和4年度に策定する予定にいたしております。 利便増進計画は、公共交通計画に基づく具体的な路線バス等の再編内容やダイヤ、運賃などを見直す内容の計画になります。 検証結果につきましては、湊・大良地区における再編の判断材料とするとともに、利便増進計画策定においても活用していきたいと考えております。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 原雄一郎議員。 ◆9番(原雄一郎君) それでは、次の項になりますが、棚田地域保全活動支援事業費について再質疑いたします。 先ほど、地域おこし協力隊を導入する経緯と、それと目的についてお伺いいたしました。 それでは、よく問題になる地域おこし協力隊の方にいろいろお願いする中での課題として挙げられることの一つに、地域おこし協力隊の任期が終わった後にどう継続していくかということが挙げられます。このことについてどういうふうに計画していらっしゃるかについてお示しください。 ○議長(笹山茂成君) 黒木相知市民センター長。          (相知市民センター長 黒木寿昭君登壇) ◎相知市民センター長(黒木寿昭君) 再質疑にお答えいたします。 今回の地域おこし協力隊を募集するに当たりましては、業務内容については、蕨野の棚田を存続させていくためには主体的な情報発信を行っていく必要があること、また、任期終了後でも継続できるような活動内容にしたほうがいいという佐賀県地域おこし協力隊ネットワークからのご意見を参考にしながら、地域の方々とも話し合いを行った上で決定いたしております。 そのような中で、棚田の情報発信を主な任務としライターを目指している、あるいは、現在ライターを職業にしている人を募集することといたしました。3年間経験を積みスキルアップを図れば、ほかの地域にも活動の範囲を広げられるため、任期終了後もライターとしての活躍が期待されるのではないかと考えております。 あわせて、現在、佐賀大学や県内の企業数社によりボランティア活動を行っていただいておりますが、情報発信によって、その活動がより評価されるようになれば、新たなボランティア企業の確保にもつながるのではないかと期待しているところでございます。 また、情報発信に力を入れることにより、地域が主体となって行われている保全活動にご協力いただける方々が増え、地域の活性化や保全活動の継続につながるのではないかと期待いたしているところでございます。市といたしましても、新たな棚田保全の仕組みづくりをしっかりと支援してまいりたいと考えております。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 原雄一郎議員。 ◆9番(原雄一郎君) それでは、もう一つ、地域おこし協力隊の方にお願いする上での大きな課題として、その方のサポート体制というのがよく言われます。地域おこし協力隊の方は、新しい土地に来て、新しい仕事をして、かつ、3年後に自立しないといけないという物すごく高いハードルを課せられて仕事に就かれます。その中で、行政側の支援というのは必ず不可欠になってくるんですけども、このことについてのお考えをお示しください。 ○議長(笹山茂成君) 黒木相知市民センター長。          (相知市民センター長 黒木寿昭君登壇) ◎相知市民センター長(黒木寿昭君) 再質疑にお答えいたします。 地域おこし協力隊が地域で活動していく上でのサポート体制でございますが、協力隊は主に相知市民センター産業・教育課で勤務することになります。このことから考えますと、一緒に働く職員によるサポートが一番重要であると考えております。このため、職場では定期的なミーティングを行うとともに、活動についての相談や悩みを打ち明けやすい環境づくりに努めていく必要があると考えております。 また、今回携わっていただいた佐賀県地域おこし協力隊ネットワークに伴走支援業務を委託し、経験者から定期的にアドバイスを受けられるような体制を整えたいと考えております。 協力隊募集に当たり、地域の方々には温かく迎えていただきますようお願いをしてまいりましたが、今後も、地域に入る際は職員が同行するなどサポートを行っていきたいと考えております。 なお、七山地域におきましては、既に協力隊が就任され活動を行われておりますが、職員や佐賀県地域おこし協力隊ネットワークだけでなく、地域の各種団体で構成されている七山村づくり協議会などからも公私共にサポートを受け、理想的な環境づくりができているとお聞きしているところでございます。 相知市民センターといたしましても、七山地域のサポート状況なども参考にしながら、協力隊が活動しやすい環境づくりに努めてまいりたいと考えているところでございます。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 原雄一郎議員。 ◆9番(原雄一郎君) それでは、次の項になりますが、湊浜漁港改修事業費について再質疑いたします。 先ほど、令和3年度の事業進捗についてお伺いいたしました。では、この項、最後の質疑になりますが、令和4年度の事業内容について遅れ等がないかについて確認させてください。 ○議長(笹山茂成君) 山本農林水産部長。          (農林水産部長 山本善文君登壇) ◎農林水産部長(山本善文君) 原議員の再質問にお答えいたします。 湊浜漁港の令和4年度の事業内容でございます。 湊浜漁港の機能保全計画に基づく改修事業といたしましては、現在実施している第1号物揚場改修のほかに漁港内の浚渫を予定しています。現在、湊浜漁港内に堆積している土砂により規定の水深を確保できていない範囲が全体の2割程度ございます。 市では、この堆積土砂を取り除く浚渫工事を令和4年度及び令和5年度の2カ年に分け施工する計画としており、令和4年度は、予定範囲の60%程度行う予定です。具体的な浚渫実施箇所は地元漁業者と協議調整を図りながら進めていきたいと考えております。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 原雄一郎議員。 ◆9番(原雄一郎君) それでは、続きまして商工費、中小企業等DX推進事業費についてお伺いいたします。 先ほどは、DXの事業内容の詳細についてお伺いいたしました。では、先ほど申したように、DXという幅広い中で、今後の進め方についてお示しください。 ○議長(笹山茂成君) 畔田経済観光部長。          (経済観光部長 畔田浩貴君登壇) ◎経済観光部長(畔田浩貴君) 再質疑にお答えします。 事業の進め方ということでございます。まずもって、進め方については、DXは幅広くございますので、喫緊に解決する課題を踏まえた上で事業を進めてまいりたいと考えているところでございます。 とりわけコロナ禍におきまして、消費者行動の変化に対するデジタル化の重要性が明らかになったところ、それから、マーケットの変化に迅速に対応し新しいサービスを展開されておるところもございます。また、デジタル化のみならず業務手法や働き方など、これまでの慣習や固定観念を変革することが必要になっているというふうに捉えているところでございます。 事業者の方々にもDXに興味がない方から、既にDXへの取り組みを具体的に考えている方までいろいろといらっしゃると捉えております。セミナー等により、導入効果を知っていただくことからという始まりの段階の方から、それから、ビジネスマッチングなど新しいビジネスの開発など実践レベルの段階に至る方まで、事業者の方々の状況に応じて幅広い支援を可能とするものをやってまいりたいというふうに考えております。 まずは、DXの入り口の取り組みとして、テレワーク等の業務環境のオンライン化、PCサイトの開設などのデジタル技術の活用の段階から始めていただき、業務効率化などの有効性を実感していただくことが全体的なDXの推進には必要と捉えております。 あわせまして、ビジネスマッチングなどのDX導入、新ビジネスの開発などの実践的な取り組みの支援を通じて、市内でビジネスモデルとなり得る成功事例をつくることができれば、これを拡散させ、取り組み事業者の経営力向上だけでなく、他の事業者の方々にDX導入効果を知っていただくきっかけにもなると思っております。こういった取り組みの下、こういう考えの下、事業を進めてまいりたいというふうに考えているところでございます。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 原雄一郎議員。 ◆9番(原雄一郎君) この項、最後の質疑になりますが、先ほど、お話を伺うと、DXだけでない次の展開というのも少し見えてくるのかなと思っております。よく、他市で言えば、リノベーションセンターとか企業全体に関して支援をされていて、その中の一つとしてDXを使われているところも見受けられます。このあたりの今後の展開について、最後お示しください。 ○議長(笹山茂成君) 畔田経済観光部長。          (経済観光部長 畔田浩貴君登壇) ◎経済観光部長(畔田浩貴君) 再質疑にお答えします。 この事業につきましては、今申し上げたいろいろと新しいことでございます。チャレンジをする一方で、その評価は必要だと思っておりますので、毎年度事業評価を行うということを前提に考えております。 そんな中で、この事業者、息の長い事業でもありますので、令和4年度から、おおむね3年間をめどに集中的に取り組んでいく必要があるというふうに考えているところでございます。市内事業者の方々のDXに関する状況を踏まえた上で、伴走型の支援等の実践的な支援策なども今後実施してまいりたいというふうに考えております。 事業者の方々にとってのDXは企業活動の強化のための一つの手段であるというふうに私ども考えております。この事業を契機といたしまして、市内事業所の成長、競争力の強化、起業家の創出などにつなげることができるよう、この事業を通じて、市としてもサポート等に取り組んでまいりたいというふうに考えているところでございます。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 原雄一郎議員。 ◆9番(原雄一郎君) それでは、次の項、観光地域づくり事業費について再質疑いたします。 先ほど唐津駅の総合インフォメーションについてお話を伺いました。では、今回の事業を拝見すると、浜崎駅に観光案内所を新設するというような事業内容になっているようにも思えます。この経緯について、まずはお示しください。 ○議長(笹山茂成君) 畔田経済観光部長。          (経済観光部長 畔田浩貴君登壇) ◎経済観光部長(畔田浩貴君) 再質疑にお答えします。 浜崎駅につきましては、ご案内のとおり、今年度末に駅周辺の整備が完了し、供用を始めるところでございます。今後、福岡方面を中心としながら、観光面での利用も含め、駅利用者が増加することを期待しているところでございます。 また、佐賀県がまち駅づくり化プロジェクトにも取り組まれる予定であり、その補助事業を活用することも視野に入れながら、サイクルツーリズムなどの推進など新たな旅のスタイルの普及促進の可能性についても模索している段階であることから、試行的な措置として浜崎駅に観光案内所を設置するということを計画したところでございます。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 原雄一郎議員。 ◆9番(原雄一郎君) それでは、先ほどおっしゃられていました、このまち駅づくりプロジェクトとか、あとは、サイクルツーリズムの推進等々というのは、もうある程度方向性として決まっている内容なんですか。その中で、浜崎駅を試験的な運用とされるものなんですか。どれくらいの将来実現性を考えていらっしゃるのかについて、まずはお示しください。 ○議長(笹山茂成君) 畔田経済観光部長。          (経済観光部長 畔田浩貴君登壇) ◎経済観光部長(畔田浩貴君) 再質疑にお答えします。 1つ目の県のまち駅づくりプロジェクト、先日、県のほうが発表なされました。私どもとしても、駅を中心とした周遊観光、そんなものを模索している段階でございましたので、この県の事業を使うことによって、観光の周遊も含め、それから、その周りのためのにぎわい、それから、住民の方の憩いの場ということを県の事業を活用しながら、この私どもの戦略を進めてまいりたいと考えておりまして、今、その利用に向けて検討しているという段階でございます。 また、サイクルツーリズム、これにつきましては、昨年度、市内の方々の協議会もできております。それから、糸島でも既にサイクルツーリズムに向けたいろいろと受入れの整備もできております。それをあわせまして、佐賀県も道路課がサイクルツーリズムに向けた案内表示の在り方を例示したところでございます。 私どもとしても、新たな観光ツーリズムとして、唐津市を周遊いただく手法としてサイクルツーリズムをここかしことポイントとして入れてまいりたいというふうに、具体的に検討とその仕込みをしているところでございます。 具体的には、唐津城の下には、既に今年度末にマップ等を置いて、団体の方々と連携した案内誘導のマップ等を生かしながら周遊を図ってまいりたいというふうな段階でございます。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 原雄一郎議員。 ◆9番(原雄一郎君) 確認ですけども、佐賀県が進められるまち駅プロジェクト、これ、どちらかというと地域づくりの事業に感じたと僕は理解していたんですけども、例えば、既に無人駅のところに、そこを会議室等々で利用していただいたりとか、集う場所として利用していただくという仕組みだったと思うんですけども、これは、今の浜崎駅で使う、しかも、それを観光でということは可能なんですか。 ○議長(笹山茂成君) 畔田経済観光部長。          (経済観光部長 畔田浩貴君登壇) ◎経済観光部長(畔田浩貴君) 再質疑にお答えします。 私どもが、今、入手しているものは、県が予算上程の際に公表された概要で、私、検討している段階でございます。県のほうも、議決後にその詳細が明らかになると思いますので、この詳細を踏まえまして、どういった形で市で利用できるかも具体的に検討してまいりたいと思っています。その上で、どこが利用できるかも、今、浜崎駅なのか、唐津駅なのかもその中で検討してまいりたいというふうに考えているところでございます。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 原雄一郎議員。 ◆9番(原雄一郎君) 先ほどのお話を伺っていますと、なかなか今後の展開というのがどれほど正確につかめていらっしゃるのかというのが、少し私のほうでは理解できないんです。 では、次に、浜崎駅の利用状況をお伺いしたいんですけども、実際、観光客の方って、どれくらいここの駅を利用されるんですか。そのことをお示しください。 ○議長(笹山茂成君) 畔田経済観光部長。          (経済観光部長 畔田浩貴君登壇) ◎経済観光部長(畔田浩貴君) 再質疑にお答えします。 まず、浜崎駅の利用状況を予算要求段階でつかんでいたという状況ではございました。この、どれくらい観光客が利用しているかといったことが、予算要求時点では、詳しく把握できておりませんでした。その時点では、浜崎駅の1日当たりの乗車人員が令和元年度で1日で600人、1年で約22万3,000人が利用されているという状況にとどまっておりまして、その後、GPS位置情報データを使用することによって、市内市外の利用者の割合の傾向をつかむことができるということがありました。 ただ、その要求時点では、私どもの契約が切れておりましたので、昨年12月にシステム契約を更新し、そのシステムの利用が可能になったことから、このGPS位置情報システムを利用しまして浜崎駅の利用傾向調査いたしましたところ、令和2年度は、市内在住者が約53%、市外在住者が47%でございました。これは、もっぱら市内の駅は7割ぐらいが市内で3割が市外という値に対しまして、浜崎は、意外に市外の利用者が多いという状況でございました。 ただ、年間利用者22万3,000人に対しまして、先ほどの市外利用者、47%掛け合わせて、それから、浜崎駅、そうしますと、市外からの来訪者は10万4,000人であるものというふうに推計しているところでございます。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 原雄一郎議員。 ◆9番(原雄一郎君) 先ほどのご答弁をお伺いしますと、唐津市内のほかの駅は、市外の方が約3割、それに対して浜崎駅は約5割、ちょっと数字的に、これは違う読み方しなきゃいけないのかなと思うんですね。例えば、浜崎駅周辺に勤務として来られていらっしゃる市外の方とか、そういった読み取り方をしないといけないと思うんですけども、そしたら、浜崎駅全体で、エリアとして、観光客の方はどれくらい来られていらっしゃるかについてお示しください。 ○議長(笹山茂成君) 畔田経済観光部長。          (経済観光部長 畔田浩貴君登壇) ◎経済観光部長(畔田浩貴君) 再質疑にお答えします。 先ほど私がご答弁しました、確かに、市外の利用者、これの中にはいろいろと目的がございます。そういう意味では、通勤や通学の方も含まれるものと思っておりますので、その後、私どもでも傾向を読み取るためのいろいろ調査をいたしまして、そうしますと、市外利用者47%の中から、浜崎駅を利用して、もうそこで降り立って、そこから徒歩で1キロ圏域ぐらいの間で動かれる方、これは、もっぱら通勤や通学で利用されるものというふうなことをみなしますと、この率をGPSデータから読み取りますと、少なくとも、先ほど市外47%は全体の39%ぐらいだというふうなデータが整ったところでございます。その数、約8万6,000人が通勤以外の目的で浜崎駅を利用されているのではないかと推計しておるところでございます。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 原雄一郎議員。 ◆9番(原雄一郎君) すいません、もう一度再質疑させてください。 浜崎エリア全体で、今度は駅関係なくです。恐らく、もし駅を、こういった観光案内所をつくられたら、浜崎駅エリアに来られる観光客の方が来られると思うんですよね。なので、今現在で、浜崎エリアに来られる方はどれくらいかをお示しください。 ○議長(笹山茂成君) 畔田経済観光部長。          (経済観光部長 畔田浩貴君登壇) ◎経済観光部長(畔田浩貴君) 再質疑にお答えします。 浜崎エリアというところでの全体的な数値は、詳しく把握には至っておりません。 なお、参考となる点といたしましては、例えば、浜崎の近くにあります浜玉観光案内所、今、山囃子保存会館でございますが、ここで案内を行っている件数、電話でございますけども、令和元年度、平成31年度は1,300件ほどでございました。そのほか、浜崎を降り立って、凪の音なり、そういう近くの旅館に泊まられているという方もいらっしゃいます。そのほか、フルーツランドをはじめとする方もいらっしゃいます。 いかんせんながら、私どもではその詳細にはちょっと把握できていないというところでございます。申し訳ございません。 ○議長(笹山茂成君) 原雄一郎議員。 ◆9番(原雄一郎君) ちなみに、今、観光課が持っていらっしゃるGPS調査では、メッシュといって、その幅を広げれば、こういった浜玉・浜崎エリア、もしくは、いろんなエリアで、そこの入込み客数というのが読める仕組みのはずです。この質疑をする際には、その質問も事前に出していたんですけども、ただ、今現在お持ちでないということであれば、ちょっと先に進めたいと思います。 今年の1月に、観光課が出されている唐津市観光地経営戦略プランというところの中で、これ、出されて、一般のいろんな意見を募集されていらっしゃるんですけども、この中でEBPM、つまり、ちゃんと根拠に基づいた施策を進めていくというふうに書いてあるんですね。それがあると、先ほどおっしゃられた、この浜崎、今回の事業については、根拠、もしくは今後の将来性、将来どういった事業をするかというところがすごく薄いように感じるんですけども、このことについてのお考えをお示しいただけますか。 ○議長(笹山茂成君) 畔田経済観光部長。          (経済観光部長 畔田浩貴君登壇) ◎経済観光部長(畔田浩貴君) 再質疑にお答えします。 観光地経営戦略、今、改訂中のものでございます。いろいろご意見を頂きながら、観光地経営戦略、データに基づくエビデンスの下、事業化していくというのを柱にしているところは確かなところでございます。 それにつきましても、いろいろ私どもで模索しながら、可能な限り現状の把握に努め、それから、最終的には人の移動と消費額を、それから、域内循環も把握するべき、必要であろうと思っております。 そういう不確かだと言いますか、期待も含めていろいろと伸び率の伸びどころのある分につきましては積極的に取り込んで、周遊観光、滞在時間の延長につなげてもらいたいと考えております。 戦略の中でもいろいろと滞在時間を延長するために、周遊道を使ったサイクリングの、先ほど申しました周遊とか、それから、新たな海沿いでのレクリエーション、体験型プログラムとか、そういったことをやろうということで、観光地経営戦略の中の下でやろうというところで考えているところでございます。 その一環として、この可能性のある浜崎駅を位置づけて、今回試験的にやらせていただきたいということを考えたところでございます。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 原雄一郎議員。 ◆9番(原雄一郎君) 根拠は、やっぱり確認していただきながら、事業は進めていただきたいと思います。 では、この項、最後の質疑にしたいと思うんですけども、浜崎エリアに、確かにいろんな観光資源がありますし、福岡エリアに対しての窓口、正面玄関口になるというのはすごく理解しております。 ただ、一方で、唐津市内にはたくさんの観光地がある中で、では、今、観光課として、どれくらい、その浜崎エリアを観光地として捉えているかというところについて少し疑問があります。 というのも、先ほど申しました、1月に出された観光地経営戦略プランの中の次の資料の中に、唐津市内各地の入込み客数がいろんなところで出されています。唐津城であったり、旧唐津銀行であったり、ふるさと会館アルピノであったりとか、桃山天下市とかです。 実は、この中に浜崎エリアの資料が一つもないんですよ。なので、この資料と、あとは、この観光地経営戦略プランを見た中で、浜崎エリアにどれだけ力を入れようとされていらっしゃるのかというのが、少し疑問があるんですけども、そのあたりの考え方についてお示しいただけますか。 ○議長(笹山茂成君) 畔田経済観光部長。          (経済観光部長 畔田浩貴君登壇) ◎経済観光部長(畔田浩貴君) 再質疑にお答えします。 観光地経営戦略上での位置づけのご質疑でございました。 データ取得につきましての基礎データ、いろいろと観光地経営戦略のほうに資料編として掲載させていただいているところであります。 確かに、浜崎エリアのデータというところでは、議員ご指摘のとおり、記載のほうなりデータ把握については、先ほど来申し上げておるとおり、十分な把握には至っていないというところでございますが、今後は、努めて事業を実施する際には、先ほどご提示になったメッシュで捉えるとか、いろんな動向等を読み取ってまいりたいというふうには考えております。 また、これからどうしていくのかという点でございますけども、今現在、集客拠点としてのエリア別やテーマ別観光にシフトしているところでございます。とりわけ、肥前名護屋城陣跡を中心としながら、呼子・鎮西・肥前での周遊を促進させていくのは施策の大きな柱としていただいております。イメージ発信も力を入れながら、それで、呼子・鎮西・肥前エリアに集客したお客様をほかのエリアへと回遊させる、それは、浜玉や相知、厳木、北波多などでも分散させるという必要性もあるなというふうに捉えているところでございます。 浜玉だけを中心というものではなく、福岡からの玄関口であるこの浜玉から、今後唐津城、七ツ釜、波戸岬へと、どのように周遊ルートを形成していくかということも視野に入れた試行的な取り組みの一環として、この事業を通じて模索して検証してまいりたいというふうに考えているところでございます。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 原雄一郎議員。 ◆9番(原雄一郎君) それでは、次の項に行きます。 祭り振興費について再質疑いたします。先ほどは、全庁的な補助金見直しの中で、伝統的な祭りについては残されたというようなご答弁だったと思います。 では、今回の事業費の内訳、どのお祭りに幾らを使われているかについてお示しいただけますか。 ○議長(笹山茂成君) 畔田経済観光部長。          (経済観光部長 畔田浩貴君登壇) ◎経済観光部長(畔田浩貴君) 再質疑にお答えします。 各祭りの補助金の内訳というご質疑でございました。 浜崎祇園山笠、浜崎祇園山笠振興会に582万9,000円、相知くんち、相知町郷土芸能保存会に55万円、呼子大綱引、呼子大綱引振興会に120万円、唐津くんち、唐津曳山取締役会に306万5,000円、合計1,064万4,000円の事業の内容となっております。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 原雄一郎議員。 ◆9番(原雄一郎君) お伺いすると、浜崎祇園山笠が582万円、ほかの相知くんちの55万円や呼子の120万円に対してすごく多いように感じるんですけども、この対象経費はどういうふうに計算されているのか、また、よかったら、何で浜崎祇園がこんなに大きくなるのかなというところだけ確認したいんですけど。 ○議長(笹山茂成君) 畔田経済観光部長。          (経済観光部長 畔田浩貴君登壇) ◎経済観光部長(畔田浩貴君) 再質疑にお答えします。 まず、補助対象経費のご質疑でございます。対象経費につきましては、祭りを実施する団体の事務局運営に要する経費、宣伝広告や山笠制作、それから、安全対策のための交通誘導警備など、事業の実施に要する経費を補助対象としているところでございます。 その中で、私が内容を通じて把握している限りでは、浜崎山笠につきましては、かなり大きな高い山笠を3台製作されるということもあって、その高所作業車なり、そういった手間も必要です。それから、高いことで信号機を祭りのたびに動かしたりとかいった、いろいろ動かす上で必要な経費がほかの祭りよりも多くかかっていたというふうな記憶しているところでございます。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 原雄一郎議員。 ◆9番(原雄一郎君) そしたら、すいません、少し詳しく、それぞれの祭りの補助対象経費、内訳、教えてください。 ○議長(笹山茂成君) 畔田経済観光部長。          (経済観光部長 畔田浩貴君登壇) ◎経済観光部長(畔田浩貴君) 再質疑にお答えします。 令和元年度の実績額でお答えさせていただきます。浜崎祇園山笠の対象経費、消耗品費や通信費、高所作業車や仮設トイレの賃借料などの運営費149万7,550円、山笠製作費が409万6,796円、交通誘導警備などの交通対策費が54万8,748円、ポスターやリーフレット製作などの広告宣伝費が94万4,604円となり、補助対象経費の合計は708万7,698円となっております。 なお、それぞれ食糧費とか賃金につきましては、この対象経費から除外させていただいているところでございます。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 原雄一郎議員。 ◆9番(原雄一郎君) 一点、確認ですけど、相知くんちの補助対象経費も併せて確認させてください。 ○議長(笹山茂成君) 畔田経済観光部長。          (経済観光部長 畔田浩貴君登壇) ◎経済観光部長(畔田浩貴君) 再質疑にお答えします。 失礼しました。相知くんちの対象経費は、山笠製作費の61万1,395円となっており、これにつきましては、いろいろそのほか75万円ほどの対象外経費も除いているという状況でございます。 以上でございます。
    ○議長(笹山茂成君) 原雄一郎議員。 ◆9番(原雄一郎君) 相知のほうには交通誘導費とか、ポスター、リーフレット宣伝広告費はないんですけども、これは、相知のほうからの申請もなかったんですか。 ○議長(笹山茂成君) 畔田経済観光部長。          (経済観光部長 畔田浩貴君登壇) ◎経済観光部長(畔田浩貴君) 再質疑にお答えします。 事業実施なさる団体のほうからの要望書として承った内容の基に精査をいたし、これまで補助の金額の予算化を図ってきたところでございますが、いろいろと団体によっての捉え方も違うというのは私のほうも認識しているところでございます。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 原雄一郎議員。 ◆9番(原雄一郎君) それでは、この項、最後の質疑にしたいと思いますが、これ、基準を出されるお祭りの基準って何かあるんですか。例えば来場者数であるとか、もしくは、何かほかのところとか。ほかの地域でも同じようにたくさんの方が来られているお祭りというのが幾つかあるんですね。もしくは、前回ついたように、小友漁港の海中、海を渡る山笠とか、地域によっては珍しいお祭りとか、そういったお祭りがあると思うんですけども、観光として捉えて観光で出されて、ほかのところと線引きされたところは、基準は何かお示しください。 ○議長(笹山茂成君) 畔田経済観光部長。          (経済観光部長 畔田浩貴君登壇) ◎経済観光部長(畔田浩貴君) 再質疑にお答えします。 対象基準のことについてのご質疑でございました。 冒頭、議員のほうからの定義についてのご質疑に対して私がお答えした経過の中で、補助事業の見直しの中の一環として、観光を目的とした事業を今回整理したという段階だと申し上げたところでございます。 当然、今、ご指摘のとおり、先ほど来、ご質疑に対して私がお答えしているとおり、対象経費の考え方とか、その基準、それから、誘客できる祭りとはどんな基準なのかとかいう選定につきましては、今のところ明確な基準がないという状況ではございます。これまで補助を行ってきた祭りを主たるものとしながら、補助を継続しているという状況でございます。 市外からの集客性と地域への効果をもたらす祭りであるか見極めるための基準は必要であるというふうに捉えております。地域性も考慮しながら、祭り補助のルール化を進めてまいりたいというふうに考えております。 スケジュールとしましては、令和4年度におきまして、補助対象の基準、対象経費、補助率、上限額での整理に着手し、ルール化に向け、実施団体との協議調整を図ってまいりたいというふうに考えているところでございます。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 原雄一郎議員。 ◆9番(原雄一郎君) 観光の視点ではそうかもしれないですけど、地域にとってお祭りって物すごく重要なものなので、いきなりそれがなくなるというのは、なかなかリスキーなところもある、地域の方にとっても大変なところがあると思うので、よかったら、地域づくり課さんとかと協議しながら整理していただけたらと思っております。 では、次の項に移ります。 観光地経営推進費についてお伺いいたします。 次に、波及効果を検証する中で、地域内循環率等をどうやって把握されているか、または、先ほどちょっと出ましたGPS位置情報システムで調査可能な項目について、この2項目についてお示しください。 ○議長(笹山茂成君) 畔田経済観光部長。          (経済観光部長 畔田浩貴君登壇) ◎経済観光部長(畔田浩貴君) 再質疑にお答えします。 2項目ございました。 まず、効果検証の中の、いわゆる域内調達率のことだっただろうと捉えております。 現在、市としましては、市内観光関連事業者の域内調達率は把握できておりません。市内観光関連事業者向けのアンケートを調査しているところでございます。 現在、市内商工3団体を通じてアンケート調査を配布していただいている最中でございまして、本年6月をめどに調査結果をまとめる計画で調査を進めているところでございます。これを基に、域内調達率の基盤となる、基礎となるデータを把握し、いろいろとDXなりデジタル化を使って、何とか効率的な調達率を把握してまいりたいというふうに考えているところでございます。 また、2つ目のご質疑でありましたGPS位置情報です。市が通年でシステムを利用できる権限を現在取得しております。本市に限らず日本国内の動向を調査することも可能なシステムでございます。その調査可能な項目のうち、代表的なものをご紹介させていただきますと、まず、期間中の延べ滞在人口、それから、時間ごとの滞在人口の推移を調査することが可能でございます。 2つ目に、来訪者の数はもとより、居住地、性別や年代別などの属性も調査することができるほか、曜日ごとに来訪動向や期間中のリピート率なども地点別に調査することが可能だというふうに伺っているところでございます。 このほかにも複数の地点を周遊した人の割合、それから、通行者、歩行者の移動の方向性なども把握することが可能となっておりますので、これをうまく活用しながら、より現状把握に努めてまいりたいというふうに考えているところでございます。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 原雄一郎議員。 ◆9番(原雄一郎君) それでは、次の項に移ります。 議案第5号の海中展望塔管理費について、先ほどは、来館者数の推移についてお伺いしましたので、次は、内装リニューアルの計画についてお示しください。 ○議長(笹山茂成君) 畔田経済観光部長。          (経済観光部長 畔田浩貴君登壇) ◎経済観光部長(畔田浩貴君) 再質疑にお答えします。 海中展望塔の内装改修につきましては、昭和49年のオープンから一度も実施していないという状況でございまして、電気設備、壁面などの機能更新を行うと同時に、今後、鎮西・呼子地区に整備予定の高速回線を活用したデジタル技術による誘客の仕掛けといたしまして、プロジェクションマッピングなどを導入した施設としてリニューアルをすることを計画をいたしているところでございます。 時代のニーズに合った施設として機能向上を図ることにより、特にカップルやファミリー層への誘客力を高め、これまで以上に来館者の思い出に残る施設にしたいと考えているところでございます。 令和4年度に改修に向けた計画設計を行って、それを受け、翌年令和5年度には内装改修工事を行った後、令和6年度あたりにリニューアルオープンができればというふうな計画を立てているところでございます。 デジタルを活用し、リアルとバーチャルを演出することにより、若者やリピーターを増やすこと、そして、近隣にあります肥前名護屋城や呼子地区と海中展望塔を絡めた周遊ルートをつくることで、観光客の滞在時間の延長にもつなげてまいりたいというふうに考えているところでございます。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 原雄一郎議員。 ◆9番(原雄一郎君) 内装リニューアルに関しては理解できました。 では、一方で、ちょっと気になるところが、施設全体の耐用年数が大丈夫かというふうに気になるところなんですけども、内装のリニューアルだけでよいのか、お示しください。 ○議長(笹山茂成君) 畔田経済観光部長。          (経済観光部長 畔田浩貴君登壇) ◎経済観光部長(畔田浩貴君) 再質疑にお答えします。 本施設につきましては、ご案内のとおり、海水の影響を直接受ける環境下にございまして、先ほど来申し上げている建設から47年が経過しており、施設の外部においても全体的に老朽化が進んでいるところでございます。 ただ、これもいろいろと建築学会の方にご視察いただいた際に、やはり日頃のメンテナンスがあって、これだけの厳しい環境下でいい状態で保たれていると評価も頂いているところでございます。それに、毎年点検をしながら、少しずつではありますが、施設の維持を図ってきているところでございます。 FRP素材でできている塔本体の部分につきましては、平成24年度の調査におきまして、定期的な防食工事を施しながら、あと50年ぐらいは利用が可能だというふうな診断結果も出ているところでございます。潮だまりなどができやすい桟橋部分につきましては、令和元年度調査にて、補強材の鉄骨部分に、やはり腐食やいろんな支障となるところが報告されております。 現在のところ、この部分補修にて対応してきておりますが、やはり将来的には、議員ご指摘のとおり、桟橋の架け替えなど大規模な改修を施し、施設を長く使っていくような手だても必要になってくるというふうに考えているところでございます。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 原雄一郎議員。 ◆9番(原雄一郎君) それでは、次の項、玄海町と唐津市における事務の受託に関してについて再質疑します。 先ほどは経緯についてお伺いしました。その中で、過去、そういった事務受託を受け入れるという協議があったというところは理解できました。では、ちょっと俯瞰して見たときに、今回、玄海町から事務委託を受ける唐津市としてのスケールメリットというのがどういうふうにあるのかについてお示しください。 ○議長(笹山茂成君) 堀田政策部長。          (政策部長 堀田 信君登壇) ◎政策部長(堀田信君) 再質疑にお答えいたします。 先ほどご説明いたしましたとおり、玄海町は合併協議の際、広域圏組合等で行っておりました事務につきましても、唐津市が事務委託を受けることを前提といたしまして広域圏組合や一部事務組合の解散に同意されております。 地方自治法に基づく事務制委託制度というものは、玄海町が当然担うべき事務を唐津市の事務と同様に管理し、そして、適正に執行することになります。言い換えれば、唐津市が事務を行ったことで、玄海町がその事務を執行したことになります。その点、唐津市が負うべき責任というものは必然的に大きくなるというふうに理解しております。事務の効率化、省略化という面におきましても、唐津市よりも玄海町のメリットのほうが大きいものと考えております。 共同で行う場合には、スケールメリット等も出てくるかと思いますけれども、今回のこの部分に関しまして言いますと、事務委託ということで、そういった部分が非常に見えずらい状況ではあるというふうに認識はしております。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 原雄一郎議員。 ◆9番(原雄一郎君) それでは、次に、負担金の積算根拠についてお伺いいたします。 例えば、迷惑施設と呼ばれるような、ごみ最終処分場等に関して言えば、管理費、運営費とかのほかに、まだ多大な労務であったり、職員の皆さんのご苦労で、ご苦労というのを言い換えると、それが給料になるので自然になるんですけども、そういった部分がたくさん出てくると思います。また、それ以外に見えない部分も出てくると思うので、単純にランニングコストを人口割でするというところになると、どうしても唐津市の負担が大きくなってくるように見えるんですけども、そのあたりの積算根拠、ランニングコスト以外の部分がどういうふうに適切に反映されているかについてお示しください。 ○議長(笹山茂成君) 堀田政策部長。          (政策部長 堀田 信君登壇) ◎政策部長(堀田信君) お答えいたします。 負担金の算定につきましては、令和3年度におきまして、全庁的に委託事務の管理及び執行に要する経費及び委託料算定率の見直しの協議を行いました。その結果、令和4年度から、全ての事務委託事業において平等割を8%とすることで、全体調整を行ったところでございます。 適正な負担金かどうかという点につきましては、住民サービスの提供は、地方公共団体が自ら自治事務として当然行わなければならないとの原則に基づきまして、唐津市としましては、玄海町が自ら当該事業を行う場合に必要な費用を算出し、共同で行った場合における効率化、費用対効果、事務の縮減等につきまして考慮し、自治体間の負担金の額を協議すべきであると認識しております。 次に、ランニングコスト以外の部分、いわゆる人件費が負担金に適正に反映されているかという点についてでございますが、これまで事業に人件費を加えたもの、事業費には加えておりませんが、一般管理費として人件費相当額を計算しているもの、人件費をいただいていなかったものなど、経費算定の方法が違っておりました。 今回の協議では、これまで経費に加算されていなかった管理職の給与等につきましても、新たに業務割合に応じた額を算出し、全ての事業の総事業費に人件費を加算することといたしたところでございます。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 原雄一郎議員。 ◆9番(原雄一郎君) それでは、この項、最後の質疑にしたいんですが、協議のときに玄海町からの意思表示がどのようにあったかについて、要望等があれば、また事務委託をどういうふうに望んでいらっしゃるかについてお示しください。 ○議長(笹山茂成君) 堀田政策部長。          (政策部長 堀田 信君登壇) ◎政策部長(堀田信君) お答えいたします。 負担金協議の際の玄海町から伺いました要望についてでございますが、まず人件費については、実際に事務に携わっている職員に係る人件費を算定すること、人件費について事業費総額に含めること、事業経費区分の精査を行うこと、委託事務の内容、種類、形態ごとの考え方に基づき、それぞれ負担率を算定するのではなく、全ての事業において、同じ率で統一してほしい、平等割等については、自治体を1対1の関係として捉えるのではなく、人口規模等を考慮してほしいというなどの要望がございました。 玄海町が事務委託に関してそういう要望を出されたところでございますけれども、今後の考え方でございますが、事務委託に関しましては、玄海町としても単独で業務を行うよりも、唐津市に委託するほうが経済的にもメリットがございますので、引き続き事務委託の継続を望んでいらっしゃるところでございます。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 原雄一郎議員。 ◆9番(原雄一郎君) それでは、次の項、議案第48号、中小企業等組合活動強化支援補助金について、この項の最後の質疑になります。 今回、組合のみを対象とされる理由についてお示しください。 ○議長(笹山茂成君) 畔田経済観光部長。          (経済観光部長 畔田浩貴君登壇) ◎経済観光部長(畔田浩貴君) 再質疑にお答えします。 中小企業では、経営支援が限られ、経営上の制約があり、個々の企業努力だけでは課題を解決することが困難な場合もあるというふうに捉えております。 そのため、組合制度を活用することで、企業同士が連携し、それぞれが保有するノウハウ、経営資源を補完し合い、共同での仕入れによるコスト削減や新技術の開発、販路開拓など、様々な活動を通じて経営基盤の強化が図られており、この組合へ支援を行うことにより、スケールメリットを生かした地域経済の維持、振興を図りたいというふうなことを考えたところでございます。 また、唐津市中小企業・小規模企業振興条例の中小企業者等の努力条文におきまして、中小企業者等は、自らの経営能力の向上並びに中小企業者等相互の交流及び連携を図るため、地域別、業種別の中小企業団体への加入に努めるものとするというふうに規定させていただいております。 コロナ禍という厳しい状況の今だからこそ、組合に加入している利点を生かしていただき、組合の存在感を発揮していただきたいという考え方の下、今回の事業化を決定いたしたところでございます。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 原雄一郎議員。 ◆9番(原雄一郎君) 以上で議案質疑を終わります。 ○議長(笹山茂成君) 宮原辰海議員。 ◆3番(宮原辰海君) 3番、志政会、宮原です。今議会に提出されました議案第1号、令和4年度唐津市一般会計予算のうち、総務費から4項目、民生費から4項目、衛生費から3項目、最後に土木費から1項目、合わせまして12項目についてお尋ねいたします。 併せまして、議案第41号、令和3年度唐津市一般会計補正予算から、土木費について1項目を質疑させていただきます。 まず、1回目の質疑ですが、原子力災害対策施設維持管理費について、施設の概要と事業費の内訳についてお示しください。 次に、原子力災害時広域避難先施設管理台帳作成事業費につきましては、避難先施設と台帳作成事業費の内訳についてお尋ねいたします。 続きまして、賦課徴収事務費につきましては、賦課徴収事務費の主な内容はどういったものがあるのか、また昨年度から増額しておりますが、その要因についてお尋ねいたします。 次は、総務費の最後になりますが、唐ワンくん運用事業費につきましては、運用事業費の内訳と唐ワンくんを活用してどのような活動を行っているのか、お尋ねいたします。 続きまして、民生費に移ります。 まず初めに、遺家族援護費ですが、この遺家族援護費とはどのような事業を行っているのか、お尋ねいたします。 次に、老人クラブ団体運営事業費についてですが、少子高齢化が進む中、高齢者が担う役割も年を追うごとに重要となっております。老人クラブは地域を豊かにする社会活動に取り組んでおられ、明るい長寿社会づくりや保健福祉の向上に努められております。唐津市の老人クラブの組織数、また会員数をお示しください。 民生費の3番目、唐津市市民活動支援センター事業費についてです。 市民活動支援センターでは、ボランティア活動等の支援をされているということですが、センターでは具体的にどのような業務をされているのか、お尋ねいたします。 民生費の最後になります。 子育て支援センター運営費については、運営費の内訳についてお尋ねいたします。 続きまして、衛生費からは3項目ありますが、まず初めに火葬場維持管理費についてお尋ねいたします。 市内にある5つの火葬場の配置、経過年数、配備についてお尋ねいたします。 次に、環境保全対策費については、事業内容について確認したいと思います。 環境保全啓発費につきましては、事業の概要についてお尋ねいたします。 一般会計予算の最後になりますが、土木費から、松浦河畔公園再整備事業費について、令和4年度にどのような整備計画を想定されているのか、お尋ねいたします。 また、コロナ禍ではありますが、市内外からたくさんの親子連れやスポーツ愛好家、愛好者が公園に見えられておりますが、利用者の思いや声はどのように公園整備に反映されるのか、併せてお尋ねいたします。 最後の項になりますが、令和3年度唐津市一般会計補正予算の中から、土木費について、都市公園施設長寿命化事業費、繰越明許費の事業概要についてお尋ねいたしまして、1回目の質疑とさせていただきます。よろしくお願いいたします。 ○議長(笹山茂成君) 濵口総務部長。          (総務部長 濵口 智君登壇) ◎総務部長(濵口智君) 原子力災害対策施設維持管理費、施設の概要と事業費についてご説明いたします。 原子力災害対策施設は、原子力緊急事態において、離島など、その地理的条件から、即時避難が容易でないということで、一定期間その場にとどまらざるを得ないことが想定される、そういった場所に対しまして、放射性物質または放射線の異常な放出からの防護対策として、平成25年度から平成30年度にかけて整備をしてきた施設でございます。 離島及び老人福祉施設に全部で15の設備の整備をいたしてございまして、それらの維持管理を行っているものでございます。 管理費の内訳でございますが、施設の光熱水費、非常用自家発電機、消防設備、陽圧化の装置等、こういった機械装置の定期点検等の委託費、それから施設設備の修繕など、総額2,532万9,000円を予算に盛り込まさせていただいてございます。 次に、原子力災害時広域避難先施設管理台帳作成事業費でございますが、唐津市原子力災害対応避難行動計画において、唐津市民の広域避難施設は、県内の5市7町に319カ所ございます。この319カ所の施設管理台帳を作成するものでございまして、事業費全額を国の原子力発電施設等緊急時安全対策交付金を活用して実施しようとするものでございます。 事業内容でございますが、それぞれの施設の調査を行いまして、施設台帳を作成するものでございます。調査する項目といたしましては、駐車可能台数、施設のバリアフリー化の有無、トイレの洋式だとか、多目的トイレがあるかなどのトイレの状況、感染症対策を考慮した避難スペースの把握、防災資機材の品目や数量等などの備蓄状況の把握、それからペット避難の対応が可能であるかどうかの確認、それから自然災害ハザードの指定区域になっているかどうかの確認、そういった項目を調査いたしまして、避難所、レイアウト図の作成も行うという事業内容でございます。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 緒方市民部長。          (市民部長 緒方俊寿君登壇) ◎市民部長(緒方俊寿君) 宮原議員のご質疑にお答えいたします。 4項目ございました。 まず、賦課徴収事務費の主な内容でございますが、まずこの事業は、市税等の賦課、減免、申告受付、納税通知、徴収、督促、滞納整理、還付等に係る経費を計上いたしております。 具体的に申しますと、会計年度任用職員の報酬をはじめ、集合徴収における納税通知書の印刷及び発送に係る郵便料、収納に関する預金等の紹介に係る手数料、地方税における手続をインターネットを利用して電子的に行うシステム、eLTAXの使用料及び賃借料などを計上いたしております。 賦課徴収事務費が前年度から1億3,051万9,000円の増額となっております。その主な要因でございますが、固定資産税の賦課におきまして、次回の評価替え基準年度が令和6年度でありますので、その準備を令和3年度から令和5年度にかけて計画的に現在、業務を実施しております。 各年度間での増減額が生じますが、その主な内容といたしましては、空中写真撮影及び写真地図作成業務として5,700万円、不動産鑑定業務として4,624万7,000円、土地評価替え業務として3,385万8,000円を計上したことによるところが昨年度から大きく増額している主な要因でございます。 次に、火葬場維持管理費でございます。 本市にあります5つの火葬場につきましては、市町村合併前から引き続き使用を続けておりますが、配置箇所といたしまして、大平山斎苑が唐津市神田、浜玉斎場さくら苑は浜玉町渕上、相知厳木斎場は相知町町切、肥前斎場は肥前町新木場、呼子町霊葬場は呼子町呼子となっております。 次に、火葬場の経過年数を古いほうから申しますと、呼子町霊葬場は昭和62年3月の竣工から35年が経過、肥前斎場は昭和63年3月の竣工から34年が経過しており、長期稼働に伴う施設の老朽化や設備機能の低下が懸念されているところでございます。 相知厳木斎場は平成6年7月の竣工から27年が経過、浜玉斎場さくら苑は平成8年3月の竣工から26年が経過、それから大平山斎苑は平成11年9月の竣工から22年が経過しているところでございます。 次に、火葬炉の数につきましては、大平山斎苑が4基、肥前斎場が3基、浜玉斎場さくら苑、相知厳木斎場、呼子町霊葬場につきましては、それぞれ2基となっております。 また、大平山斎苑には動物用の火葬炉1基を配備しているところでございます。 次に、環境保全対策費の事業内容でございますが、これは河川等の水質検査、一般環境騒音及び道路交通の騒音と振動の測定、悪臭等の苦情への対応や河川等への油等の流出による汚濁防止を図るなど、環境保全に努めているところでございます。 また、環境保全に係る情報交換を行うため、九州都市環境行政連絡会議への出席費用なども計上をいたしております。 次に、環境保全啓発事業でございますが、環境と調和した社会の形成を目指していくために、環境対策全般にわたって市民の皆様、事業所に対し、意識高揚と行動喚起を図るための啓発を行うことを目的といたしております。 主な事業内容は、本市の環境の状況及び環境の保全に関して講じた施策を公表するための「唐津市の環境」の作成、小学生を対象に、川に住む生物を調査することで、川の水質を調べる水生生物調査や食べ物やエネルギーを大切にすることを学ぶとともに、できるだけ水を使わず、ごみを出さないように工夫して行うエコ料理教室の実施や本市の環境保護やエコ活動、ごみの正しい出し方などをお知らせするための広報誌、環境だよりの作成等を行っているところでございます。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 堀田政策部長。          (政策部長 堀田 信君登壇) ◎政策部長(堀田信君) 宮原議員のご質疑にお答えいたします。 唐ワンくん運用事業についてでございますが、この事業は、地域に親しまれているご当地キャラクターである唐ワンくんを活用し、市の事業のPRや子育て支援、青少年の健全育成に向けた取り組みを行っているものでございます。 令和4年度の事業費の内訳でございますが、2つの委託費用を見込んでおりまして、1つ目は、唐ワンくん運用業務委託費用として686万7,000円、2つ目といたしまして、劣化が見られます唐ワンくんの着ぐるみ製作業務委託費用といたしまして73万7,000円、合わせまして760万4,000円を計上させていただいております。 次に、唐ワンくんの活動実績についてお答えいたします。 主な業務について、令和2年度での実績になりますけれども、お答えさせていただきますと、子供たちへの情操教育、道徳教育への協力として、幼稚園や保育園、学校などへ50回の訪問、これを除きます市内外でのイベント、行事には合わせて76回の参加、そのほかメディアへの出演や取材対応として27回、全て合わせまして153回の出演や参加を行っております。 令和2年度は新型コロナ感染症対策の影響を受けまして、イベントや行事の中止、縮小などにより、参加回数は前年度に比べ31%減少いたしておりますが、一方でSNSを利用したインターネットでの情報発信のほか、インターネットの生配信、またインターネット上でのオンライン番組への生出演など、オンラインでの活動は増加したところでございます。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 田中保健福祉部長。          (保健福祉部長 田中寿幸君登壇) ◎保健福祉部長(田中寿幸君) 宮原議員のご質疑にお答えいたします。 遺家族援護費でございます。 事業内容でございますが、本事業では、本市が主催いたします戦没者追悼式の開催と市が管理する忠霊碑などの維持管理を実施しております。 戦没者追悼式につきましては、市内9会場で、例年4月から5月にかけて、一部地域では10月に開催しております。 忠霊碑などの維持管理につきましては、国有地、民有地に設置しております忠霊碑の土地使用料の支払いなどを行っているところでございます。 次に、老人クラブ団体運営事業費でございます。 唐津市老人クラブの組織体制と会員数でございますが、唐津市老人クラブ連合会本部、その下に支部として単位老人クラブで組織されておりまして、支部は旧市町村ごとに9つ、支部の下に148の単位老人クラブがございます。令和3年度当初の会員数は7,860人でございます。 次に、唐津市民活動支援センター事業費でございます。 事業内容でございますが、市民活動支援センターは、通称「ステップ」として、平成20年8月1日から高齢者ふれあい会館りふれ内に開設しております。共生社会構築の拠点として、市民の経験、能力及び意欲を生かし、地域活動や市民活動などを通して、地域の担い手としての新たな一歩を踏み出していただくための総合窓口として、情報提供や相談窓口を設置し、市民の出会いの場を提供するものでございます。 本事業は、唐津市社会福祉協議会に委託し実施しておりまして、主な業務内容は、ボランティアや就業等の相談業務、技能を生かした人材派遣希望者の技能登録業務、登録された人材情報を活用し、施設や団体等へ派遣する人材派遣業務などを行っております。 次に、子育て支援センター運営費でございます。 子育て支援事業を行う拠点として、子育て支援センターを設置し運営するもので、総事業費は2,159万3,000円でございます。 その内訳でございますが、人件費1,058万5,000円、これはキッズルーム運営のために雇用している会計年度任用職員2名及び事務補助職員3名の報酬、手当及び保険料等でございます。 次に、需用費286万9,000円、これは施設の光熱費、消耗品費や施設修繕料でございます。 次に、役務費23万4,000円、これは消防施設法定点検業務や火災保険料でございます。 次に、委託料664万5,000円、これは施設の警備業務や清掃業務等の委託料でございます。 最後に、賃借料126万円、これは駐車場の土地賃借料となっております。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 宗田都市整備部長。          (都市整備部長 宗田匡央君登壇) ◎都市整備部長(宗田匡央君) 宮原議員のご質疑にお答えいたします。 2項目ございました。 まず、松浦河畔公園再整備事業費について、整備計画の想定はされているのかというお尋ねでございます。 まず、本公園は、都市計画法に基づきます都市計画で、唐津市唯一の総合公園であり、市民の休息、観賞、散歩、遊戯、運動等の総合的な利用に供する公園でございます。 昭和48年から整備が開始されまして、現在の開設面積は約23.8ヘクタールでございます。現在、都市公園施設長寿命化事業で遊具やあずまや等の更新工事は行っているものの、近年市民の新たなニーズが高まっていることや利用率の低い中央駐車場や老朽化の激しい国際交流広場も含め、今後の利用率の高い総合公園を目指し、再整備することで、若者や子育て世代などの定住促進を図るなど、持続可能なまちづくりに寄与する公園として整備したいと考えております。 整備計画の想定としましては、今年度、松浦河畔公園周辺の小学校4校、中学校3校、高校2校、特別支援学校1校の生徒及び公園利用者を対象として約2,500人に公園の改善したいところや整備してほしいものについてアンケート調査を行いました。その結果も精査し、計画の中に盛り込んでいけたらと考えております。 また、そのほか、想定の中では利用率が低い中央駐車場などの場所に若者向けの遊戯及びスポーツ施設の整備、利用率が高い施設等にある駐車場及び多目的に利用できる芝生広場の拡張、家族や友人などゆったりできる休憩施設や安心・安全のため繁茂した樹木の伐採や遊水地及び水路の改修、安全柵の設置、また園路やトイレのUD化など、いろいろと想定はしておりますが、今からの計画でもございますので、今回の令和4年度の基本設計の中において、しっかりと計画をしていきたいと考えております。 次に、都市公園施設長寿命化事業の概要でございます。 この事業は、都市公園を対象とした遊戯施設等などの更新を行う事業でございます。平成26年度に佐賀県が策定されました都市公園に係る社会資本総合整備計画に位置づけいたしまして、唐津市公園施設長寿命化計画を策定、平成27年度から10カ年で社会資本整備総合交付金事業により実施しているものでございます。 事業は、5カ年ごとに計画の見直しを行い、現在、令和2年度から令和6年度の5カ年におきまして31公園を対象としまして122の公園施設を更新予定としております。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 13時に再開することとし、休憩します。                   ~~~~~~~~○~~~~~~~~                     午後 零時00分  休憩                     午後 1時00分  再開                   ~~~~~~~~○~~~~~~~~ ○議長(笹山茂成君) 休憩前に引き続き、会議を開きます。 議案質疑を続行します。宮原辰海議員。 ◆3番(宮原辰海君) それでは、原子力災害対策施設維持管理費から再質疑をさせていただきます。 令和3年度に比べまして新年度予算額が減額となっておりますが、その理由についてご説明ください。 ○議長(笹山茂成君) 濵口総務部長。          (総務部長 濵口 智君登壇) ◎総務部長(濵口智君) この事業の予算額でございますが、令和3年度が4,728万7,000円に対しまして、令和4年度予算案が2,532万9,000円と約2,200万円減額になってございます。 この主な理由でございますが、非常用自家発電機の定期点検、これは毎年度実施をいたしております。これに加えまして一定年数ごとに交換しなければならない例えば、バッテリーですとかファンベルトといった部品交換作業を令和3年度は実施をいたしておりまして、全部で24基あるうちの12基について、その定期交換部品の作業を行っております。令和4年度はこの交換時期に至るものがございませんので、その費用の約924万円が減額になっております。 また、松島の原子力災害対策施設は、休校中の小学校の音楽室に設置をいたしております。この施設全体の老朽化が進みまして、避難区画内の外壁ですとか屋上にひび割れなどが生じておりましたので、その改修を令和3年度に約1,100万円かけて実施をいたしております。令和4年度は大きな改修等は予定してございませんので、予算の減額になったものでございます。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 宮原辰海議員。 ◆3番(宮原辰海君) それでは、この項、最後に質疑になりますが、原子力災害対策施設内に備蓄してある備蓄食料の更新計画について、更新した備蓄食料はどのように有効活用されているのか、お尋ねいたします。 ○議長(笹山茂成君) 濵口総務部長。          (総務部長 濵口 智君登壇) ◎総務部長(濵口智君) 万が一の原子力災害に備えるために、原子力災害対策施設の整備に併せまして、3日間分の非常食及び飲料水の備蓄を行ってきたところでございます。施設ごとに備蓄を開始しました時期が異なりますので、令和元年度から順次、更新を行ってございます。 非常食でございますが、当初、備蓄はレトルト食品のみを行っておりましたが、数日間の避難生活を考慮いたしますと複数種類あったほうがよいということで、令和2年度からは従来のレトルト食品に加えまして、パン、これはアルミに包んだような保存用のパンでございます。それから、米粉、米の粉のクッキーといった非常食も追加をさせていただいております。 更新の際、期限を迎えます備蓄食料の利活用状況でございますが、まず賞味期限を迎える前に有効利用を図りたいと考えておりまして、離島住民の皆様に訓練等を通しまして備蓄食料を配布させていただいております。地域、家庭での備蓄の促進の啓発に利用をいたしておる状況でございます。また、離島以外でも自主防災組織などが研修・訓練を実施される場合に、またそのほか各地区への防災講和に出向いた際にも、同様の効果を求めまして有効活用に努めているところでございます。 まずは防災に寄与するところで利用をいたしますが、それでも余剰が出ます場合には、これらに加えまして、社会福祉協議会にございますフードエイドからつへの提供を実施したいと考えております。 さらに、最近では、子ども食堂を始めたいというような方からの問合せ等があってございますので、可能な限り有効利用を図っていきたいと考えております。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 宮原辰海議員。 ◆3番(宮原辰海君) 続きまして、原子力災害時広域避難先施設管理台帳作成事業費について、再質疑を行います。 事業実施により得られる効果と、なぜこのタイミングで実施しなければならなかったのか、お尋ねいたします。 ○議長(笹山茂成君) 濵口総務部長。          (総務部長 濵口 智君登壇) ◎総務部長(濵口智君) 本市と佐賀県、そして広域避難先の12市町で構成いたします唐津市原子力災害時広域避難対策協議会というものがございまして、そこにおきまして避難受入れの流れ、避難の際の役割分担の確認、そういったものの協議を行ってきたところでございますが、これまでの原子力防災訓練において広域避難先の避難所開設等の訓練を実施してきたわけでございますが、その中で迅速かつ円滑に広域避難所を開設・運営するためには、施設の詳細が分かる台帳整備の必要性というものを感じておったわけでございます。 また、受入市町に出向きまして、意見交換を行う中で、12市町の避難先施設の把握の状況がそこそこの市町でその正確性にむらがあるといいますか、温度差があるということがございますので、ちょっとよそ任せにしておけないという状況もあったところでございます。 この事業を実施することによりまして、効果の面でございますが、本台帳の整備によりまして本市及び受入市町、そして県との間で平時から情報共有をすることができる、そして避難所の開設・運営をより円滑に実施できるために住民避難の実効性の向上が期待できるものと考えております。 当初はこの台帳作成業務を職員により自前での作成ということも考えましたが、時間と労力を相当数要するために国の交付金を活用して、コンサル等に外部委託できないかと検討・協議を行ってきたところでございます。今回、国の交付金の活用ができる見込みとなりましたために今回実施をさせていただきたいと考えております。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 宮原辰海議員。 ◆3番(宮原辰海君) この項、最後の質疑になりますが、作成した施設台帳を維持管理する上で、これから先も更新費用が発生するものかと考えるところであります。その辺りをお尋ねいたします。 また併せまして、台帳を市民の皆様に公開する計画があるのか、お尋ねいたします。 ○議長(笹山茂成君) 濵口総務部長。          (総務部長 濵口 智君登壇) ◎総務部長(濵口智君) 対策協議会におきまして、最新の本市の避難者人数等の情報共有というものを図りますとともに、広域避難を円滑に行うために12市町との連携を深めているという状況でございます。 台帳整備後の更新作業といった台帳の管理上の件でございますが、避難先施設及び資機材の状況等に変更の有無がないかというのは毎年度の対策協議会において、各市町に対しまして出来上がりました台帳内容の確認をしていただくということで、記載内容に変更等がありました場合には市職員での更新作業を考えております。したがいまして、更新に際して外部委託料等の費用の発生は考えてございません。 また、整備いたしました台帳の市民への公開につきましては、成果品につきましては12市町と県、本市の調整作業が整った後には当然、市民への公開も考えているところでございます。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 宮原辰海議員。 ◆3番(宮原辰海君) それでは、賦課徴収事務費について再質疑を行いますが、空中写真の調査内容と効果につきまして、お尋ねいたします。 ○議長(笹山茂成君) 緒方市民部長。          (市民部長 緒方俊寿君登壇) ◎市民部長(緒方俊寿君) 再質疑にお答えいたします。 空中写真撮影及び写真地図作成業務は、次回の評価替え基準年度が令和6年度でございまして、令和4年度に航空機を利用して唐津市内全域の空中写真の撮影の実施を予定しております。次に、令和5年度に前回撮影した令和元年度と比べて固定資産の見直しが必要な箇所を確認し、令和6年度の評価替えに臨むというものでございます。 効果につきましては、今回、航空機にて撮影された空中写真は、第一としては評価替えに利用することが目的でございますが、そのほか税務課での固定資産の各種証明書発行に際しまして、必要な場所の特定に画面を共有するための利用をいたします。 また、この空中写真は統合型GISとして、土地の形状の確認や道路の確認など全庁的に閲覧が可能となっておりまして、主に都市整備部や農林水産部での各業務での利用も可能となっております。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 宮原辰海議員。 ◆3番(宮原辰海君) この項、最後になりますが、国土地理院が行った空中写真撮影の実態調査について、どういう内容だったものか、お尋ねいたします。 ○議長(笹山茂成君) 緒方市民部長。          (市民部長 緒方俊寿君登壇) ◎市民部長(緒方俊寿君) 再質疑にお答えいたします。 国土地理院の空中撮映の実態に関する調査が平成30年2月に実施されておりまして、東京都及び全国の市町村を対象に空中写真撮影の実績の有無や、撮影の時期や周期、また固定資産の現況調査以外での利用などの項目のアンケート調査が実施をされております。この調査は、国土地理院の基本図等地理空間情報の更新手法を検討するための基礎資料とすることなどを目的として実施されたものでございます。 なお、その後、アンケート実施後に国土地理院からの問合せやデータ提供依頼などは、現在のところ行われていないというのが現状でございます。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 宮原辰海議員。 ◆3番(宮原辰海君) 皆様方から納めていただく貴重な固定資産税に関わる賦課徴収事務費です。業務委託契約を行う場合は、適正な職務執行をお願いしたいと思っております。 続きまして、総務費、最後の項になりますが、唐ワンくん運用事業費について、再質疑させていただきます。 令和3年度予算と比べますと、令和4年度は70万円ほど増額となっているようですが、その理由についてお尋ねいたします。 ○議長(笹山茂成君) 堀田政策部長。          (政策部長 堀田 信君登壇) ◎政策部長(堀田信君) 再質疑にお答えいたします。 議員ご案内のように、令和4年度予算としましては、前年度に比べまして73万7,000円を増額させていただいておりまして、この増額分は唐ワンくんの着ぐるみ1体分の製作費用でございます。 唐ワンくんの着ぐるみは、平成21年度に2体、その後、平成23年と平成24年に1体ずつ計4体製作しておりまして、これらを維持補修しながら交互に使用しているところでございますが、生地の擦り切れやインク汚れのほか、全体的な色のくすみなど劣化しているものが多々見られるようになってまいりましたので、今回新たに1体の着ぐるみを製作させていただきたいと考えております。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 宮原辰海議員。 ◆3番(宮原辰海君) 平成21年度に厚生労働省のふるさと雇用再生特別基金事業を活用し、唐ワンくん徹底活用事業費として始められ、その後の平成24年度からは現在の事業名である唐ワンくん運用事業費として現在に至っております。 令和4年度は14年目を迎えますが、この事業の効果と今後の展開について、お尋ねいたします。 ○議長(笹山茂成君) 堀田政策部長。          (政策部長 堀田 信君登壇) ◎政策部長(堀田信君) 再質疑にお答えいたします。 平成20年の唐津城築城400年記念事業から誕生した唐ワンくんでございますが、最初は議員ご案内のように、雇用機会の創出を図るため、ふるさと雇用再生特別基金事業を活用し、唐ワンくんを活用した市の事業のPRや知名度向上、子供たちの情操教育や道徳教育への協力、市民の一体感の醸成を目的にスタートいたしたところでございます。 基金事業の終了後も唐ワンくんの活用事業は引き続き実施いたしまして、全国各地のゆるキャラ及びイベント主催者と密接なネットワークを構築し、ゆるキャラ等の中でも高い評価を得ていると認識しております。 このほか、保育園や幼稚園、小学校などの魚介の放流イベントや挨拶運動、折れない心を育てるいのちの授業などといった活動を通して、子供たちの情操教育・道徳教育に資する取り組みを行ってまいりました。 また、少し前にはなりますけれども、平成27年9月に現在の受託者でありますNPO法人唐津市子育て支援情報センターが実施した認知度調査では、市内での認知度は97%、本市を除く県内での認知度は80%、県外での認知度は40%という高い認知度が確認されております。事業の効果を数値化することはなかなか難しいところではございますけれども、認知度の高さなどから一定程度の事業効果は認められるものと考えております。 今後の展開につきましては、ゆるキャラのブームといいますか、盛り上がりというのは確かに一時期に比べますと現在は落ち着いた状況ではございますけれども、くまモンやひこにゃんといった著名なゆるキャラは現在も第一線で活躍しているように、子供たちをはじめ、市民の皆様に長く愛されるキャラクターとして唐ワンくんを引き続き活用し、市の事業のPRや知名度向上、子供たちの情操教育や道徳教育への協力、市民の一体感の醸成を図ってまいりたいと考えております。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 宮原辰海議員。 ◆3番(宮原辰海君) 続きまして、民生費遺家族援護費について、再質疑したいと思います。 この援護費はどのような経費を計上しているのか、事業費の主な内訳をお示しください。 ○議長(笹山茂成君) 田中保健福祉部長。          (保健福祉部長 田中寿幸君登壇) ◎保健福祉部長(田中寿幸君) お答えいたします。 事業費の内訳でございますが、市が主催する追悼式の開催経費といたしまして、祭壇に備えます供物や生花、そのほか事務用品などにかかる経費の236万6,000円と、市が管理しております忠霊碑の維持管理にかかる経費といたしまして、国有地や民有地の賃貸借料などの経費を97万円、合わせて333万6,000円を計上しております。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 宮原辰海議員。 ◆3番(宮原辰海君) この項、最後になりますが、この事業を進めていく上で今後の課題をどのように捉えてあるのか、お伺いいたします。 ○議長(笹山茂成君) 田中保健福祉部長。          (保健福祉部長 田中寿幸君登壇) ◎保健福祉部長(田中寿幸君) お答えいたします。 本事業を進めていく上での課題でございますが、本市に限らず全国的な課題といたしまして、戦後76年余りが経過し、戦没者のご遺族の高齢化が進んでおります。そのような中、戦没者の追悼、慰霊を行うとともに、恒久平和を追求する活動をどのように継続していくのか、ご遺族や市民の皆さんにとってどのような方法が望ましいかといった課題に取り組む必要があると認識しているところでございます。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 宮原辰海議員。 ◆3番(宮原辰海君) 次に、老人クラブ団体運営事業費について、再質疑いたします。 老人クラブには連合会本部、その下に支部、そして単位老人クラブというふうに組織してあるとのことでした。この運営事業費の内訳、算出方法について、お尋ねいたします。 ○議長(笹山茂成君) 田中保健福祉部長。          (保健福祉部長 田中寿幸君登壇) ◎保健福祉部長(田中寿幸君) お答えいたします。 運営事業費の内訳でございますが、老人クラブ及び老人クラブ連合会が実施する清掃活動など社会奉仕活動、子ども見守りパトロールなど福祉活動、循環式ファッションショーなど生きがいと健康づくり活動、及びグラウンドゴルフ大会などの健康増進活動などに伴う必要な経費を補助しております。 補助額は事業ごとに算出した額の合計額を補助しておりまして、連合会本部運営事業として約220万円、連合会支部及び単位老人クラブ運営事業として、基本額に会員数に応じて算出した加算額が約1,440万円、合わせて令和4年度は約1,660万円を計上しております。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 宮原辰海議員。 ◆3番(宮原辰海君) 本部運営費と支部及び単位クラブの運営費に分かれて算出してあるとのことでした。 それでは、この項、最後になりますが、高齢者は社会の様々な分野で活躍する長寿社会の担い手として役割が期待されているところでありますが、今後の支援についてはどのようにお考えなのか、お尋ねいたします。 ○議長(笹山茂成君) 田中保健福祉部長。          (保健福祉部長 田中寿幸君登壇) ◎保健福祉部長(田中寿幸君) お答えいたします。 今後の支援についてでございますが、老人クラブは地域を基盤とする高齢者の自主組織ではございますが、高齢者の生きがいや健康づくりを推進することにより、介護予防や相互の生活支援の観点から、今後さらなる活躍が期待される組織でございます。今後も老人クラブの健全な育成と発展を図り、高齢者福祉の増進に資するための活動を支援していきたいと考えております。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 宮原辰海議員。
    ◆3番(宮原辰海君) 続きまして、唐津市民活動支援センター事業費について、再質疑いたします。 支援センターでは様々な活動がされているようですが、支援の内容と過去3年度程度の相談件数をお尋ねいたします。 ○議長(笹山茂成君) 田中保健福祉部長。          (保健福祉部長 田中寿幸君登壇) ◎保健福祉部長(田中寿幸君) お答えいたします。 まず、支援の内容でございますが、市民活動支援センターでは様々なネットワークや連携を活用し、ボランティアの派遣などに必要な情報、団体、個人を引き合わせることで市民活動を支援しております。 次に、過去3年間の相談件数実績は、平成30年度は112件、令和元年度は100件、令和2年度は27件で例年100件程度の相談で推移しておりましたが、令和2年度はコロナウイルス感染症の拡大により相談件数が減少しております。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 宮原辰海議員。 ◆3番(宮原辰海君) この項、最後になります。コロナ禍で相談件数も減少しているようですが、今後はどのような取り組みを考えてあられるのか、お尋ねいたします。 ○議長(笹山茂成君) 田中保健福祉部長。          (保健福祉部長 田中寿幸君登壇) ◎保健福祉部長(田中寿幸君) お答えいたします。 新型コロナウイルス感染症の影響で思うような活動ができない状態が続いており、介護施設や保育園などへの訪問ができない中、令和2年2月から新たに演奏や手品などの演芸をビデオ撮影し、そのDVDの貸出しを行うなど工夫をしながら取り組んでいるところではございます。 今後もコロナ禍におきましても、できることを模索しながら、市民活動の支援を継続していきたいと考えております。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 宮原辰海議員。 ◆3番(宮原辰海君) それでは、民生費、最後の項になりますが、子育て支援センター運営費について、再質疑を行います。 この運営費については、昨年と比較しますと増額になっておりますが、その理由をお尋ねいたします。 ○議長(笹山茂成君) 田中保健福祉部長。          (保健福祉部長 田中寿幸君登壇) ◎保健福祉部長(田中寿幸君) お答えいたします。 事業費の予算額につきましては、令和3年度当初予算額が1,849万4,000円、令和4年度が2,159万3,000円を計上しているところでございまして、309万9,000円の増額となっております。 主な要因といたしましては、事務補助員の勤務体系の変更による人件費の増額やのし瓦の落下防止工事などの施設修繕料、昨年度まで障がい者支援センター運営費のみで計上していた駐車場の土地賃借料を、令和4年度から子育て支援センター運営費で2分の1を計上することとなったため、増額になったものでございます。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 宮原辰海議員。 ◆3番(宮原辰海君) この頃、最後になりますが、駐車場の賃借料2分の1を計上するとのことでした。 支援センターが開所された当初では、駐車場の不足が懸念されていたようですが、現状ではよい方向に改善されているのか、お尋ねいたします。 ○議長(笹山茂成君) 田中保健福祉部長。          (保健福祉部長 田中寿幸君登壇) ◎保健福祉部長(田中寿幸君) お答えいたします。 平成29年4月に子育て支援センターが開所する際に、駐車場が不足するのではないかとの懸念がございました。 りんくの駐車場につきましては、41台分の駐車スペースがございます。最近の傾向としましては、コロナ禍のため利用者が少なく、駐車場が満車となることはほとんどございませんが、コロナ禍以前においても利用者が多い土・日、祝日については唐津市保健福祉事務所にご協力をいただき、駐車場を利用させていただいておりまして、不足しているという状況ではございません。 また、障がい者支援センターと情報共有を行い、行事等の日程調整を行い、駐車場が不足しないよう工夫を行っております。 また、令和4年度には、市民センター管轄の地区で出張子育て広場を行うことを予定しております。利用者が分散することにより、駐車場についても利用が安定してくるものと考えております。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 宮原辰海議員。 ◆3番(宮原辰海君) 続きまして、衛生費の火葬場維持管理費について、再質疑を行います。 市内5つの火葬場には一部老朽化が進んでいる火葬場もあるようですが、設備の安全性や機能性などについてもお尋ねいたします。 ○議長(笹山茂成君) 緒方市民部長。          (市民部長 緒方俊寿君登壇) ◎市民部長(緒方俊寿君) 再質疑にお答えいたします。 議員ご指摘のとおり、本市の一部の火葬場におきまして老朽化が進んでいるところでございます。 現在のところ、火葬に影響するような大きな故障等は発生せずに火葬業務が進められているところではありますが、安定した火葬業務ができるよう適切な維持管理が必要になってまいります。 また、公共施設の総合的、計画的な管理を推進するために公共施設再配置計画に基づいた火葬場の再編に向けた協議につきましても、まだ準備段階ではございますが、着手をしたところでございます。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 宮原辰海議員。 ◆3番(宮原辰海君) 公共施設再配置計画に基づいて火葬場の再編に取り組んでいるとのことでした。 それでは、この頃、最後になりますが、火葬場の維持管理を行う上で必要な保守点検や修繕について火葬場の再編と併せまして、今後どのように行っていくのか、お尋ねいたします。 ○議長(笹山茂成君) 緒方市民部長。          (市民部長 緒方俊寿君登壇) ◎市民部長(緒方俊寿君) 再質疑にお答えいたします。 火葬炉につきましては、燃焼機器、耐火物、監視装置、排ガス処理などの装置で構成されておりますが、火葬場における年間の火葬件数が約1,800件となっておりまして、この影響による機器等の劣化が発生するため、毎年全ての火葬場施設において設備の保守点検を実施し、異常や故障の発見に努めるほか、火葬炉の使用により劣化する耐火れんが等の張替えを定期的に実施するなど、事故防止に取り組んでいるところでございます。 今後につきましても、再編傾向にある火葬場は故障による大規模改修工事は実施せず、現在の機能を維持するための部分的な劣化に対する修繕で対応をしているところでございます。しかしながら、再編へ向けた協議を継続して進めていくとともに、火葬業務に支障が出ないよう、今後も適切な維持管理に努めてまいりたいと考えているところでございます。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 宮原辰海議員。 ◆3番(宮原辰海君) 続きまして、環境保全対策費について、1点のみ再質疑させていただきます。 増額予算になっておりますが、その理由についてお尋ねいたします。 ○議長(笹山茂成君) 緒方市民部長。          (市民部長 緒方俊寿君登壇) ◎市民部長(緒方俊寿君) 再質疑にお答えいたします。 令和4年度の環境保全対策費の主な増額理由でございますが、道路交通の騒音と振動の測定を行います自動車騒音常時監視業務につきまして、7路線を対象として1年ごとに1路線の測定をしておりまして、令和3年度は国道202号の区間6.3キロメートルを測定しておりますが、令和4年度は唐津呼子線の区間7.1キロメートルを測定する予定でございまして、測定距離の延長等に伴いまして委託料が増加をしております。 また、河川等への油などの流出による汚濁防止用のオイルフェンスの購入による消耗品費の増加、また九州都市環境行政連絡会議が令和3年度は佐賀市で開催されましたが、令和4年度は宮崎市での開催が予定されておりますので、旅費の増加などがございまして、令和4年度は令和3年度と比較いたしまして45万円の増となっております。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 宮原辰海議員。 ◆3番(宮原辰海君) 衛生費、最後の項になりますが、環境保全啓発事業で令和4年度から新たに取り組むことがあるのか、お尋ねいたします。 ○議長(笹山茂成君) 緒方市民部長。          (市民部長 緒方俊寿君登壇) ◎市民部長(緒方俊寿君) 再質疑にお答えいたします。 令和4年度における新たな取り組みといたしまして、食品ロス削減の啓発活動の一環として、てまえどり活動とフードドライブを実施することとしております。 てまえどり活動は、協力事業者の店舗の食品陳列棚に唐津市オリジナルの啓発物を掲示し、陳列棚の手前にある賞味期限等が短い商品を消費者の方に積極的に購入していただくことで、食品ロスを削減する効果を期待するものでございます。 フードドライブとは、各家庭で使い切れない未使用食品を持ち寄り、それらをまとめてフードバンク団体、地域の福祉施設や団体などに寄附をする活動のことでございまして、この活動を市が直接行うことで、市民へのフードバンク活動への認知度の向上につながればというふうに考えております。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 宮原辰海議員。 ◆3番(宮原辰海君) この頃、最後の質疑になりますが、先ほどの新たな取り組みを始めることでどのくらいの予算が必要になるのか、またほかに増額となった要因があるのであればお示しください。 ○議長(笹山茂成君) 緒方市民部長。          (市民部長 緒方俊寿君登壇) ◎市民部長(緒方俊寿君) お答えいたします。 新たな取り組みを始めるに当たって必要な予算でございますが、てまえどり活動では、協力事業者50店舗を募集する予定がございまして、1店舗につき唐津市オリジナルのポップ広告を12枚、そしてポスターを1枚配布することといたしておりまして、それに募集用のチラシを作成する費用と合わせて約13万8,000円を計上しております。 フードドライブでは、啓発用ののぼり3本を購入する費用2万6,000円を計上しておりますが、そのほか必要な物品につきましては、既に活動実績のある団体より貸出しを受けることができますので、それで対応することといたしております。 その他の増額の要因でございますが、令和4年度に環境基本計画の中間見直しを行うことに伴いまして、その内容を調査・審議するための環境審議会の4回分の委員報酬等を計上しており、これらによる増額となっております。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 宮原辰海議員。 ◆3番(宮原辰海君) それでは、土木費、松浦河畔公園再整備事業費について、再質疑をさせていただきます。 スポーツ施設を計画するのであれば、スポーツ振興課との連携が不可欠であろうかと思いますが、どのようにお考えでしょうか。また、危険な建物として立入禁止のロープが張られている3つのあずまやがある国際交流広場については、どのように再整備していかれるのか、考えをお尋ねいたします。 ○議長(笹山茂成君) 宗田都市整備部長。          (都市整備部長 宗田匡央君登壇) ◎都市整備部長(宗田匡央君) 再質疑にお答えいたします。 さきに説明いたしましたアンケートの調査結果、及び新たにニーズに合った各スポーツ施設の新設を視野に入れた計画を考えておりまして、整備内容や維持管理の面につきましては、スポーツ振興課と関連部署との連携は必要だと考えております。 また、国際交流広場につきましては、あずまやをはじめ、シロアリの被害、また老朽化も進んでおります。このまま延命化で維持できるのかも含め調査をしまして、計画の中で検討していきたいと考えております。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 宮原辰海議員。 ◆3番(宮原辰海君) いよいよ最後の項目になります。令和3年度唐津市一般会計補正予算の中から、土木費、都市公園施設長寿命化事業費、明許繰越費について、1点だけ再質疑させていただきます。 先日、河畔公園に行った際、SL広場前にあったあずまやは既に撤去が終わっているようでしたが、繰越しによって行われる更新の内容について、お尋ね申し上げます。 ○議長(笹山茂成君) 宗田都市整備部長。          (都市整備部長 宗田匡央君登壇) ◎都市整備部長(宗田匡央君) 再質疑にお答えいたします。 今回の補正により更新を予定しております公園は、松浦河畔公園、熊原公園、ひばりが丘公園の3公園を予定しております。 更新内容としましては、松浦河畔公園の利用頻度が高い遊具広場周辺駐車場を更新するための実施設計委託と、同じく松浦河畔公園の老朽化が進んでいるあずまや1棟、熊原児童公園の滑り台遊具1基、ひばりが丘公園のスプリング遊具3基を更新予定としております。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 宮原辰海議員。 ◆3番(宮原辰海君) 長きにわたりまして丁寧なご答弁ありがとうございました。 これで、私の質疑を終わります。 ○議長(笹山茂成君) 久保美樹議員。 ◆4番(久保美樹君) 4番、志政会、久保美樹です。 今回提出されました議案のうち、議案第1号令和4年度唐津市一般会計予算の中から17項目、議案第16号唐津市敬老祝金支給条例の一部を改正する条例制定について、以上18項目について通告しておりましたが、民生費、敬老祝金支給事業費と議案第16号唐津市敬老祝金支給条例の一部を改正する条例制定についてを一括して、また小学校感染症対策等事業費、中学校感染症対策等事業費につきましても、一括で質疑させていただきます。 それではまず、総務費より、新庁舎整備事業費について、継続費の3年目である今年度の事業内容についてお尋ねいたします。 次に、同じく総務費より、からつ力向上推進費ですが、これまでにもやってこられた大学連携による地域連携ワークショップについて、まず令和4年度の予算の内容と取り組み内容についてお尋ねいたします。 次に、民生費より、敬老祝金支給事業、議案第16号唐津市敬老祝金支給条例の一部を改正する条例制定について、まずは本市における100歳以上の高齢者の方はどれぐらいいらっしゃるのか、また令和4年度の見込み人数をお尋ねいたします。 次に、からつの赤ちゃん応援事業費ですが、本市の過去3年ほどの出生数についてお尋ねいたします。 次に、衛生費より、がん患者医療用補正具等購入費助成事業費について、最初にこの事業の助成対象者数の見込み数ですが、県は人口に対するがん患者の割合を市町別に割り出したとのことでございましたが、この見込み数が本市の実情と合っているのかについて、お尋ねいたします。 次に、不妊治療支援事業費について、まず、この事業の助成対象者数の推移についてお伺いいたします。 次に、健康マイレージ事業費について、この事業につきましては以前にも質疑したことがございますが、まず、この事業であります、からつウェルポの登録状況、利用状況についてお尋ねいたします。 次に、唐津看護専門学校施設改修事業費について、ここ数年の唐津看護専門学校の学生数の推移について、お尋ねいたします。 次に、予防接種費について、まずは今回新たに計上されました子宮頸がんワクチンのキャッチアップの内容について、お尋ねいたします。 次に、土木費より、景観まちづくり推進費から、まずは概要書に示されている景観重要施設とはどのような施設を指すのかについて、お尋ねいたします。 次に、宅地耐震化推進事業費について、この事業の対象となる大規模盛土造成地とはどのようなものを指すのか、お尋ねいたします。 次に、消防費より、防災対策諸費から、まずは今回作成される男女共同参画の視点を踏まえた避難所運営マニュアルについて、作成されることとなった経緯や、どのように作成されるのかについてお伺いいたします。また、作成されるマニュアルの中には外国人や障がい者の方など、配慮が必要とされる方への対応も含まれているのかについて、確認させていただきます。 次に、教育費より、「いきいき学ぶからつっ子」育成事業費について、まず、この事業の目的と内容についてお尋ねいたします。 次に、スクール・サポート・スタッフ配置事業費について、まずはスクール・サポート・スタッフの業務内容について、お伺いいたします。 次に、小学校感染症対策等事業費、中学校感染症対策等事業費につきましては、まず、今年度の事業内容についてお尋ねいたします。 最後に、近代図書館施設等整備費について、まず、近代図書館の過去5年間の図書貸出冊数の実績と貸出し以外の利用状況について、また、年齢構成についてお尋ねいたします。 以上で、1回目の質疑といたします。 ○議長(笹山茂成君) 濵口総務部長。          (総務部長 濵口 智君登壇) ◎総務部長(濵口智君) まず、新庁舎整備事業費継続費3年度分についてお答えさせていただきます。 事業内容でございますが、継続事業でございます新庁舎整備事業の令和4年度の内容は、新庁舎建設工事が終盤に近づいてまいりまして各階の内装工事、設備関係機器の取付工事、試運転調整を行いまして諸検査、竣工となる予定でございます。 また、これと並行いたしまして電話設備工事、庁内ネットワーク構築、各種サーバーの移設など附帯工事を行う予定といたしております。これら全ての工事が完了次第、新庁舎への引っ越しを行いまして、その後、現庁舎の解体工事に着手するという予定でございます。 次に、消防費の防災対策諸費について避難所運営マニュアルの件についてお答えさせていただきます。 大規模災害発生時におきます避難所の運営に男女共同参画の視点を取り入れるということで安心・安全な避難所の運営を行いまして、市民みんなが命を災害から保護することを目指しまして作成をいたします。 作成の経緯でございますが、近年、全国的に豪雨による水害、土砂災害というのが毎年のように発生してございます。県内におきましても武雄市や大町町が長期の避難所を開設されたという実例がございました。 また、昨年度来、市議会でも性別や多様性の避難所対応について問われてまいりましたので、本市の長期の避難所運営マニュアルについてもそういった観点をさらに盛り込もうとするものでございます。 避難所運営マニュアルの更新に当たりまして、佐賀県立男女共同参画センター、いわゆるアバンセでございますが、アバンセが作成されました男女共同参画の視点を取り入れた災害時避難所運営の手引きというものがございまして、これをベースにたたき台といたしまして作成検討委員会というのを設置、開催いたしまして多様な意見を取り入れてまいりたいと考えております。 なお、避難所では性別によるニーズの違い、子育て、介護の必要な家庭の方、また外国人、高齢者の方、障がい者、様々な配慮が必要でございますので、そういった方々の安心につながる避難所マニュアルを作り上げたいと考えております。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 堀田政策部長。          (政策部長 堀田 信君登壇) ◎政策部長(堀田信君) 久保議員のご質疑にお答えいたします。 唐津力向上推進費のうち、大学連携による地域連携ワークショップについてでございますが、このワークショップは地域が抱える課題の解決策について若者、よそ者の視点で早稲田大学の学生チームが議論しながら仮説を立て、自治体や関係企業、地域の団体等へのヒアリングを通して得たものをまとめ、市に対して報告、提案してもらう取り組みでございまして、平成30年度から開催しております。 令和4年度の地域連携ワークショップを開催する予算といたしましては、参加する学生の旅費として53万円を計上しておりまして、ヒアリングや報告会で唐津に宿泊する際の費用として10名分を計上させていただいているところでございます。 ワークショップのテーマといたしましては、唐津産品の販路拡大策について、首都圏での唐津ファンを獲得するための提案をしてもらうよう考えております。 唐津産品の販路拡大推進に取り組む経済観光部と連携いたしまして取り組むこととしております。 ヒアリングの対象としては唐津市内の関係企業や団体などに加えまして首都圏の実施の店舗も対象とするなど、首都圏に住む学生目線での提案を期待しているところでございます。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 田中保健福祉部長。          (保健福祉部長 田中寿幸君登壇) ◎保健福祉部長(田中寿幸君) 久保議員のご質疑にお答えいたします。 まず、敬老祝金支給事業でございます。過去3年間の100歳以上の高齢者の人数の推移でございますが、令和元年度が104人、令和2年度が105人、令和3年度が129人でございまして、令和4年度の見込み数は142人で、今後も増加の見込みでございます。 次に、からつの赤ちゃん応援事業費でございます。本市の近年の出生数についてお答えいたします。平成30年度は939人、令和元年度は877人、令和2年度は854人と年々減少しており、今年度は令和4年の1月末現在で702人でございまして、令和3年度についても前年度を下回るものと見込んでおります。 次に、がん患者医療用補正具等購入費助成事業費でございます。まず、県が算出した見込み数についてでございますが、60歳未満の乳がん、子宮がんの患者数の2016年から2018年までの3年間の平均から対がん協会が出しておりますウィッグ利用率の67%をかけて算出してあり、佐賀県においては約400人、唐津市は人口比率により58人と算出されております。 市においては、唐津市内のがん治療患者数を調査しましたところ、化学療法室40人と、病棟相談室15人で合計55人の年間見込み数でございまして、県の見込み数とほぼ同じでございます。今回の助成対象者数の見込み数は55人としております。 次に、不妊治療支援事業費でございます。直近5年間の推移でお答えいたします。平成28年度86件、平成29年度77件、平成30年度87件、令和元年度67件、令和2年度66件となっております。なお、令和3年度は2月末時点で51件となっております。 次に、健康マイレージ事業費でございます。登録者数は本年2月22日時点で紙媒体の手帳が325人、ウェブが1,639人の計1,964人でございます。 年度ごとの登録状況は、平成30年度が993人、令和元年度が503人、令和2年度が221人と減少が続いておりましたが、令和3年度は2月22日現在、247人で微増となっているところでございます。 ウェルポの健康記録の利用状況は全登録者の83.5%を占めるウェブ登録者のみの分析ですが、登録後、一度も利用されていない方が1,639人中516人で、31.5%となっております。 次に、唐津看護専門学校施設改修事業補助金でございます。唐津専門学校は准看護師を養成する看護高等課程で2学年、看護師を養成する看護専門過程3学年がございまして、各学年の定員はそれぞれ40人となっております。近年の入学者数につきましては、看護高等課程は平成30年度が43人、令和元年度が42人、令和2年度が42人、令和3年度が42人と定員を充足しているとのことであります。 看護専門過程につきましては、平成30年度が30人、令和元年度が35人、令和2年度が24人、令和3年度が31人と定員割れが生じているとのことであります。 また、本学校の就学生のほとんどが准看護師、看護師の資格を取得され、卒業後は市内の医療機関等に就職されており、地域の医療の一翼を担っていただいているところでございます。 次に、予防接種費でございます。子宮頸がんワクチンにつきましては、平成25年度から定期接種の対象となっておりましたが、接種後に痛みやしびれなどの発生の報告が続いたため、積極的勧奨の差し控えとなっておりました。その後、国の専門家会議などでワクチンの安全性や有効性などについて議論された結果、令和3年11月、積極的勧奨を再開することとなりました。この積極的勧奨差し控えの間に接種せず、ワクチン接種の助成対象から外れた年代を救済するため、無料で接種を行うものでございます。具体的には平成9年度から17年度に生まれた方で子宮頸がんワクチンの接種が済まれていない方が対象となります。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 宗田都市整備部長。          (都市整備部長 宗田匡央君登壇) ◎都市整備部長(宗田匡央君) 久保議員のご質疑にお答えいたします。 二項目ございました。景観重要公共施設についてでございます。 まず、景観法第8条に基づく唐津市景観計画の変更によりまして、平成29年3月に、旧城下町のたたずまいが感じられる城内地区と曳山通りを重点地区として指定し、また、令和2年6月に唐津市景観計画を変更しまして、城内地区・曳山通りの一部の公共施設を景観重要公共施設に指定しまして、整備方針及び占用許可基準を定めているところでございます。 お尋ねの景観重要公共施設としましては、道路、公園、河川がございます。それぞれ景観重要道路といたしましては、県道3本、市道36本を指定しております。 また、景観重要河川といたしましては、町田川の一部を指定しております。 景観重要都市公園としましては、北城内、大名小路、南城内の各児童公園、舞鶴海浜公園の一部、松浦河畔緑地の一部、二ノ門堀緑地の一部、計6カ所を指定しているところでございます。 次に、大規模宅地耐震化事業の対象となります大規模盛土造成地についてでございました。こちらは宅地造成地におきまして谷を埋める、いわゆる谷埋め型盛土、こちらは面積が3,000平米以上のものでございます。また、のり面に貼りつける腹付け型盛土、こちらでは盛土する前の斜面の水平面に対する角度が20度以上で、かつ盛土の高さが5メートル以上のものを対象としております。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 草場教育部長。          (教育部長 草場忠治君登壇) ◎教育部長(草場忠治君) 久保議員の質疑にお答えいたします。 4項目ございました。 最初に、いきいき学ぶからつっ子育成事業費の目的と内容についてでございますが、まず、実行委員会の数と補助金額についてお答えいたします。実行委員会の数は学校ごとに1つずつありますので、46団体になります。令和3年度の補助金は総額929万円で、学校への配分額は8万円から49万円と学校ごとに異なっております。金額の多いところはコミュニティスクールを行っている学校になります。 次に、事業目的については、児童生徒の学力向上及びキャリア教育の促進に向けた学校、家庭、地域連携の方策を探るため、学校または校区の実態にあった取り組みを行う実行委員会に対し補助を行うことで豊かな心で自ら学び、成長意欲に満ちた児童生徒の健全育成を図ることといたしております。 主な内容といたしましては、学力向上研究会や外国語教育指導力向上研修会、各学校における体験活動を行っております。 次に、スクールサポートスタッフ配置事業費の業務内容についてでございますが、学校現場の新型コロナウイルス感染症対策の強化に伴い、増加した業務をサポートするため令和2年度からスクールサポートスタッフを小学校と中学校に配置しております。スクールサポートスタッフの業務の内容といたしましては、学校内の机、椅子、パーティション、階段の手すり及び出入口のドア等の消毒や換気などの感染症対策、児童生徒の健康観察の取りまとめ作業などの業務を中心に行うこととなっております。 次に、小学校、中学校の感染症対策事業費の事業内容についてでございますが、今回お願いしております予算は国の学校等における感染症対策等支援事業を受け、これまでの同事業費と同様に全額各学校へと規模別に配当するものでございます。配当額は国の補助要領に従い児童生徒数300名以下の学校41校に90万円ずつ、301名以上500名以下の学校8校に135万円ずつ、501名以上の学校4校に180万円ずつとなります。 事業の内容でございますが、学校の感染症対策及び児童生徒の学びの保障をする体制の整備等となっておりまして、飛沫防止ガード等や消毒液などの感染症対策用品の購入や学びの保障を行うためのオンライン授業用機材の整備など、備品及び消耗品の購入となっております。 次に、近代図書館の利用状況についてでございますが、近代図書館の過去5年間の図書貸出冊数の実績につきましては、平成28年度35万4,325冊、平成29年度34万940冊、平成30年度33万1,508冊、令和元年度31万7,348冊、令和2年度26万8,299冊と減少傾向にございます。 図書の貸出し利用のほかに美術ホールや学習室などの利用がございますが、ここ数年はコロナ禍でもあり同じく減少傾向にございます。 年齢構成につきましては、令和2年度の唐津市在住者の延べ貸出利用者数でございます。ゼロ歳から12歳まで8,186人、13歳から18歳まで2,102人、19歳から30歳まで2,214人、31歳から40歳まで5,436人、41歳から50歳まで9,426人、51歳から60歳まで6,978人、61歳以上2万801人、合計5万5,143人となっております。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 久保美樹議員。 ◆4番(久保美樹君) それでは、総務費の新庁舎整備事業費から再質疑を行います。 予算概要書に来庁者にやさしく利便性の高い庁舎に建て替えることとありますが、その具体的な取り組みについてお尋ねいたします。 ○議長(笹山茂成君) 濵口総務部長。          (総務部長 濵口 智君登壇) ◎総務部長(濵口智君) 新庁舎はユニバーサルデザインに基づきまして、全ての人が分かりやすく利用しやすい庁舎となるよう建設を進めているところでございます。 まず、庁舎内では段差や勾配のないゆとりある幅員を確保いたしまして来庁者がスムーズに行き来できる通路を整備する予定でございます。 また、庁舎東側の階段につきましては、勾配全体を緩やかなものといたしまして上り下りがしやすい構造となっておりまして、足腰への負担も考慮した歩きやすい階段といたしております。 このほか1階の待ち合いエリアは余裕のあるスペースを確保いたしますとともに、お子様連れの方が安心して手続ができますようにキッズスペースを設けるようにいたしております。 さらに、1階と2階の東側には授乳室、1階西側にはパウダールームといったものを設置する予定でございます。 トイレにつきましては、1階から6階まで全ての階にどなたでもご利用頂けるバリアフリートイレを設けるようにいたしております。このうち東側のトイレにつきましては簡易ベッドやベビーチェアを設置いたしまして、さらに1階と2階につきましてはオストメイトを設置いたしますので、障がい者の方にも安心してご利用いただけるものと考えてございます。 最後に、1階フロアにつきましては市民課、保険年金課、子育て支援課、高齢者支援課、それから水道料金の受付など、いわゆるライフイベントに係る窓口を集約して配置いたしますので、総合窓口の運用と併せまして各種の手続において利便性を感じていただけるものと考えております。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 久保美樹議員。 ◆4番(久保美樹君) 日に日に新しい姿を現している新庁舎に市民の皆様の期待は大きく膨らんでいることと思います。市民の皆様について、先ほど窓口等での利用状況についてご説明いただきましたが、市民の皆様に喜んでいただけるような取り組み、市民サービスについてはどのようにお考えなのか、お尋ねいたします。 ○議長(笹山茂成君) 濵口総務部長。          (総務部長 濵口 智君登壇) ◎総務部長(濵口智君) 新庁舎におきまして市民の皆様にご利用頂けますエリアとしまして1階のまちづくりホール、4階の大会議室がございます。市民団体をはじめとした様々な分野の方々にご利用いただきたいと考えております。 また、6階の市民ラウンジ、また屋外テラスから望みます海側の唐津城や玄界灘といった眺望はすばらしいものがございますので、休憩や歓談スポットとしてご利用頂きたいと多くの市民や観光客の皆様に喜んでいただけるのではないかと期待をいたしております。 1階と4階の東側、6階の市民ラウンジにおきましては公衆用のWi─Fiを設置する計画でございます。例えばでございますが、6階からの景色をSNS等でご発信いただいたりとか、観光情報を検索していただいたり、また観光に関わるユーチューブ等をご視聴いただいたりと多用な用途にご利用頂けるのではないかと考えているところでございます。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 久保美樹議員。 ◆4番(久保美樹君) それでは、次に、唐津力向上推進費について再質疑を行います。 地域連携ワークショップのこれまでの取り組み状況と事業化に至るなどそれぞれ反映できたのかについてお尋ねいたします。 ○議長(笹山茂成君) 堀田政策部長。          (政策部長 堀田 信君登壇) ◎政策部長(堀田信君) 再質疑にお答えいたします。 早稲田大学との地域連携ワークショップは平成30年度から開催しておりますが、第1回目の平成30年度は「住みたいまち唐津へ」をテーマに唐津の魅力を生かした移住定住促進策とその施策を効果的にアピールする方法の提案をお願いいたしたところでございます。 令和元年度は自然エネルギー、再生可能エネルギーによるまちづくりへの挑戦をテーマにエネルギーを地産地消で循環させる仕組みを活用して地域の経済活性化や課題の解決につながる政策の提案をお願いしたところでございます。 その翌年、令和2年度は新型コロナウイルス感染症拡大防止のため中止いたしたところでございます。 令和3年度も学生たちが唐津に来てもらって開催することはかないませんでしたが、ヒアリングや報告会の全てをオンライン形式で行ったところでございます。その令和3年度は地域資源のポテンシャルを引き出すための施策をテーマに肥前名護屋城跡、陣跡のファンを創出する提案をお願いいたしました。 平成30年度、令和元年度、過去2回のワークショップでの提案については事業化もしくは具体化したものは残念ながらございませんでした。しかしながら、本年度、令和3年度に開催した肥前名護屋城跡、陣跡のワークショップの中で提案された城跡や陣跡で行う謎解きゲーム企画について、令和4年度に経済観光部が取り組む事業の中で反映できるよう調整しておりまして、実現に向け取り組んでまいりたいと考えております。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 久保美樹議員。 ◆4番(久保美樹君) 唐津力向上推進費の令和3年度の予算は177万3,000円でございましたが、本年度は550万円と増加になっており、新規事業でありますこのKaratsu WILL Project350万円が主な要因であると思われます。この事業につきまして、概要と事業効果についてお尋ねいたします。 ○議長(笹山茂成君) 堀田政策部長。          (政策部長 堀田 信君登壇) ◎政策部長(堀田信君) お答えいたします。 新規事業としてご提案しておりますKaratsu WILL Projectについてご説明いたします。 本市の現状といたしましては、人口流出、特に若い世代の人の人口流出が大きな課題でございまして、それが地域の活力の創出、ひいては地場産業の衰退につながると考えております。 こうしたことから若い世代の方々がふるさと唐津で新たなことに挑戦することができれば地方創生の大きな原動力となるのではないかと考え、唐津と関わりがある方が地域課題の解決とソーシャル技術のアイデアについて提案していただき、自らがプレイヤーとして事業を展開していただく、そういった趣旨での企画アイデアコンテストを開催するものでございます。 この新規事業については新たなことにチャレンジする人の力を想像力の原点であると仮定し、「したい、しよう、一緒にしませんか」といった意味がある英語の「will」を用いましてKaratsu WILL Projectとしたところでございます。 なお、事業費といたしましてプロジェクト運営業務委託費300万円、優秀提案事業に対する報償費50万円を計上しております。 事業効果につきましては、地域で活躍できる人材を育て、新たな新規事業の創出による雇用の確保、ブランディングなど様々な効果があるものと考えております。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 久保美樹議員。 ◆4番(久保美樹君) それでは、このKaratsu WILL Projectの事業は今後どのようなスケジュールで実施されるのでしょうか。 ○議長(笹山茂成君) 堀田政策部長。          (政策部長 堀田 信君登壇) ◎政策部長(堀田信君) お答えいたします。 Karatsu WILL Project事業のスケジュールについてでございますが、まず、4月に企画運営業務を担う事業者を公募型プロポーザルにおいて選定いたします。5月には本市の地域課題や社会課題の解決につながるソーシャルビジネスの創出を図るようなWILLを原動力とした企画アイデアをホームページ、マスメディアなどを通じて広く募集し、その中から選考を行いまして5つ程度のアイデアに絞り込みをしたいと考えております。その後、選ばれたアイデアの応募者は勉強会、専門家の方々からのアドバイスを受けるワークショップなどを通じまして提案内容の磨き上げを行いまして11月末を目途にコンテストを開催し、優秀提案事業を決定したいと考えております。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 久保美樹議員。 ◆4番(久保美樹君) 先日、伊万里市でも同じようなものがあっていて、ちょうど議会前でしたのでウェブのほうで視聴させていただきましたが、そちらにつきましては採択されたものの紹介をしたものでした。 今回そのコンテストにつきましては、コンテストの段階で一般公開をされるのでしょうか。また、コンテストのアイデアを勉強会やワークショップを開催してその磨き上げをするとのことでございますが、具体的には誰がどのような勉強会を開催されるのでしょうか。 ○議長(笹山茂成君) 堀田政策部長。          (政策部長 堀田 信君登壇) ◎政策部長(堀田信君) お答えいたします。 コンテストにつきましては、地域の魅力発信といったシティプロモーションにつながること、提案内容に共感した視聴者が新たなプレイヤーとして参画していただくことも期待されることから一般公開を予定しております。 また、アイデアの磨き上げにつきましては、その手法の検討も含めて公募で選定した事業者が企画運営することとし、公的機関のほか民間企業や関係団体など各分野に専門的な知見をお持ちの方々とアイデアの応募者をマッチングさせるなど提案内容が実現できるよう努めてまいりたいと考えております。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 久保美樹議員。 ◆4番(久保美樹君) 既に県内でも先ほどご紹介いたしました伊万里市をはじめ、佐賀市、鹿島市におきましても同じような取り組みをされ、地域の魅力発信につながっているとのことでございます。唐津市にも魅力のあるものがたくさんあり唐津産品の販路拡大のみならず、移住定住、地域おこしへもつながるよう今後の事業展開に期待いたします。 それでは、この項、最後の質疑となります。 令和3年度、市長2期目の予算においても唐津創生会議、未来づくり研究会の予算が計上されて実施されております。私も議員になる前、女性また商工会議所女性会からの推薦をいただき創生会議のメンバーにならせていただきました。その中で人口減少や経済・地域活性化、公共施設の大きな方向性などの議論がされ、市政が幅広い市民の意見を取り入れながら一緒に市をつくり上げていこうという取り組みで市長が求められている唐津力のうちの情報発信にも大きな力になっていると思います。 また、未来づくり研究会では毎年成果発表での内容も充実してきており、職員の政策能力向上のスキルアップにも大きく寄与しているのではないかと感じております。 この未来づくり研究会では、若手職員が市の未来を考え新たな取り組みを提案し、それが事業化することにつながっており、これまでの議会でもLINEの活用、住民票のコンビニ交付、からつっ子応援ギフトなどが形となっており、こういった取り組みの継続は本市の職員が係の枠を超えて横断的に、また市政を俯瞰的に見ながら成長していくことができるものであると思っております。 そこで、最後に今回計上されております予算についてご説明を頂きたいと思います。 ○議長(笹山茂成君) 堀田政策部長。          (政策部長 堀田 信君登壇) ◎政策部長(堀田信君) お答えいたします。 唐津創生会議におきましては、令和3年度から第2期目をスタートさせていただきまして、経済、子育て、福祉、教育などの多くの分野から識見等を持っていらっしゃる創生会議委員18名を選任いたしまして、創生会議に4つの部会を設置しております。 令和3年度はコロナによってなかなか参集できる機会が設けられませんでしたけれども、子育て、福祉、教育の分野で15名の皆様方とグループワークを行っていただきまして、まん延防止期間が終わる3月下旬に部会を開催することといたしております。 創生会議に計上しております予算につきましては、委員謝金44万円でございます。 次に、未来づくり研究会につきましては、研究内容の精度を高めるため専門家の講師による研修、フィールドワーク等を取り入れておりますので、その謝金14万9,000円、研修旅費10万9,000円を計上させていただいたところでございます。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 久保美樹議員。 ◆4番(久保美樹君) それでは、次に敬老祝金支給事業費並びに議案第16号、唐津市敬老祝金支給条例の一部を改正する条例制定について、一括して質疑を行います。 現在実施している敬老祝金支給事業の内容と今回改正されます内容についての違いを教えてください。 ○議長(笹山茂成君) 田中保健福祉部長。          (保健福祉部長 田中寿幸君登壇) ◎保健福祉部長(田中寿幸君) お答えいたします。 まず、事業内容でございますが、この事業は長年社会の発展に貢献されてきた高齢者へ長寿を祝福し、敬老の意を表すために祝金を支給しております。現在の敬老祝金の対象者は9月1日時点で市内に住所がある88歳及び100歳以上の方で支給額は88歳の方に2万円、100歳以上の方に3万円を支給しております。 次に、改正内容でございますが、100歳以上の方としておりました支給対象者を節目の歳である100歳到達の方に変更し、88歳の方に2万円、100歳の方に5万円を支給するものでございます。 なお、市内最高齢者の方には今までどおり3万円の支給としております。 また、令和4年度に限りの特例措置として、令和4年9月1日現在で101歳の方に2万円の支給としております。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 久保美樹議員。 ◆4番(久保美樹君) 令和4年度の予算において101歳以上の方への支給を廃止し、100歳の方への支給を5万円に増額するということで改正前と改正後の事業費でどのように費用が削減されるのかについて伺います。 ○議長(笹山茂成君) 田中保健福祉部長。          (保健福祉部長 田中寿幸君登壇) ◎保健福祉部長(田中寿幸君) お答えいたします。 改正後における令和4年度の減額見込み額は198万円になりますが、令和4年度は特例措置で101歳の方に2万円を支給いたしますので118万円になります。 令和5年度以降につきましては200万円前後の減額となる見込みでございます。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 久保美樹議員。 ◆4番(久保美樹君) 改正の内容は理解できました。88歳、100歳の節目の年齢で支給するというのは条例の目的でもあるその長寿を祝福し、敬老祝金を支給することにより敬意の意を表するということについて合っているのかちょっと疑問に思います。条例との整合性についてどのようにお考えでしょうか。 ○議長(笹山茂成君) 田中保健福祉部長。          (保健福祉部長 田中寿幸君登壇) ◎保健福祉部長(田中寿幸君) お答えいたします。 この敬老祝金支給事業は合併前の各市町村でも実施されており、旧唐津市においては昭和45年度から開始し、昭和45年度当初は80歳以上の方全員に支給していたものでございますが、平成13年度に80歳、85歳、88歳、99歳以上の方への支給に改正され、合併時に80歳、100歳以上の方への支給に統一された経緯がございます。これまでも敬老祝金につきましては改正時点での社会情勢に見合う見直しを重ねてまいりましたが、これからも条例に掲げている事業の目的である高齢者の長寿への祝福や敬老の意をもって進行していく高齢化を見据えた見直しを高齢者福祉全体での事業展開とともに進めていく必要があると考えております。 今後も高齢者の生きがいづくりや介護予防事業などの施策の充実に努め、高齢者に寄り添った持続安定した福祉サービスを進めていきたいと考えております。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 久保美樹議員。 ◆4番(久保美樹君) 条例の中の「本市に居住する高齢者に対し、その長寿を祝福し」とありまして、その長寿を祝福することは88歳、100歳という節目ではないと思います。 敬老の意を表しということについてこれまで支給されてきたものであり、そもそもこのことは条例に合っていないのではないかと思います。100歳から101歳、102歳、103歳になるというのはその一年一年は物すごく長く、生きることが大変なことだと思います。せめてその方々にご褒美としてこれまでどおりお願いすることはできないでしょうか。もし、言い方が難しいんですが、もし頂かれている本人がもらっていることを分からないとしても、その日に家族でその頂いたお金でお祝いをすることによってそのおじいちゃん、おばあちゃんの存在意義を家族で改めて確認し合う意義にもなると思います。          (「そうだ」と呼ぶ者あり) ◆4番(久保美樹君) 時代に即した支給見直しを検討するということでございますが、今はまだその時期ではないと考えます。1,000万円の削減ならともかく、100万円、200万円の削減でしたら、他の事業の無駄づかいを見直して、もう一度検討をお願いすることはできないでしょうか。          (「そうだ」と呼ぶ者あり)
    ◆4番(久保美樹君) 本事業と条例の改正について、執行部側のお考えについては私なりにまだ理解できないところがあり、このことは市民厚生委員会のほうで再度質疑していただくようにお願いしたいと思います。          (「了解」と呼ぶ者あり) ◆4番(久保美樹君) それでは、次に、からつの赤ちゃん応援事業費について再質疑を行います。 先ほど100人以上の方が増加しているところで、出生率については年々前年度を下回るという見込みでございまして、何かちょっとまだ……。すみません、ちょっと。 それでは、ギフトの内容について、昨年新規事業としてスタートしたものでございますが、今回の事業につきまして、ギフトの内容には変更がなかったのでしょうか。 ○議長(笹山茂成君) 田中保健福祉部長。          (保健福祉部長 田中寿幸君登壇) ◎保健福祉部長(田中寿幸君) お答えいたします。からつっ子応援ギフトの内容品でございますが、唐ワンくんトートバッグ、唐ワンくんリュックサック、スタイ、おしりふき、子どもノート、協賛企業からの提供品でございまして、令和3年度とほぼ同様の内容を予定しております。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 久保美樹議員。 ◆4番(久保美樹君) それでは、そのギフトの対象者への受取りに関する周知方法と、具体的な配付方法についてお伺いいたします。 ○議長(笹山茂成君) 田中保健福祉部長。          (保健福祉部長 田中寿幸君登壇) ◎保健福祉部長(田中寿幸君) お答えいたします。 ギフトの配付対象者への周知方法につきましては、お子さんの出生届または転入届の手続の際に、窓口で配付のご案内をいたしております。 なお、令和3年度においては、年度途中より配付を開始いたしましたので、配付開始時に既にお生まれになっているお子さんについては、郵送にて配付のご案内をいたしております。 続きまして、具体的な配付方法については、子育て支援センターまたは2カ月児相談会の会場にて、対象者の方へギフトをお渡しすることとしております。 子育て支援センターや2カ月児相談会へ足を運ぶことが難しい場合などは、保健師等による乳児訪問の際に配付いたしております。 今年度は、令和4年2月末現在で488個をお配りしているところでございます。 今後は、まだお受取りになっていない方々に対して通知を郵送し、改めて配付のご案内を行う予定でございます。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 久保美樹議員。 ◆4番(久保美樹君) このギフトは、配られるということになったときに、ギフトを実際に受け取られた方に対してアンケートを実施するということを話されていたと思いますが、このアンケートについて実際、アンケートを取られたときの結果など、満足度をはじめ、どのような意見が出されたのでしょうか。 ○議長(笹山茂成君) 田中保健福祉部長。          (保健福祉部長 田中寿幸君登壇) ◎保健福祉部長(田中寿幸君) お答えいたします。 ギフトを受け取られた方々を対象にアンケートを実施しておりますが、ギフトの満足度について5段階評価でお答えいただいたところ、9割以上の方々から満足度4以上であるとの回答をいただいております。 そのほか、「すてきな取り組みだと思います」や、「子供にリュックサックを背負わせるのが楽しみです」、「ギフトは実用的なものが多く、助かります」、「シンプルでかわいらしいデザインのため、普段使いで使用したいです」といったご意見も寄せられております。 また、子育て支援課へ各種手続でお越しになった方々の中に、ギフトのスタイをつけたお子さんや、トートバッグを使用されているお母さんをお見かけすることもあり、受け取られた皆様にはおおむね好評をいただけているものと考えております。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 久保美樹議員。 ◆4番(久保美樹君) そもそも、この事業の目的の1つであった、唐津市の子育て支援事業に関するPR効果については、どのような効果があったのか。また、子育て事業に関する周知については図られたのかについてお尋ねいたします。 ○議長(笹山茂成君) 田中保健福祉部長。          (保健福祉部長 田中寿幸君登壇) ◎保健福祉部長(田中寿幸君) お答えいたします。 当該事業においては、寄り添い型の応援事業として、ギフトの受け渡し時に保護者の方々が抱える不安や困り事の相談に乗ったり、市の子育て支援事業の紹介を行っておりますが、先ほど申し上げました保護者へのアンケート結果を見ましても、約9割の方々から市が実施する子育て支援事業を今後利用したいとの回答を得ております。 また、今回のギフトをきっかけに、「子育て支援センターについて初めて知りました」や、「子育て支援センターを身近に感じることができたので、今後積極的に利用していきたいです」、「友人や周りの人にも勧めていきたいです」という声も聞かれていることから、これから子育てを始める方々に、まずは本市の子育て支援を知っていただくという意味では一定のPR効果は得られているものと考えております。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 久保美樹議員。 ◆4番(久保美樹君) この項最後の質疑になります。 この事業における実施期間についてお伺いいたします。今後、この事業をずっと続けていかれる予定でしょうか。 ○議長(笹山茂成君) 田中保健福祉部長。          (保健福祉部長 田中寿幸君登壇) ◎保健福祉部長(田中寿幸君) お答えいたします。 当該事業は、未来を担う子供たちの誕生を祝うとともに、健やかに成長していけるよう応援することを目的に、令和3年度より開始した取り組みでございます。 事業を継続するに当たっては、ギフトを受け取られた方々のご意見や子育て世代のニーズを洗い出し、どのような応援が求められているのかを把握した上で事業内容の見直しや実施期間を検討してまいりたいと考えております。 安心して住み続けられる町を目指す上でも、子育てに寄り添う唐津を目標に、引き続き子育て環境の充実に努めてまいりたいと考えております。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 久保美樹議員。 ◆4番(久保美樹君) 応援というのは、ギフトを贈るだけではなく、必要な手助けをするということも大きな応援の1つだと思います。唐津で子供を産み育てたいという若い世代を増やす努力をお願いしたいと思います。 ただ、ギフトの受取りについて、来年度もまた同じような状況であれば、この事業費が有効なものとなりますよう、別の形での応援方法も検討していただければと思っております。 続きまして、がん患者医療用補正具等購入費助成事業費についての再質疑を行います。この助成対象者にはどのような要件があるのかを教えてください。 ○議長(笹山茂成君) 田中保健福祉部長。          (保健福祉部長 田中寿幸君登壇) ◎保健福祉部長(田中寿幸君) お答えいたします。 対象者の要件についてでございます。本市に住民票がある方、がんと診断され、その治療を受けた方または治療を受けている方。市税の滞納がない方の全ての要件を満たす方を対象としております。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 久保美樹議員。 ◆4番(久保美樹君) それでは、助成対象となる補正具にはどのようなものがあるのか、お尋ねいたします。 ○議長(笹山茂成君) 田中保健福祉部長。          (保健福祉部長 田中寿幸君登壇) ◎保健福祉部長(田中寿幸君) お答えいたします。 助成対象となる補正具についてでございますが、がん治療に伴う脱毛に対応するために、一時的に着用する医療用ウィッグ、毛つき帽子、手術による乳房の形の変化に対応するための補正下着、補正パッド及び人工乳房を対象としております。 また、がんと診断されたことの分かる書類などの文書料も対象としております。 なお、補正具を装着する際に、直接身につけないもので、専用ブラシや専用スプレーなどの付属品及びケア用品は対象外となっております。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 久保美樹議員。 ◆4番(久保美樹君) 医療用ウィッグには値段の幅があり、中国製などは2万円、3万円というところでございますが、国産のものになると高額なものもあるというふうに聞いております。 今回、助成金額は幾らになるのか。また、助成回数について、1人一生に1回なのか、毎年お願いできるものか。助成していただけるものかについてお伺いいたします。 ○議長(笹山茂成君) 田中保健福祉部長。          (保健福祉部長 田中寿幸君登壇) ◎保健福祉部長(田中寿幸君) お答えいたします。 助成金額についてでございますが、購入費の2分の1で、上限を3万円としております。 助成回数については、年度に1回の助成としておりまして、助成対象の補正具であれば、領収書をまとめて申請することができます。 なお、医療用ウィッグの耐用年数は、毎日通年使用して2年から2年半ほどと言われております。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 久保美樹議員。 ◆4番(久保美樹君) それでは、申請してから助成金交付までの流れはどのようになっているのでしょうか。また、今回の事業費について、市民に対してはどのような周知を行われるのでしょうか。 ○議長(笹山茂成君) 田中保健福祉部長。          (保健福祉部長 田中寿幸君登壇) ◎保健福祉部長(田中寿幸君) お答えいたします。 申請から助成金交付までの流れについてご説明いたします。 申請につきましては、補正具の購入費の翌日から起算して1年以内に申請の手続が必要になります。購入した補正具の領収書やがんと診断されたことの分かる書類をご準備いただき、健康サポートセンターで申請書類を提出し、その後交付決定書を通知後に助成金を口座振替で交付します。 周知につきましては、医療機関からの紹介による購入が多いと聞いておりますので、化学療法等を行っている市内の医療機関及びがん相談支援センターが設置してございます唐津赤十字病院にチラシ配布を行ってまいります。 また、市報、ホームページ、行政放送で広報したいと考えております。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 久保美樹議員。 ◆4番(久保美樹君) 周知についてでございますが、今回、本事業名について、県内の市町によってはアピアランスケア支援事業といったところも多く、横文字や聞き慣れない言葉では分かりにくいと思っていたところ、かつら購入費助成しますとストレートに表記された自治体もございました。 本市では、がん患者医療用補正具等購入費助成事業費と、いささか長くはございますが、分かりやすい表記にされたことでよかったと思いました。 しかしながら、対象者となられる患者様にすれば、既に病院の先生からのご紹介でこのアピアランスという言葉を聞き慣れていらっしゃる方もあることと思います。申請のときに、この長い名前で言うことも大変でありますし、がん患者ということに対しても、なかなか申請する勇気がない方もあるかもしれません。周知の際には、対象者となられる方に最も望ましい事業名として、この事業名にプラスしてアピアランスケア支援金などもつけ加えられてはいかがかと思います。 次に、不妊治療支援事業費の再質疑を行います。 今年度は、予算額が前年度と比較すると減額となっておりますが、その理由についてお尋ねいたします。 ○議長(笹山茂成君) 田中保健福祉部長。          (保健福祉部長 田中寿幸君登壇) ◎保健福祉部長(田中寿幸君) お答えいたします。 令和4年度から不妊治療が保険適用開始となる中で、女性の年齢が43歳未満の場合はその対象となりますので、自己負担額が以前の3割となる見込みでございます。 そんな点を考慮しまして、従来20万円としていた治療初年度分の費用助成について、女性の年齢が43歳未満の場合の不妊治療を10万円に引き下げたことが、令和3年度予算と比較して390万円の減額となっているものでございます。 なお、令和4年度予算の申請件数や助成の額は、平成29年度から令和3年度1月まで過去5年間の実績をベースに算出しております。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 久保美樹議員。 ◆4番(久保美樹君) それでは、助成の対象となる不妊治療の種類についてお伺いいたします。 ○議長(笹山茂成君) 田中保健福祉部長。          (保健福祉部長 田中寿幸君登壇) ◎保健福祉部長(田中寿幸君) お答えいたします。 助成の対象となるのは、公益社団法人日本産科婦人科学会の登録医療機関または当該医療機関が指定した医療機関において行われた夫婦間での特定不妊治療であります。体外受精・胚移植、顕微授精・胚移植、配偶子卵管内移植、接合子卵管内移植、今申し上げました治療の一環として実施する精子を精巣または精巣上体から採取するための手術、いわゆる男性不妊治療、そして凍結胚の移植でございます。 なお、特定不妊治療は国が規定するものですので、今後変更となる可能性があります。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 久保美樹議員。 ◆4番(久保美樹君) それでは、実際の不妊治療の費用はどれぐらいになるのか、確認させてください。 ○議長(笹山茂成君) 田中保健福祉部長。          (保健福祉部長 田中寿幸君登壇) ◎保健福祉部長(田中寿幸君) お答えいたします。 不妊治療の費用につきましては、令和4年度予算の積算の基礎としました平成29年度から令和3年1月末までの助成実績から見ますと、1回当たりの治療期間で上下いたしますが、低いもので8万6,000円から高いもので109万7,000円までと幅広くなっております。 治療期間は、短いもので1カ月、長いもので3カ月以上となっており、なお、1回の治療費平均はおよそ49万円でございます。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 久保美樹議員。 ◆4番(久保美樹君) それでは、その申請方法と周知についてお伺いいたします。 ○議長(笹山茂成君) 田中保健福祉部長。          (保健福祉部長 田中寿幸君登壇) ◎保健福祉部長(田中寿幸君) お答えいたします。 申請は、治療が終了してから領収書等の必要書類がそろった状態でお願いしております。 申請の期限は、治療が終了した日の属する年度内を原則としておりますが、治療が終了した日が2月以降の場合においては、その年の5月末まで申請が可能となっております。 周知につきましては、これまで通年、ホームページに掲載するとともに、年1度、市報でお知らせをしておりましたが、来年度は市報掲載回数を増やすとともに、申請者が治療を行った実績のある医療機関に対しまして、保険適用後も本市では不妊治療の助成を継続していることをお知らせしたいと考えております。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 久保美樹議員。 ◆4番(久保美樹君) 不妊治療は、当事者の方にとりましては心、体、金銭的など、ストレスが物すごいということをお聞きしております。この事業により、少しでもその解消につながることを願いまして、次の健康マイレージ事業費の再質疑に移ります。 健康マイレージ事業「からつウェルポ」につきまして、利用増につながる取り組みの具体的な例をお示しください。 ○議長(笹山茂成君) 田中保健福祉部長。          (保健福祉部長 田中寿幸君登壇) ◎保健福祉部長(田中寿幸君) お答えいたします。 利用者増に向けた取り組みですが、ウェブ登録の方を対象に3月1日から31日までの1カ月間、2種類のポイントアップキャンペーンを実施しております。 1つは、継続記録ポイントが通常30日連続記録で10ポイント付与するところを、10日連続記録で10ポイント付与するもので、獲得ポイントが3倍になるものです。 もう1つは、友達紹介ポイントで、3月は通常20ポイント付与のところを期間限定で2倍の40ポイント付与するものでございます。 キャンペーンの実施の告知については、ウェブ登録者全員に向けて2月28日付メールでお知らせするとともに、フェイスブックやサイトのトップページでもお知らせをしているところでございます。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 久保美樹議員。 ◆4番(久保美樹君) 以前から、利用者増につながるよう、ポイント交換の見直しを提案してまいりましたが、今回、その見直しはあったのでしょうか。 ○議長(笹山茂成君) 田中保健福祉部長。          (保健福祉部長 田中寿幸君登壇) ◎保健福祉部長(田中寿幸君) お答えいたします。 現在、ポイント交換は500ポイントから可能で、事業者の方のご厚意によりまして無償での施設利用や割引サービスを商品のラインナップとしております。 議員ご提案のとおり、事業者側の負担でサービスを提供いただき、ポイント交換ができれば、市としても少ない経費でより充実した商品提供ができることになります。登録者、利用者増の一環としまして、ポイント交換の手法を確立した上で、できれば令和4年度中には協力いただける事業者を募集していきたいと考えております。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 久保美樹議員。 ◆4番(久保美樹君) それでは、この項最後の質疑になります。 この事業は、成人病予防や高額医療費の削減につながるなど費用対効果が求められる事業でありますが、今後の取り組みについて確認させてください。 ○議長(笹山茂成君) 田中保健福祉部長。          (保健福祉部長 田中寿幸君登壇) ◎保健福祉部長(田中寿幸君) お答えいたします。 令和4年度にポスター、チラシのリニューアルを予定しております。それらを使った広報宣伝活動を行い、登録者増を図ってまいります。 具体的には、新しくなったボートレース場へのチラシ設置、国スポ、全障スポの啓発活動との連携、新庁舎になって増加が見込まれる来庁者へのチラシ配布等を考えております。 また、先ほど答弁しましたが、ポイントアップキャンペーンや商品ラインナップの充実なども並行して実施し、利用者増につなげれば、市民の皆様の健康寿命の増進を図りたいと考えております。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 久保美樹議員。 ◆4番(久保美樹君) この事業の効果により、健康寿命の大幅な増進が図られ、100歳以上の高齢者となられる方があまりにも増えた場合には、社会情勢に合わせての敬老祝金の条例改正も致し方ないかと思いますが、まずは市民の健康づくりの手助けとなる事業として、事業費に見合った利用者増に努めていただきたいと思います。 それでは、唐津看護専門学校施設改修事業補助金についての再質疑を行います。 来年度は、トイレ改修を行うということでございますが、なぜ来年度となったのでしょうか。もっと早い時期に改修ができなかったのでしょうか。今回、改修というのは、どういったところを改修されるのかについてお尋ねいたします。 ○議長(笹山茂成君) 田中保健福祉部長。          (保健福祉部長 田中寿幸君登壇) ◎保健福祉部長(田中寿幸君) お答えいたします。 唐津看護専門学校のトイレ改修時期について、唐津東松浦医師会に確認しましたところ、本学校は平成2年に現在の栄町に移転して、本年度で31年を経過しており、建物の老朽化が進む中、改修の必要性が高く、就学に影響がある空調や就学用教材など優先順位を決め、改修や更新を行っているところでありまして、トイレ改修につきましては、令和3年度に男子トイレ、令和4年度に女子トイレを改修する運びとなったとのことでございます。 主な改修内容につきましては、1階、2階女子トイレ内、和式トイレの洋式化と、付帯改修としまして床、壁、及び照明の改修を予定されております。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 久保美樹議員。 ◆4番(久保美樹君) 今回、改修費に対する補助率が3分の1となっておりますが、その根拠はどうしてそのようになったんでしょうか。 ○議長(笹山茂成君) 田中保健福祉部長。          (保健福祉部長 田中寿幸君登壇) ◎保健福祉部長(田中寿幸君) お答えいたします。 今回の事業は、看護専門学校の運営団体であります唐津東松浦医師会から改修費用の支援を要望されたものでありまして、改修に係る補助メニューがないために市独自で補助するものでございます。 補助率につきましては、保健福祉分野における施設等の改修に係る市の補助率、唐津市補助金適正化ガイドライン、本看護学校移転開設時における市の補助率を参考に3分の1に設定したところでございます。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 久保美樹議員。 ◆4番(久保美樹君) この項最後の質疑となります。 今回改修に係る補助金を予算計上し、支援を行うということでございますが、なぜ支援を行うことになったのかにつきましては、ここまでの答弁の中で唐津看護専門学校の必要性を本市として認識していただいているものと理解させていただいておりますが、今後、このような支援要請があった場合、市としてはどのように対応されるのでしょうか。 ○議長(笹山茂成君) 田中保健福祉部長。          (保健福祉部長 田中寿幸君登壇) ◎保健福祉部長(田中寿幸君) お答えいたします。 唐津看護専門学校は、昭和52年の創立以来、これまで多くの看護人材の育成、輩出に携わっていただいているところでございます。 昨今、看護師の就業の場が医療機関のみならず、介護保険施設、訪問介護ステーション、社会福祉施設などの介護福祉分野まで広がっている中、本校卒業生の多くが唐津市内の医療機関、介護保険施設等に就業し、唐津地区の医療及び介護サービスに従事していただいているところでございます。 今回の唐津専門学校への支援については、改修目的が学生の就学環境の改善を図るもので、近年の学生数減少に歯止めをかける一助となるものでありまして、唐津地区の唯一の看護師を養成する機関として、市内の医療機関、介護施設等を人材面で引き続き支えていくため、補助金の予算を計上したところでございます。 なお、今後このような改修等に係る支援要請がありました場合は、看護師を養成する場として必要かどうか、内容を精査し、個々に判断していきたいと考えております。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 15時25分に再開することとし、休憩します。                   ~~~~~~~~○~~~~~~~~                     午後 3時03分  休憩                     午後 3時25分  再開                   ~~~~~~~~○~~~~~~~~ ○議長(笹山茂成君) 休憩前に引き続き会議を開きます。 議案質疑を続行します。久保美樹議員。 ◆4番(久保美樹君) 予防接種についての再質疑を行います。 子宮頸がんワクチンキャッチアップの周知方法についてお尋ねいたします。 ○議長(笹山茂成君) 田中保健福祉部長。          (保健福祉部長 田中寿幸君登壇) ◎保健福祉部長(田中寿幸君) お答えいたします。 周知方法ですが、まず、対象となる方へは郵送による個人通知を行います。そのほかにホームページや市報、保健だより、行政放送、LINEなども使って周知を図ってまいりたいと考えております。 また、接種の対象者等をお知らせするポスターを作成し、接種可能な医療機関に掲載していただくことも考えているところでございます。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 久保美樹議員。 ◆4番(久保美樹君) それでは次に、子供のインフルエンザワクチンの接種内容についてお伺いいたします。 ○議長(笹山茂成君) 田中保健福祉部長。          (保健福祉部長 田中寿幸君登壇) ◎保健福祉部長(田中寿幸君) お答えいたします。 予防接種については、予防接種法に基づき市町村が実施する定期接種と、予防接種法に基づかない任意接種がございます。子供のインフルエンザワクチンにつきましては任意接種でございまして、現在、全額実費で受けていただいているところでございます。 今回、子供のインフルエンザワクチン接種に対しての負担として、生後6カ月から中学3年生までを対象に、接種1回につき1,000円の負担を計上しております。 なお、負担回数は、生後6カ月から13歳未満は2回まで、13歳以上は1回のみとしております。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 久保美樹議員。 ◆4番(久保美樹君) 子供のインフルエンザワクチンの医療機関での接種費用と、今回予算化されました負担額につきましての根拠についてお尋ねいたします。 ○議長(笹山茂成君) 田中保健福祉部長。          (保健福祉部長 田中寿幸君登壇) ◎保健福祉部長(田中寿幸君) お答えいたします。 子供のインフルエンザの接種費用でございますが、任意接種のため医療機関によって違いますが、1回当たり3,000円前後となっております。負担額につきましては、県内他市町の負担状況を参考に、1回1,000円として予算計上をしているところでございます。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 久保美樹議員。 ◆4番(久保美樹君) 今回、子供のインフルエンザ予防接種について助成されることになりまして、本当にお母さん方は喜んでいらっしゃることと思います。対象者への周知でございますが、既に新聞等でご覧になられた方からは喜びの声を聞いておりますが、対象者への皆様にはどのように周知をされるのでしょうか。 ○議長(笹山茂成君) 田中保健福祉部長。          (保健福祉部長 田中寿幸君登壇) ◎保健福祉部長(田中寿幸君) お答えいたします。 子供のインフルエンザ接種費の助成については、ホームページや市報、保健だより、行政放送、母子アプリやLINE等を利用し周知を図っていきたいと考えております。併せてポスターを作成し、市内の医療機関へも掲示をお願いしたいと考えているところでございます。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 久保美樹議員。 ◆4番(久保美樹君) 子供のインフルエンザ費用の助成をされることとなりましたが、今後この事業につきましては継続していかれる予定であるかどうかをお伺いいたします。 ○議長(笹山茂成君) 田中保健福祉部長。          (保健福祉部長 田中寿幸君登壇) ◎保健福祉部長(田中寿幸君) お答えいたします。 インフルエンザワクチンは、インフルエンザの流行抑制や重症化予防の効果もあるとされているため、子供たちの健康を守るためにも役立っていると考えております。毎シーズン接種が必要となるインフルエンザワクチンの接種が受けやすくなるよう、接種費用の助成について当面は継続を考えているところでございますが、事業の内容については数年ごとに検証を行い、必要があれば見直しを図っていきたいと考えております。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 久保美樹議員。 ◆4番(久保美樹君) それでは、今回のインフルエンザワクチンの助成でございますが、これは私の初の一般質問で提案させていただいたものでございまして、本当にありがたいと思っております。 おたふく風邪ワクチンの助成についてそのときにお願いしておりましたが、今後、おたふく風邪ワクチンの助成についてはどのようにお考えかお聞かせください。 ○議長(笹山茂成君) 田中保健福祉部長。          (保健福祉部長 田中寿幸君登壇)
    ◎保健福祉部長(田中寿幸君) お答えいたします。 今回、新規事業といたしまして、子宮頸がんワクチンキャッチアップと子供のインフルエンザワクチン接種費用の一部負担を計上しております。今後、おたふく風邪ワクチンにつきましても、子供たちが、おたふく風邪の合併症から健康を損なうことなく、健やかな成長をしていけるよう、接種費用の助成につきましても前向きに検討をしていきたいと考えております。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 久保美樹議員。 ◆4番(久保美樹君) ぜひとも前向きな検討をお願いいたしまして、次の土木費、景観まちづくり推進費につきましての再質疑を行います。 今回、景観重要公共施設の整備方針については、どのようになっているのかについてお伺いいたします。 ○議長(笹山茂成君) 宗田都市整備部長。          (都市整備部長 宗田匡央君登壇) ◎都市整備部長(宗田匡央君) 再質疑に答えいたします。 景観重要公共施設の整備工事の方針、整備基準だと思います。こちらにつきまして、景観重要道路に関しましてご説明いたします。 まず、路線ごとに3段階の整備基準の区分分けをいたしております。 景観重要道路の位置につきましては、歩道付道路で県道3本、市道14本の計17本がございます。車道は基本的に黒舗装で、歩道は石畳風、色彩はグレー、誘導ブロックには縁取りを設け、色彩はダークグレーとなっており、使用する色彩を極力少なくすることとしております。 また、区分2につきましては市道が7本ございまして、車道仕上げはグレーとなっており、表層部分のアスファルトとセメントミルクを混合したたわみの少ない舗装で、半たわみ舗装というものが該当いたします。 また、区分3につきましては、県道1本、市道15本の計16本がございます。構造、舗装材及び色彩は、地域のまちづくり活動や地域住民の合意形成に基づき決定することとしております。 また、景観重要道路の共通事項といたしましては、柵、外灯、標識柱、道路附属物の色彩はダークブラウンなどのルールを設けております。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 久保美樹議員。 ◆4番(久保美樹君) それでは、令和4年度の整備内容についてお伺いいたします。 ○議長(笹山茂成君) 宗田都市整備部長。          (都市整備部長 宗田匡央君登壇) ◎都市整備部長(宗田匡央君) 再質疑に答えいたします。 景観重要道路の整備工事につきましては、令和4年度は3カ所を予定しております。市道埋門海水浴場線の南城内駐車場入り口の区間、2つ目として、市道千代田町二ノ門線の東城内交差点から千代田橋までの区間、3つ目としまして、市道木綿町材木町線の木綿町と千鳥橋の間の区間の各一部の舗装改良工事等を行うこととしております。 市道埋門海水浴場線につきましては、老朽水道管の布設替え工事に伴います舗装が現在仮復旧となっております。この舗装仕上げを全面的にアスファルトとセメントミルクを混合したグレー色の半たわみ舗装を、延長183メートル、幅員6メートルで行うこととしております。 また、市道千代田町二ノ門線につきましても、同じく老朽水道管の布設替え工事に伴う舗装が仮復旧となっておりますので、歩道の仕上げ材全体を現在のコンクリート舗装から景観に配慮しました石畳風の平板ブロックとしまして、片側歩道、延長95メートル、幅員2.5メートルを計画しております。 市道木綿町材木町線につきましては、平成7年に町田川に架かる歩行者専用の千鳥橋が完成し、そのアクセス道路とした民地との境界を景観に配慮した木塀を整備しておりましたが、老朽化により改修が必要になっておりますので、土台やり替え、控えの補強柱の追加など、使える部材は生かしながら補修を行うこととしております。 いずれも国の街並み環境整備事業交付金を活用しまして整備したいと考えているところでございます。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 久保美樹議員。 ◆4番(久保美樹君) 重点区域における景観まちづくり推進事業補助金についてですが、この対象となる事業にはどのようなものがあって、どのようなものに対して補助金が出せるのでしょうか。 ○議長(笹山茂成君) 宗田都市整備部長。          (都市整備部長 宗田匡央君登壇) ◎都市整備部長(宗田匡央君) 再質疑に答えいたします。 景観まちづくり推進事業補助金でございますが、唐津市景観計画の重点区域であります城内地区と曳山通りにおいて景観まちづくりを推進するため、住宅などの修景工事や笹垣の維持を支援するためのものでございます。 補助の対象事業でございますが、まちなみ修景事業といたしまして、建築物の屋根や外壁などの修景工事、笹垣維持事業といたしまして、ヤダケまたはホウライチクなどを用いた笹垣で、公道から見える部分の維持のための費用がございます。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 久保美樹議員。 ◆4番(久保美樹君) それでは、この項最後の質疑になります。 この補助金の周知方法についてお伺いいたします。 ○議長(笹山茂成君) 宗田都市整備部長。          (都市整備部長 宗田匡央君登壇) ◎都市整備部長(宗田匡央君) 答えいたします。 景観まちづくり推進事業補助金の周知方法につきましては、城内地区及び曳山通りの対象地区に対しまして、毎年度、案内チラシを全戸に配布しますとともに、市報及び行政放送でお知らせを年に数回いたしております。令和3年度は、5月、7月、9月、12月の4回を周知いたしたところでございます。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 久保美樹議員。 ◆4番(久保美樹君) それでは、続きまして宅地耐震化推進事業費の再質疑を行います。令和4年度の事業内容についてお伺いいたします。 ○議長(笹山茂成君) 宗田都市整備部長。          (都市整備部長 宗田匡央君登壇) ◎都市整備部長(宗田匡央君) 再質疑に答えいたします。 令和4年度の事業内容でございます。近年における大規模地震による盛土造成の滑りによる滑動崩落などで宅地被害を防ぐため、全国の大規模盛土造成地の危険性について調査をしまして、マップの公表、高度化を図るとともに、耐震化を推進するなど、宅地の安全性、事前対策を進めることが全国的に加速化してきております。 その中で、国の方針としまして、宅地耐震化推進事業の大規模盛土造成地の変動予測調査を県と市で実施することになっているところでございます。 全体のスケジュールとしましては、国が作成しましたロードマップに基づき、既に令和2年度までに県において第一次スクリーニングを完了しており、その後、市が行う第二次スクリーニング計画の策定を令和4年度までに完了することとなっております。今回、第二次スクリーニング計画の策定費として770万円を計上させていただいたところでございます。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 久保美樹議員。 ◆4番(久保美樹君) 本市における調査対象となった箇所はどこであるのか、また、どのくらいあるのかについてお伺いいたします。 ○議長(笹山茂成君) 宗田都市整備部長。          (都市整備部長 宗田匡央君登壇) ◎都市整備部長(宗田匡央君) 再質疑に答えいたします。 調査箇所でございますが、本市の調査対象箇所としましては、旧唐津地区で17カ所、浜玉地区で2カ所、北波多地区で3カ所、厳木地区で6カ所、相知地区で3カ所、七山地区で1カ所の合計32カ所でございます。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 久保美樹議員。 ◆4番(久保美樹君) それでは、この項最後の質疑となります。 令和7年度にスクリーニング計画を策定するということでございますが、その後の計画につきまして、どのようになるのかお伺いたします。 ○議長(笹山茂成君) 宗田都市整備部長。          (都市整備部長 宗田匡央君登壇) ◎都市整備部長(宗田匡央君) 再質疑に答えいたします。 第二次スクリーニング調査を令和7年度までに完了する計画となっておりまして、その後、その結果によりまして、直ちに滑りによる滑動崩落をする恐れがないと判断された場合に対しましては経過観察とし、危険な宅地があった場合は、宅地所有者などで対策工事を行うこととなっております。 なお、この対策工事につきましては、大規模盛土造成地活動崩落防止事業により、一定の要件を満たした場合、費用の一部を国が補助する制度がございます。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 久保美樹議員。 ◆4番(久保美樹君) それでは、防災対策諸費につきましての再質疑を行います。 今回、男女共同参画の視点を踏まえた避難所運営マニュアルを作るということでございますが、マニュアルを作成するに当たり、男性だけではなく、女性の意見を反映することが重要だと思います。 現在、市の危機管理防災課の職員の中に女性が配属されているのでしょうか。また、外部の委員を選任して作成されるとのことでございますが、どのような方で構成されているのかについてお伺いいたします。 ○議長(笹山茂成君) 濵口総務部長。          (総務部長 濵口 智君登壇) ◎総務部長(濵口智君) まず、危機管理防災課の女性職員でございますが、8人職員がおりますうち1名が女性職員でございます。 次に、避難所運営マニュアルの作成検討委員会の構成でございますが、本市の危機管理防災課と、あと男女共同女性活躍推進課の職員で連携をいたしまして進めていきたいと考えております。また、外部委員といたしまして、社会福祉協議会の職員、自主防災会の役員、消防団員、女性防火クラブ役員の方、アバンセ職員、また、ご了解を頂ければLGBTs関係団体の方にもご参集いただきたいと考えております。 また、アバンセが作成しました避難所運営の手引というものの作成に携わられた静岡大学の教授をアドバイザーとして参加させていただくことで調整をしたいと考えております。委員は13名程度を考えておりまして、委員の半数は女性の方にお願いしたいと考えております。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 久保美樹議員。 ◆4番(久保美樹君) それでは次に、今回防災マップを更新されるということでございますが、その目的と追加される情報についてお伺いいたします。 ○議長(笹山茂成君) 濵口総務部長。          (総務部長 濵口 智君登壇) ◎総務部長(濵口智君) 現在、市民の皆様に配付をさせていただいています防災マップは、平成31年3月に作成したものでございます。今回更新する目的でございますが、新たに2つの浸水想定情報が公表されたことに伴うものでございます。 まず、追加する情報の1つ目でございますが、令和3年4月に県の管理します県管理ダム下流域河川の洪水浸水想定区域図を佐賀県が公表されております。本市におきましては、平木場ダム、それから、相知の伊岐佐ダム、この下流域の浸水想定区域を追加したいと考えております。 2つ目は、今年度末になりますが、高潮の浸水想定図、これも佐賀県のほうから公表される予定となっております。この2つの浸水想定を反映させるものでございます。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 久保美樹議員。 ◆4番(久保美樹君) 防災マップの更新についてですが、前回、平成31年3月に策定された防災マップから何を改善されたのかについてお伺いいたします。 ○議長(笹山茂成君) 濵口総務部長。          (総務部長 濵口 智君登壇) ◎総務部長(濵口智君) 今回作成を予定しております防災マップでございますが、まず、サイズを市報等と同じA4版で作成したいと考えております。これは、訓練等に使用いたします際に携帯性を向上させたいという考えでおります。 また、防災マップの冊子につきましては、前回同様に災害種別ごとの備えですとか、避難をするときの心得、そういった基本情報を掲載するようにいたしております。 土砂災害警戒区域、それから、浸水想定区域、そういったものを掲載しております地図の部分でございますが、これは冊子と一体化をしませんで、冊子の巻末にポケットを作りまして、大版、A1サイズというA4サイズの8倍ぐらいの大きさになりますが、そういった大型の地図を折り畳んで収納するというタイプの仕様としたいと考えております。 また、その地図等も含めまして紙の材質の話でございますが、耐水性や耐久性に優れましたライメックスという材質で作成したいと考えております。 地図につきましては、両面印刷とさせていただきまして、表面に小学校単位を基本といたしましたエリアの詳細な地図、裏面に旧唐津ですとか浜玉地区とか、そういう大きなブロックで分けた広域の地図を掲示するということで、地域ですとか学校での防災活動に活用しやすい地図というものを想定しております。 そのほか市ホームページに掲載しております防災マップは、現在、冊子版を1ページごとPDFのデータ化したものをホームページに掲載しておりますが、今回の改善ということで、グーグルマップとかモニター上でスクロールさせて切れ目のない地図の確認ができるというようなものを想定いたしております。したがいまして、パソコンとかスマートフォンでの利便性の向上につながるものと考えております。 また、ウェブ版につきましては、英語表記版も作成したいと計画いたしております。 また、完成いたしました防災マップでございますが、受託された業者から直接市内の各世帯へ配送までを一貫した業務として実施したいと考えております。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 久保美樹議員。 ◆4番(久保美樹君) それでは次に、防災体制判断支援サービス及び市民向け防災気象サービスの提供の内容と、期待される効果についてお伺いいたします。 ○議長(笹山茂成君) 濵口総務部長。          (総務部長 濵口 智君登壇) ◎総務部長(濵口智君) これは、民間気象会社の防災気象情報のサービスというものを提供を受けるものでございまして、まず、防災体制判断支援サービスというものは、市の災害対策本部等におきまして、避難場所の開設、それから、避難指示等避難情報の発令する区域や、その発令するタイミング、解除するタイミング、そういったものの判断につきまして、専門的な知見を踏まえた危険度レベル、それから、独自の解析をいたしました土砂災害危険度情報など、防災気象情報の提供を受けようとするものでございます。 次に、市民向け防災気象サービスの提供についてでございますが、ホームページ上に独自のページを設けまして、発表中であります気象情報、天気予防、雨量情報、河川の水位情報、雨雲の動き、そういった情報を一元的に確認できるようにしたいと考えるものでございます。 これまでは気象庁のホームページで無料情報、また、土砂災害の危険度情報を確認し、また、違う情報であります雨量情報ですとか河川の水位情報は佐賀県のホームページを読みに行くと、それぞれ違ったページに飛ばないと確認ができてございませんでした。 それぞれのページを確認しておったところですが、今回のサービスの導入により、1つのページ上で必要な情報を確認できるようになりますし、我々行政もですが、市民の皆様にも適切な避難行動につながることを期待しているというものでございます。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 久保美樹議員。 ◆4番(久保美樹君) それでは、この項最後の質疑になります。 280MHzデジタル無線システムの維持管理費について、その内容についてお伺いいたします。 ○議長(笹山茂成君) 濵口総務部長。          (総務部長 濵口 智君登壇) ◎総務部長(濵口智君) 280MHzデジタル無線でございますが、防災ラジオのシステム維持管理費でございます。 維持管理費の内容でございますが、防災ラジオの電波を送信いたします八幡岳、七山送信局、そういったものの保守監視料、本庁や市民センターから情報を配信する際の機器の利用料、そのほか衛星回線、インターネットの回線の使用料でございます。 八幡岳、七山送信局の保守監視につきましては、保守業者が遠隔監視できる体制を構築しておりまして、異常等がありました場合には24時間365日で対応することとなっているものでございます。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 久保美樹議員。 ◆4番(久保美樹君) 令和2年には大型台風、翌年令和3年にはこれまでにない豪雨と毎年のように発生し、市から避難指示などの避難情報が発令されております。住民が避難行動を起こすきっかけとなる避難情報などの情報を確実に確認するには、防災ラジオはとても有効なものだと思います。 特に、避難行動要支援者や情報弱者と言われる方々に情報が届くよう、これまでの答弁にもございましたように、関係機関と連携され、引き続き配付率が向上するよう努めていただきたいと思います。 それでは次に、教育費に入りますが、教育費のいきいき学ぶからつっ子育成事業費につきましてと、スクールサポートスタッフ配置事業費につきまして、また、近代図書館施設等整備につきましては取り下げさせていただきます。 それでは、小学校感染症対策等事業費、中学校感染症対策等事業費につきましての再質疑を行います。 感染対策に使われているものでございますが、学校現場ではどのように利用されて使用されているのかにつきまして、こちらのほうの使用状況については、学校から報告されるものだけではなく、実際に足を運び調査されるものであるのかどうかお伺いたします。 ○議長(笹山茂成君) 草場教育部長。          (教育部長 草場忠治君登壇) ◎教育部長(草場忠治君) 再質疑に答えいたします。 飛沫防止ガード等の利用状況につきましては、実際の現場を調査しないと詳細の把握が困難でありますので、1月末から学校訪問を行いまして調査をいたしたところでございます。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 久保美樹議員。 ◆4番(久保美樹君) この1月より、これまでのデルタ株と違ったオミクロン株の流行により今回のような事態を招いているわけでございますが、オミクロン株を受けての学校側に対する対策について、どのようになさったかをお尋ねいたします。 ○議長(笹山茂成君) 栗原教育長。          (教育長 栗原宣康君登壇) ◎教育長(栗原宣康君) 再質疑に答えいたします。 まん延防止等重点措置適用に伴う対応でございますが、まずは、まん防発令前の1月21日に、感染防止対策の見直し及び教育活動の再点検を通知したところでございます。 また、同日に、感染症に係る授業時間の変更及び1人1台端末の家庭への持ち帰りに関する留意点を通知したところであります。 さらに、2月7日には、新型コロナウイルス感染症に対応した学校における教育活動の留意点について、改訂版を通知いたしまして、従来の留意点に不織布マスクの推奨や、1人1台端末を活用したオンライン授業の実施に関する留意点を追加したところでございます。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 久保美樹議員。 ◆4番(久保美樹君) それでは次に、今回のオミクロン株の感染拡大によりまして、休校や学級閉鎖になるところが多々あったと思いますが、その際に一番心配されることが、学習の遅れをどう取り戻すかということだと思います。これに対しまして、学習保障の取り組みにつきまして、どのように対応なさったのかについてお伺いいたします。 ○議長(笹山茂成君) 栗原教育長。          (教育長 栗原宣康君登壇) ◎教育長(栗原宣康君) 再質疑に答えいたします。 学級閉鎖を行った学校では、様々な学力保障を行っております。事前に用意しておりました問題集や、配付したプリントに取り組ませた学校や、6年生において1人1台端末を持ち帰り、日々の健康観察や学習ソフト等を用いた学校がございます。 また、1人1台端末を用いて、閉鎖だった期間、午前中オンライン授業を行った学校もございました。その学校では、先生が黒板に板書して、家庭にいる児童がノートに写し、指名された児童が教科書を読み、他の児童がそれを聞きながら授業を進めるという状況でありました。 現段階では、全ての学校、全ての学級でオンライン授業ができているというところまでは至っておりませんが、よりたくさんの学級で実施できるよう進めているところでございます。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 久保美樹議員。 ◆4番(久保美樹君) 1人1台端末につきましては、こういったときに本当に役に立つ媒体であると思ったのですが、ただいまのご答弁の中では、午前中オンライン授業を行った学校もあったということで、全体的な取り組みとはまだ至っていないようなところで、ちょっと残念な思いであります。 では、実際、なぜ全ての学校、全ての学級で実施ができなかったのかについて、すみません。これが最後の質疑となりますが、よろしくお願いいたします。 ○議長(笹山茂成君) 栗原教育長。          (教育長 栗原宣康君登壇) ◎教育長(栗原宣康君) 再質疑に答えいたします。 オンライン学習を家庭で行うためには、児童生徒が1人1台端末に慣れ、操作のスキルを上げていく必要がございます。オンラインでの学習を進めるに当たって、児童生徒にタブレットを配付する前に、教室で使うためのルールを作成し、令和3年7月に研究指定校でタブレット端末を配付して生徒に使用させ、ルールの見直しを行い、完成版を全学校に配付いたしました。 その後、9月から全学校にタブレット端末の使用をスタートし、学校での使い方のルールに基づいて使用してまいりました。 また、家庭へのルールの持ち帰りのルールを作成後、9月に指定校の生徒がタブレット端末を持ち帰って学習を行い、持ち帰りのルールの見直しを行ったところであります。 それと並行して、学校では、オンライン学習を行うための2つのソフトの使い方に慣れる必要がございました。教師の研修や、小学校でも自分1人で操作できるよう指導する時間を確保し、家庭でも保護者の方に尋ねることなく、自信を持ってタブレットを使って学習ができるよう進めているところであります。 保護者の皆様には、タブレット端末を持ち帰るための説明と協力を得ることも必要で、持ち帰る場合は保護者の確認証の提出を頂いているところです。 通信環境、または通信料を確認する必要もございました。生徒が実際に家庭に持ち帰って接続できるかを確認しているところです。通信料につきましては、持ち帰って学習することで、実際どれくらいの通信料が必要なのか、研究指定校がタブレットを持ち帰って学習を行った際の通信料を確認し、実際に端末を持ち帰って学習できることが確認できたところでございます。 現在、オンライン学習をするに当たっては、全ての学級において学習ソフトを使ってドリル学習をすることは可能です。学校にはタブレット端末を持ち帰ってのオンライン授業の方法を提示して、学校で今、授業で模擬的に行って準備を進めているところでございます。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 久保美樹議員。 ◆4番(久保美樹君) 1人1台端末につきましては、学習ソフトを使ってドリル学習をすることにつきましては代わりの紙媒体でもできることでありまして、何より皆さんが望んでいることは、1人1台端末を持ち帰って、それでオンライン授業等ができればということを願っていらっしゃることと思います。これが一日でも早く唐津市全体で取り組めることを願いまして、私の議案質疑を終わります。 ○議長(笹山茂成君) 古藤宏治議員。 ◆10番(古藤宏治君) 10番、古藤宏治でございます。令和4年度議案第1号、唐津市当初予算の一般会計予算の中から、農林水産業費3項目、消防費2項目、教育費1項目、合計6項目質疑をいたします。 まず、農林水産業費の中山間地域等直接支払事業費についてですが、この制度は長い間続いている制度でございますが、まず、その概要についてお伺いをいたします。 次に、環境保全型農業直接支払事業費ですが、まず、この事業の目的と概要についてお伺いをいたします。 次に、浜崎漁港海岸浸食対策事業費についてですが、浜崎漁港海岸浸食対策事業は、唐津湾海岸浸食対策調査検討委員会の提言に基づいて対策事業が進められてきたと認識しております。初めに、これまでの対策事業についてお伺いをいたします。 次に、消防費の消防通信指令施設管理費についてですが、新たに防水型ドローンを整備し、雨天どきにおける人命救助等の災害現場の情報収集活動を行い、円滑な消防活動に寄与するものということですが、まず、ドローン隊の取り組みについてお伺いをいたします。 次に、地域防災力向上促進事業費についてですが、地域防災力向上を図るため、自治会等による自主防災組織の設置促進及び育成強化の支援を行うものということですが、現在、唐津市が認定している自主防災組織の設置数についてお伺いをいたします。また、設置率や、地区ごとの設置状況なども併せてお願いをいたします。 最後に、教育費の浜崎小学校増築事業費ですが、この件に際しましては、大規模改修の際に、浜玉地区においては急激に住宅が増えており、子育て世代の流入が増えていますが、教師の数は足らなくなるのではないかという指摘をしておりましたが、今回、増築の要求となった経緯についてお伺いをいたします。 これで、1回目の質疑といたします。 ○議長(笹山茂成君) 山本農林水産部長。          (農林水産部長 山本善文君登壇) ◎農林水産部長(山本善文君) 古藤議員のご質疑に答えいたします。 私のほうには3項目ございました。まず、中山間地域等直接支払制度の概要についてお答えいたします。 中山間地域等直接支払制度は、農業生産条件の不利な中山間地域等におきまして、集落等を単位に農用地を維持管理していくための取り決めを締結し、農業生産の維持や、発展や地域の活性化を行う活動を支援する制度でございます。 本制度は、平成12年度から始まり、令和元年度で第4期対策が終了し、令和2年度から令和6年度までの5年間が第5期対策の実施期間となっております。 第5期対策では、令和元年8月に施行された棚田地域振興法に基づく棚田地域の振興を図る取り組みを支援するための棚田地域振興活動加算、新たな人材の確保や営農にかかわらず、集落機能を強化する取り組みへの支援を強化するための集落機能強化加算、生産性の向上を図る取り組みを支援するための生産性向上加算が新設され、集落協定広域化加算が拡充されております。 なお、令和4年度より棚田地域振興活動加算を受ける農地のうち、超急傾斜農地を対象に、超急傾斜地棚田加算が拡充されることとなっております。 続きまして、環境保全型農業直接支払事業、概要、目的でございます。 環境保全型農業直接支払事業は、農業の持続的発展と、農業の有する多面的機能の健全な発揮を図ることを目的として、中山間地域等直接支払事業、多面的機能支払事業と同じく、農業の有する多面的機能の発揮の促進に関する法律に基づいて実施される日本型直接支払事業の一つでございます。 事業内容につきましては、地域や農村集落などのまとまりを持った農業者等によって構成される団体が、土づくり等を通じて、化学肥料や農薬の使用を減らすことで、環境負荷の低減に配慮した持続的な農業を確立し、あわせて、レンゲなどの緑肥作物の作付を行うことで、土壌中の炭素貯留による地球温暖化の緩和、また、生物多様性の保全に関しましても効果の高い営農活動を推進するものでございます。 環境保全の取り組みだけではなく、消費者の食品安全や、生産者自らの身を守るための農業作業工程を見直すといった労働安全などに関する国際水準推進GAPの研修を受けて取り組むことが要件となっております。 以上でございます。 続きまして、浜崎漁港海岸浸食対策事業の、これまでの対策についてでございます。 浜崎漁港海岸の浸食対策としましては、まず、平成28年度に現状把握として海岸測量調査を行い、これを対策前の比較資料としております。平成29年度に、突堤整備に係る基本設計と詳細設計を行い、平成30年度に補助メニューに関する協議や海岸保全区域の変更を行っております。そして、令和元年度に50メートルの突堤整備を行っております。 また、令和元年度以降は、毎年2,500立方メートル程度の養浜を実施しております。このほか令和2年と令和3年度は海岸線の変化を経過観測する測量を行ったところでございます。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 青山消防長。          (消防長 青山幸生君登壇) ◎消防長(青山幸生君) 古藤議員のご質問にお答えします。 令和元年7月に唐津市消防ドローン隊を発足した際、実用機2機を整備し、人が踏み入ることができない救助現場、行方不明者捜索活動等、また火災調査での俯瞰撮影など災害現場での活動支援を行っているところでございます。 ドローン操縦士の育成については、航空機を管理監督する国土交通省の指定するドローン操縦士養成所において消防職員3名が無人航空機回転翼3級の資格を取得し、当該職員が指導者となり唐津市消防無人航空機運用要領に基づき8名を認定し、計11名で唐津市消防ドローン隊を運行開始しており、令和2年度には新たに2名を認定し、現在13名で構成しております。 また、令和3年度はさらに2名の認定操縦士として要請しているところであり、今年度中に唐津市消防ドローン隊の隊員を15名とし、体制の充実を図っているところでございます。 ドローン操縦訓練につきましては全員が毎月1回必ず操縦訓練を行うこととしており、操縦の維持向上に努めているところでございます。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 濵口総務部長。          (総務部長 濵口 智君登壇) ◎総務部長(濵口智君) 地域防災力向上促進事業費についてお答えいたします。 令和4年3月1日現在の自主防災組織の組織数でございますが、76組織でございます。 組織率で申し上げますと、自主防災組織が活動範囲としている地域の世帯数で算出した率を申し上げますと、36.72%となるものでございます。 令和3年度中に新規に設立されたのは大良地区自主防災会の1組織のみでございました。その結果でございますが、地域別で申し上げますと、唐津地区が48組織、浜玉地区7、厳木地区2、相知地区2、北波多地区3、鎮西地区4、呼子地区1、七山地区9と肥前地区がゼロいう状況でございます。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 草場教育部長。          (教育部長 草場忠治君登壇) ◎教育部長(草場忠治君) 浜崎小学校増築事業費について古藤議員の質疑にお答えします。 浜崎小学校は平成28年度に実施設計を行い、平成29年度、平成30年度で大規模改造工事、平成31年度の外構工事・グラウンド整備工事で完了しております。 大規模改造の設計の際は、その時点での出生数や社会動態などを用いて児童数の推計を行い、35人学級を見込んだ学級数で必要教室数の想定を行っておりましたが、教室不足は発生しない見込でございました。昨今、浜崎小学校校区への人口流入増加や特別支援学級児童の急増による学級増加が顕著となり、今後も児童数・学級数の増加が見込まれることから、今後の教室不足に対応するため将来的な統廃合も見据えた増築を行うものでございます。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 古藤宏治議員。 ◆10番(古藤宏治君) それでは、中山間地域等直接支払事業費について再質疑をいたします。 令和4年度より棚田地域振興活動基盤を受ける農地のうち、超急傾斜農地を対象に超急傾斜地棚田加算が拡充されるということでありますけども、第5期対策におけるこれまでの実績と令和4年度における計画についてお伺いをいたします。 ○議長(笹山茂成君) 山本農林水産部長。          (農林水産部長 山本善文君登壇) ◎農林水産部長(山本善文君) 再質疑にお答えいたします。 第5期対策におけるこれまでの実績につきましては、令和2年度におきまして取り組み集落数99集落、取り組み農用地面積1,607ヘクタール、交付金額3億2,193万6,000円となっておりまして、先ほど申し上げました加算の対象となる取り組みにつきましては、令和2年度から、肥前町の中浦棚田組合が杉野浦集落と連携並びに農事組合法人楽々ファーム中浦を中心的な担い手と位置づけることによる集落協定広域加算、さらにドローン導入活用による生産性向上加算に取り組まれております。 令和3年度におきましては、取り組み集落数99集落、取り組み農用地面積が1,818ヘクタール、交付金額3億2,394万6,000円となっておりまして、鎮西町の赤木集落協定において大型トラクター導入によるあぜ塗り耕うん作業等の共同化による生産性向上加算に令和3年度より取り組まれております。 また、令和4年度の計画につきましては、取り組み集落数が99集落、取り組み農用地面積1,834ヘクタール、交付予定金額3億2,717万9,000円、相知町蕨野集落協定において、棚田地域振興活動加算が拡充された超急傾斜地棚田加算に令和4年度から取り組まれる予定となっております。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 古藤宏治議員。 ◆10番(古藤宏治君) 第5期対策においては取り組み農用地面積は年々増加している傾向にあるとありますが、集落において取り組みを行う上で課題はないのか。 また、今後どのように推移していくのかについてお伺いをいたします。 ○議長(笹山茂成君) 山本農林水産部長。          (農林水産部長 山本善文君登壇) ◎農林水産部長(山本善文君) 再質疑にお答えいたします。 今後の推進課題ということでございました。 議員ご案内のとおり第5期対策におきましては、取り組み集落数は99集落と変わらないものの、取り組み面積は加算の対象となる取り組みへの新たな取り組みなどがなされたために年々増加しております。 しかしながら、取り組みを行う集落からは高齢化による役員の成り手がいない、取り組みを行う担い手がいないなどの声を聞いております。市といたしましては、複数の集落による広域化、人材確保のための取り組み、またドローンや自走式草刈り機などの導入といったスマート農業等への取り組みを支援することで、高齢化が進む農業生産条件の不利な中山間地域等におきまして安定した農業生産の維持や地域の活性化を推進していきたいと考えております。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 古藤宏治議員。 ◆10番(古藤宏治君) 中山間地域にとっては大変有効な制度でありますので、今後ともよろしくお願いをいたします。 続きまして、環境保全型農業直接支払事業費について再質疑をいたします。 事業の概要は分かりました。 次に、本事業のこれまでの実績と令和4年度計画の推移についてお伺いをいたします。 ○議長(笹山茂成君) 山本農林水産部長。          (農林水産部長 山本善文君登壇) ◎農林水産部長(山本善文君) 再質疑にお答えいたします。 これまでの実績及び計画の推移といたしましては、取り組み項目である有機農業、緑肥作物の作付、冬季湛水の合計について令和元年度から3カ年の事業実施状況をお答えいたします。 令和2年度の実績でございますが、取り組み件数16件、受益農家戸数は全部で83戸、受益面積の合計は107ヘクタールでございます。交付金額の合計は673万3,000円でございます。 令和3年度は、これは実績見込でございますが、取り組み件数17件、受益農家戸数は合計で70戸、受益面積の合計は96ヘクタール、交付金額の合計は620万円となっております。 令和4年度の計画でございますが、取り組み件数14件、受益農家戸数合計が70戸、受益面積は98ヘクタール、交付金額が634万円の予定でございます。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 古藤宏治議員。 ◆10番(古藤宏治君) 取り組みを実施される戸数や面積は年々減少傾向にありますが、減少の要因と本市における今後の推進についてお伺いをいたします。 ○議長(笹山茂成君) 山本農林水産部長。          (農林水産部長 山本善文君登壇) ◎農林水産部長(山本善文君) 再質疑にお答えいたします。 まず、減少の要因でございますが、有機農業の取り組みは若干の増加経過はあるものの、本事業での取り組みに大きな割合を占める緑肥作物作付の取り組み面積の減少があり、その要因といたしましては、米の価格低迷、農業者の高齢化などが上げられております。農業情勢及び農村集落の状況の変化によるものと考えております。 今後の推進でございますが、本事業は環境保全に効果の高い営農活動を支援することで、地球温暖化防止や生物多様性保全に貢献する社会的意義の高い事業でございます。農村地域を中心に働きかけを行い、環境保全に効果の高い営農活動が地域でまとまりを持って取り組まれるように、引き続き普及促進を図りたいと考えております。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 古藤宏治議員。 ◆10番(古藤宏治君) 引き続き普及推進をよろしくお願いをいたします。 次に、浜崎漁港海岸侵食対策事業費について再質疑をいたします。 この対策事業に関しては令和元年度に突堤整備が行われて以来、その後、目に見えてその効果が出ているように感じております。地元の皆さんも感謝をされているようです。市としましては、事業成果をどのように捉えてあるのかお伺いをいたします。 ○議長(笹山茂成君) 山本農林水産部長。          (農林水産部長 山本善文君登壇) ◎農林水産部長(山本善文君) 再質疑にお答えいたします。 浜崎漁港海岸侵食対策事業の効果ということでございます。 令和2年度と令和3年度に実施しました海岸線の測量結果を見ますと、侵食対策前と比較して、令和元年に整備した突堤側から200メートル程度については砂の堆積量が増加傾向を示しています。また、毎年度行っている養浜も実施する場所が年々海側へせり出してきています。一方で突堤から離れた場所では現時点では対策前と比較して変化は見られていないことから、市としましては浜崎漁港海岸全体に変化が現れるまでには一定の時間は必要であると考えているところでございます。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 古藤宏治議員。 ◆10番(古藤宏治君) 令和元年度に行われた突堤整備では自然石が利用されており、景観にも溶け込んでいると地元でも大変好評のようです。 それでは、令和4年度以降の対策事業について予定する内容をお伺いをいたします。 ○議長(笹山茂成君) 山本農林水産部長。          (農林水産部長 山本善文君登壇)
    ◎農林水産部長(山本善文君) 古藤議員の再質疑にお答えいたします。 令和4年度以降の事業でございます。 令和4年度の事業といたしましては、令和元年度に整備した突堤50メートルをさらに20メートル延伸するように予定しております。また、同時に2,500立方メートルの養浜を予定しております。さらに、その翌年度令和5年度には養浜とともに令和4年度の整備工事により全長70メートルとなった突堤の影響・効果を見るための海岸測量調査を行い、事業完了となる見込でございます。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 古藤宏治議員。 ◆10番(古藤宏治君) 最近では、天気がいい日には突堤の先にたたずんでおられる姿をよく見かけるようになりました。70メートル完成した折には、海岸侵食対策はもとより、観光の新たなスポットになるではないかと期待をしております。 次の質問に入ります。 消防通信指令施設管理費について再質疑をいたします。 それでは、取り組みについては理解いたしました。 それでは、これまでの活動実績についてお伺いをいたします。 ○議長(笹山茂成君) 青山消防長。          (消防長 青山幸生君登壇) ◎消防長(青山幸生君) 唐津市消防ドローン隊が発足してこれまでの活動実績につきましては、火災救助出動、行方不明者捜索等及び火災調査等の災害によるものが、令和元年度7回、令和2年度11回、令和3年度の今現在10回、計28回活動をしております。ドローン活用のニーズは増えているところでございます。 また、警察、海上保安部等との合同訓練にはこれまで13回ドローン隊として参加しており、今後も防災関係機関との連携強化を図っている状況でございます。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 古藤宏治議員。 ◆10番(古藤宏治君) いろんな場面でもドローンが利用されるようになりましたけども、ドローンを活用した他部局との連携についてお伺いをいたします。 ○議長(笹山茂成君) 青山消防長。          (消防長 青山幸生君登壇) ◎消防長(青山幸生君) 再質疑にお答えします。 ドローンを活用した他部局との連携でございますが、風水害等の自然災害による被害状況の撮影のほか、公共施設等の状況確認のために撮影などの依頼に応じて、これまで7回の撮影飛行を行っているところでございます。ドローンの活用については様々な用途で活用されることが考えられますので、他の部局との業務についてドローンの活用が有効であると考えられ、依頼があれば可能な限り対応してまいりたいと考えております。 また、今年度、都市整備部及び農林水産部職員のドローン操縦士養成の依頼により、都市整備部1名・農林水産部3名を認定操縦士として養成しており、庁内横断しての部局との連携につきましては、引き続き推進してまいりたいと考えているところでございます。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 古藤宏治議員。 ◆10番(古藤宏治君) 今回の防水型ドローンの購入の経緯についてお伺いをいたします。 ○議長(笹山茂成君) 青山消防長。          (消防長 青山幸生君登壇) ◎消防長(青山幸生君) 再質疑にお答えします。 消防本部が保有するドローンにつきましては機体が防水性能を有しておらず、雨天時における災害対応に即応できない状態でございます。近年、唐津市においても大雨等の自然災害が頻発する状況の中、雨天時の災害対応可能な防水型ドローンのニーズが高まり、消防本部において防水型ドローンの購入について検討を行っていたところ、総務省消防庁において防水性能を有するドローンを総合本部が調達する費用について、令和4年度から新たな緊急防災・減災事業債の対象とすることが発出されたところでございます。消防本部としましては防水型ドローンの整備により、雨天時におきましても災害発生初期の俯瞰的視点から情報を収集することが可能となり、被害状況や災害推移の把握、効果的な部隊運用につながり、トータル被害の軽減に効果的であることから、令和4年当初における防水型ドローン機体の購入についてお願いしているところでございます。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 古藤宏治議員。 ◆10番(古藤宏治君) 理解をいたしました。今後ですけども、本市においては幾つもの港湾を有しており、また河川・ダム等も有しております。水中の中での活用も多くなってくると思いますので、水中ドローンも検討されてはいかがと思います。 次に、地域防災力向上促進事業費の再質疑をいたします。 現在、市内に自主防災組織が76組、組織があるということでした。自主防災組織が防災活動を行う上で、様々な防災資機材を整備するために唐津市自主防災組織育成事業補助金を活用されているようですが、資機材整備に関わる補助金の制度や利用状況についてお伺いをいたします。 ○議長(笹山茂成君) 濵口総務部長。          (総務部長 濵口 智君登壇) ◎総務部長(濵口智君) 自主防災組織が資機材等を整備されます際には、主に唐津市自主防災組織育成事業補助金の中の防災資機材購入事業を活用されているところでございます。防災資機材購入事業でございますが、消火器や消防ホースなどの初期消火用具、ハンマーやバールなどの救助用具などの購入に係る経費を補助対象といたしまして、補助率3分の2で10万円を限度といたしてございます。 本年度は14組織の自主防災組織が防災資機材購入事業を活用されたところでございます。8つの組織が消防ホースや消火栓ボックスなどの初期消火器具を整備され、2つの組織が万能おのやバールなどの救助用資機材を整備されておられます。そのほか防災倉庫、屋外テント、救命胴衣、救急用資機材といったものを整備されておられます。 なお、令和3年度までは防災資機材整備の利用回数を通算5回までといたしておりましたが、令和4年度からはこの回数制限をなくすことで各組織の資機材等をより充実させていただき、共助体制の強化に寄与したいと考えております。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 古藤宏治議員。 ◆10番(古藤宏治君) 現状については理解をいたしました。 次に、地域防災リーダーフォローアップ講座について、目的や事業概要についてお伺いをいたします。 ○議長(笹山茂成君) 濵口総務部長。          (総務部長 濵口 智君登壇) ◎総務部長(濵口智君) 市内在住の地域防災リーダーの方などを対象といたしまして、防災の知識や技術力を向上させ、より地域に密着した地域防災活動を行っていただくことで防災力向上を図ることを目的といたしまして、地域防災リーダーフォローアップ講座というものを開催したいと考えてございます。 講座の具体的な内容でございますが、本市の自然災害対応、原子力防災対応、こういった防災体制を理解していただくための講話、佐賀県総合防災アドバイザーであられます大学教授お呼びして講演会、また、ワークショップなどを実施したいと考えております。また、新型コロナウイルス感染症対策として整備をさせていただきましたワンタッチパーティションや多目的アルミベッドなどの資機材の組立てなど、避難所運営を体験していただくことなどを年間4回程度を開催したいと計画しているものでございます。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 古藤宏治議員。 ◆10番(古藤宏治君) よろしくお願いをいたします。 続きまして、浜崎小学校増築事業費の再質疑をいたします。 それでは、前回の大規模改修のときの児童数見込は何を根拠に算出していたのか、内容についてお伺いをいたします。 ○議長(笹山茂成君) 草場教育部長。          (教育部長 草場忠治君登壇) ◎教育部長(草場忠治君) 再質疑にお答えします。 前回の大規模改造時の児童数の見込みの根拠でございますが、未就学児の数値につきましては住民基本台帳の数値を元に算出をしております。4月1日現在のゼロ歳児が6年後に入学した際、直近5カ年の平均が30名増えておりましたので、30名増加するというようなことで推計をしておりました。令和6年度までの将来推計で最大となるのは令和元年度で児童数が698人、必要教室数は25教室と想定しておりましたので、普通教室の不足は発生しないと判断しておりました。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 古藤宏治議員。 ◆10番(古藤宏治君) 積算時に甘かったということですけども、今回増築の要求が出ていますが、今後の児童数の見込みについてはどのような内容になっているかをお伺いをいたします。 ○議長(笹山茂成君) 草場教育部長。          (教育部長 草場忠治君登壇) ◎教育部長(草場忠治君) お答えいたします。 今回の児童数の見込みにつきましては、新たに特別支援学級の増加や玉島小学校や平原小学校との将来的な統廃合も想定したものといたしております。 今後の児童数の見込みにつきましては、社会増につきましては先ほどは30名増としておりましたが、直近6カ年の平均が45人となっておりましたので、45人として推計をしております。また、入学後も進級するたびに1名増えておりましたので1名ずつ増えていくという想定をしております。 それから、特別支援学級の児童数につきましても直近の変動率・増減率を適用し推計をいたしております。最大は令和11年度で、児童数が892人、うち特別支援学級の児童数を70人と見込んでおります。通常学級が26学級、特別支援学級が15学級、教室でいいますと8教室分必要と見込んでおります。 以上のことより、浜崎小学校には現在普通教室が26教室ございますが、将来、最大34教室分が必要となるため8教室の増築が必要と考えております。増築校舎につきましては鉄骨造2階建てで延べ床面積約900平米の建物を想定し、普通教室8教室を確保することといたしております。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 古藤宏治議員。 ◆10番(古藤宏治君) 令和11年度には700人余りでマンモス学校となりますが、今でも運動会などでは2,000人余りの人出になります。周囲には駐車場が不足しておりますが、今後の駐車場の取扱い等についてはどのように考えてあるのかをお伺いをいたします。 ○議長(笹山茂成君) 草場教育部長。          (教育部長 草場忠治君登壇) ◎教育部長(草場忠治君) お答えいたします。 まずは、校舎の増築の予定地といたしましては、現在の学校敷地内北側の駐車場を計画しております。校舎増築に加え現校舎との接続として渡り廊下も必要となりますので、現在より駐車場を縮小することとなります。 残る敷地の範囲内で極力駐車スペースの確保に努めてまいりますが、参観日等の行事の際には保護者の皆様へもご協力をお願いすることになろうかと考えております。今後のスケジュールといたしましては、令和4年度で実施設計を行い、令和5年度で増築及び外構工事を完了し、令和6年度から供用開始の計画といたしております。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 古藤宏治議員。 ◆10番(古藤宏治君) 今ある駐車場スペースがなくなるということですが、この地域は公共交通機関がないため、今後新たな駐車場あるいは路駐の許可申請などを含めて検討をお願いしたいと思っております。 これで議案質疑を終わります。ありがとうございました。 ○議長(笹山茂成君) 吉村慎一郎議員。 ◆11番(吉村慎一郎君) 11番、志政会、吉村慎一郎です。 議案質疑を行います。 今議会に提出されました議案第1号、令和4年度唐津市一般会計予算中、総務費中2項目、民生費中3項目、衛生費中1項目、農林水産業費中6項目、令和3年度唐津市一般会計補正予算の中から1項目、以上、13項目について質疑をいたします。 まず、1回目の質疑ですが、総務費の移住促進プロジェクト費の福岡都市圏向け移住情報発信プロモーションについて、想定している放送局、放送回数、時間帯、ターゲット層、リーチ数などについてお伺いします。 次に、総務費のクラウドファンディング活用推進事業補助金の事業内容について伺います。対象事業費、補助率の考え方、クラウドファンディング業者、周知方法について具体的にお示しください。 次に、民生費の障害者成年後見制度利用支援事業費についてですが、事業の目的と内容について伺います。また、成年後見制度の利用支援56万4,000円の内容についてお伺いします。 次に、子どもの新たな居場所モデル事業についてですが、この事業の概要について伺います。 次に、保育所等旧園舎解体事業費についてですが、公立保育所旧納所保育所が閉園されたのは何年なのか、また、いつ閉園され、閉園後の施設の利用はどのような状況だったのかお伺いします。 次に、衛生費の唐津市環境基本計画見直し事業費についてですが、計画期間が平成30年度から令和9年度までの10年間である第2次唐津市環境基本計画の中間見直しをおこなうものとありますが、その事業内容についてお伺いします。 次に、農林水産業費の明日の農業者支援事業費について、青年農業者等育成補助金予算額30万円は唐津・上場地区農業青年クラブ連絡会への補助でありますが、どのような目的で組織されているのか、また、補助金の活用内容についてお伺いします。 次に、人・農地プラン推進事業費についてですが、農業次世代人材投資事業の令和3年度における実施状況についてお伺いします。 次に、猪等駆除事業費についてですが、過去3年間の有害鳥獣の捕獲実績について伺います。 次に、農村地域防災減災事業費についてですが、令和4年度の農村地域防災減災事業の事業内容についてお伺いします。 次に、からつの元気な森づくり事業についてですが、事業内容について伺いします。 次に、唐津水産業活性化支援事業費についてですが、「唐津Qサバ」についてこれまでの取り組みと成果についてお伺いします。 最後に、議案第41号、令和3年度唐津市一般会計補正予算から、農林水産業費の森林環境基金積立金についてですが、森林環境基金の現状についてお伺いします。この森林環境基金積立金については報道では2019年から2020年度、2年間に配分された額は県内市町村分は合計3億5,000万円が配分され、約80%の2億8,000万円が未使用であるといった記事が掲載されておりましたので、その辺も踏まえてお聞きしたいと思います。 以上、1回目の質疑といたします。 ○議長(笹山茂成君) 北方未来創生部長。          (未来創生部長 北方初美君登壇) ◎未来創生部長(北方初美君) 吉村議員のご質疑にお答えいたします。 2項目ございました。 まず、移住情報発信プロモーションにつきましては、唐津市への移住者の増加を図ることを目的として移住情報を中心とした本市の情報発信を行うものでございます。 この情報発信を想定している放送局はKBC九州朝日放送でございます。いずれもKBCのホームページ及び資料など、2020年1月基準の数字ではございますが、まず放送エリアの範囲となる九州・山口に占めるKBCエリアの世帯人口が、九州・山口全体の世帯数540万9,000世帯に対しKBCエリアが311万世帯、同様に九州・山口全体の人口1,159万5,000人に対し667万6,700人、いずれも58%の割合をカバーしており、広範囲の情報発信が期待できると考えております。 また、視聴率は各世代で1位となっており、市が主な移住ターゲットとしている子育て世帯の視聴も期待できることから、KBCの番組での情報発信を行いたいと考えているところでございます。 放送内容の予定でございますが、唐津への移住生活の発信を目的として移住した方の移住後の様子を扱う内容で3回放送し、併せて1週間程度集中的に市町村の紹介を行う「ふるさとWish」という番組で、移住情報を中心とした唐津の観光資源や特産品などの食の情報を放送したいと考えております。 具体的には、平日午前6時から8時の間に1回、平日午後6時15分からの番組で2回、平日午後1時45分からの番組で3回、PRスポットで10本放送をするほか、ラジオでも平日午前6時からの番組で5回、平日午後1時からの番組で5回、PRスポットとして20本の放送を予定いたしております。 KBCから聞き取ったところによりますと、これらの番組の世帯視聴率が平均約15%で、九州・山口管内の70万人から80万人の方が視聴されているとのことですので、それらの方に唐津の情報を発信できるものと考えております。 次に、クラウドファンディング活用推進事業補助金でございますが、この事業は、地域づくり団体が実施する地域づくりのための取り組みに対し自らがクラウドファンディングを利用して資金調達を行う場合、仲介サイトへの支払手数料に対して補助を行うものでございます。 対象とするクラウドファンディングの要件といたしましては、支援者からの支援を寄附金として受け取る寄附型、または支援者に対して物やサービスを提供する購入型の2つを対象としております。重ねて、資金調達の目標達成時のみ事業を実施するAll or Nothing型であることを要件として考えております。これは、目標額に到達せず、一部の資金調達のみが行われ、企画事業自体を実施されないことを避けるために設けるものでございます。 補助率は2分の1、補助上限を20万円としております。この補助率設定の考え方につきましては、唐津市補助金適正化ガイドラインに沿って2分の1としたところでございます。 クラウドファンディング仲介業者の手数料については、ユーザー登録数が多い業者、成功率が高い点をPRしている業者などがございますが、多くは調達額の10%から20%程度で設定をされていますので、手数料20%のサイトを利用した場合と仮定して試算をいたしますと、200万円の調達に成功した場合に20万円の補助となります。 このクラウドファンディング活用推進事業補助金自体のPRにつきましては、市の広報媒体を活用するとともに、唐松地域づくり協議会などの関係団体へのPR、日常的に補助金等の相談をいただく際の案内などで周知に努めたいと考えております。 また、市ホームページ等の媒体を活用し、クラウドファンディングによる資金調達を実施中である旨の情報発信を行い、1人でも多く趣旨に賛同をしていただける資金提供者とつながれるような支援を実施してまいりたいと考えております。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 田中保健福祉部長。          (保健福祉部長 田中寿幸君登壇) ◎保健福祉部長(田中寿幸君) 吉村議員のご質疑にお答えいたします。 まず、障害者成年後見制度利用促進事業費でございます。 この事業の目的は、知的または精神に障がいがある方に対し成年後見制度の利用を推進することにより、これらの障がいのある方の権利擁護を図るものとしております。 事業内容でございますが、制度の利用促進を図るための中核機関の設置と、本人自身での後見申立てが不可能で、かつ親族なども申し立てをする方がいないときに市が代わりに申し立て手続を行い、選任された成年後見人への報酬助成をも行っているところでございます。 成年後見制度の利用支援56万4,000円の内容は、市が成年後見を申し立てするときに必要な費用、裁判所に申請する手数料、診断書料、鑑定費用などが13万2,000円、成年後見人への報酬が支払えない場合の報酬助成として43万2,000円を予算計上しているところでございます。 次に、子どもの新たな居場所モデル事業費でございます。 子どもの新たな居場所モデル事業は、学習支援や体験活動、そのほか生活に関する相談など、複合的な学習と支援の役割を備えた子どもの居場所をモデル事業として運営するものでございます。 詳細は、独り親世帯の小学生25人程度を対象といたしまして、週5日程度、平日は下校時から、土曜・長期休暇時は7時30分から19時までの時間中に教員、看護師等の資格保有者による学習支援、生活指導、書道・絵画・英語等の各種教室、農業体験・デイキャンプ等の課外体験を実施します。 また、こうした活動に加え、子供や保護者からの相談への対応、事業実施の中で行政等の支援を要する対象者があれば適宜関係機関と連携を図るなどの相談支援業務を行います。 これらの事業をNPO法人への委托により実施運営したいと考えております。 次に、保育所等旧園舎解体事業でございます。 旧納所保育所の施設の概要でございますが、昭和48年4月に現在の納所農漁民センター近くに延べ床面積471.82平方メートルの公立保育所として開園し、38年を経た平成22年度末で閉園いたしました。閉園後、平成25年10月からは納所放課後児童クラブとして利用しておりましたが、施設全体の老朽化が進み、施設の建築年度から47年経過した令和2年度末で施設利用を終了し、現在に至っております。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 緒方市民部長。          (市民部長 緒方俊寿君登壇) ◎市民部長(緒方俊寿君) 吉村議員のご質疑にお答えいたします。 令和4年度におきます第2次唐津市環境基本計画の見直しの内容でございますが、1つ目に国等における各種計画等の反映、2つ目に人口や世帯数などの最新の数値への更新、3つ目に現状に合わせた環境施策の見直し、そして4つ目に、地球温暖化対策の推進に関する法律に基づく地球温暖化対策実行計画の区域施策編を含め、地域温暖化対策内容の充実を図ることなどをを想定しているところでございます。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 会議時間を延長します。 山本農林水産部長。          (農林水産部長 山本善文君登壇) ◎農林水産部長(山本善文君) 吉村議員のご質疑にお答えいたします。 私のほうは7項目ございました。まず、青年農業者等育成補助金の目的及び活動内容ということでございます。農業青年グループである唐津上場地区農業青年クラブ連絡会、通称4Hクラブにつきましては、青年農業者の相互の自主連携を図り、各クラブ員の農業経営及び技術向上を目的として組織され、令和3年度は17名の会員により活動されております。また、当連絡会の活動内容といたしましては、幼稚園児や保育園児と一緒に、餅つき米やサツマイモを栽培するなど、子供たちに食や命、農の大切さを伝える食育活動を行われるほか、クラブ員の経営発展や地域との交流を目的としたプロジェクト活動として、それぞれの経営・栽培についての意見交換を行い、経営確立研修会を開催されております。さらに他地域の農業青年団体との交流や先進地視察研修の実施により、最新の情報を柔軟に取り入れるなど、知識・技術の研さんを図られております。また、コロナ禍におきましても、スムーズなウェブ会議システムを利用し、実施されているところでございます。補助金につきましては、先ほど申し上げた活動に要する会議費、研修費、国・県大会出場費などに活用されているところでございます。 続きまして、農業次世代人材投資事業実施状況についてでございます。農業次世代人材投資事業(経営開始型)の実施状況でございますが、農業次世代人材投資事業は令和3年度の交付対象者は単身就農者の9名で、令和2年度以降からの継続受給者が6名、新規就農者が3名となっており、交付予定額は977万5,257円となっております。また、交付対象者の営農形態につきましては、施設野菜8名、施設果樹1名となっております。 続きまして、有害鳥獣の捕獲実績についてでございます。過去3年間の有害鳥獣の捕獲実績についてでございますが、平成30年度はイノシシ5,888頭、猿43頭、アナグマなどの中型獣類219頭、カラス他鳥類が16羽。令和元年度はイノシシが4,719頭、猿18頭、アナグマなどの中型獣類が240頭、カラスほか鳥類が35羽。令和2年度はイノシシが7,700頭、猿36頭、アナグマなどの中型獣類が433頭、カラスほか鳥類が65羽となっております。 続きまして、令和4年度の農村地域防災減災事業の内容についてお答えいたします。令和4年度に実施する事業でございますが、ため池の耐震劣化、豪雨の機能診断調査を14カ所で9,800万円となっております。また、事業実施に向けての湊地区の谷頭ため池と相知地区の池新ため池の実施計画書の作成業務が4,000万円となっております。そのほか貯水量が10万トン以上のため池につきましては、佐賀県が直接機能診断調査を実施することとなっておりますが、令和4年度では5カ所を実施することで計画を進めていらっしゃいます。 続きまして、からつの元気な森づくり事業について、事業内容についてお答えいたします。令和4年度の事業内容としましては、荒廃のおそれのある私有林の整備に係る森林調査が119ヘクタールで2,975万円。間伐業務が59ヘクタールで4,025万7,000円を計上しています。会計年度任用職員の雇用や森林調査用ドローン等の備品購入費を含めた事務費が702万7,000円となっています。また補助事業として、令和3年度から引き続き市内の林業事業体の作業員が下刈等の労働に従事した際に支払われる手当に対する補助、下刈等労働従事者支援事業補助金が150万円。林業事業体が導入する林業機械のレンタル等に要する経費に対する補助、林業機械レンタル等支援事業補助金が500万円、そして令和4年度からの新規事業として、市内の住宅等への被害のおそれがある森林内の危険木の伐採等に要する経費に対する補助、森林危険木伐採等支援事業補助金250万円を計上しております。 続きまして、唐津水産業活性化支援事業、唐津Qサバのこれまでの取り組みと成果についてお答えいたします。九州大学との共同研究から生まれた唐津Qサバは、平成26年度から流通を開始しています。平成26年度の流通数は約3,000尾でした。それ以降、6,000尾、9,000尾、1万8,000尾と増え、平成30年度から令和2年度までの直近3年間を見ますと、毎年約2万尾の出荷が行われています。生産量、生産数を増やすには、新たに養殖に取り組む漁業者を増やしていくことが必要であると考えております。 続きまして、森林環境基金の現状についてお答えいたします。森林環境基金の現状につきましては、令和元年度の森林環境譲与税が2,257万5,000円で、森林環境基金に全額積み立てております。令和2年度の森林環境譲与税が4,797万2,000円で、積立額は4,798万3,000円、取崩し額が788万7,000円、基金残額が6,267万円となっております。令和3年度につきましては、見込みとなりますが、森林環境譲与税が4,843万円、積立額が4,845万円、取崩し額が2,360万円、基金残額が8,700万円となる見込みでございます。森林環境基金の残額につきましては、昨年度まで新型コロナウイルス感染症の影響により、地元説明会が開催できず、スケジュールに遅れが生じ、一部事業が実施できなかったことから、計画どおりとは行かず、基金残額が増えております。今後につきましては、基金を有効に活用に、担い手の育成及び確保に関する事業や、現在、唐津市独自の私有林の整備計画を立案し、その計画を達成するための必要な林道の維持整備にも森林環境譲与税を充てたいということで計画をして進めておるところでございます。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 吉村慎一郎議員。 ◆11番(吉村慎一郎君) それでは、移住推進プロジェクトについて再質疑を行います。 先ほどの答弁で、唐津へ移住した人の移住後の様子を放送するとのことでありましたが、移住者の生活の様子を取り上げるのか、それとも移住者から見た唐津の観光などを取り上げる内容なのか、そのことについてお伺いします。 ○議長(笹山茂成君) 北方未来創生部長。          (未来創生部長 北方初美君登壇) ◎未来創生部長(北方初美君) 再質疑にお答えいたします。 唐津での移住生活の様子を放送することで、唐津暮らしがイメージできるというふうに考えておりますし、また、移住者から見た唐津の魅力、生活環境や食生活、観光や特産品など、視聴者が唐津の情報を知ることができると考えておりますので、唐津の訪れについては、移住先として選ばれるような情報発信を行いたいと考えているところでございます。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 吉村慎一郎議員。 ◆11番(吉村慎一郎君) 唐津暮らしスタート支援事業補助金について、これまで東京圏からの移住者に対して行っていた移住支援金に加えて、今回、佐賀県外からの移住者に対しても行うように制度が拡充されますが、東京圏からの過去の移住支援金対象の移住者実績と、東京圏以外からの移住者の実績、そして移住支援金の拡充に至った経緯についてお伺いします。 ○議長(笹山茂成君) 北方未来創生部長。          (未来創生部長 北方初美君登壇) ◎未来創生部長(北方初美君) 再質疑にお答えいたします。 移住促進プロジェクトによる移住者の実績ベースで、年度ごとの移住者数と、そのうち東京圏からの移住支援金受給者数をお答えいたします。東京圏からの移住者に対する支援金制度が開始された令和元年度からの実績でございますが、令和元年度、移住者数24世帯46人、うち支援金の受給はございませんでした。令和2年度が19世帯39人、うち支援金の受給は単身世帯が1世帯でございます。本年度は3月末で移住者数33世帯63人、うち支援金の受給は世帯が4件、単身1件を見込んでいるところでございます。 また、今回の東京圏を除く佐賀県外からの移住に対する支援金につきましては、佐賀県が担い手不足の解消や地域課題の解決と移住促進の強化のため、さが暮らしスタート支援事業を令和4年度より開始される予定でございまして、本市におきましても、県の制度に合わせて移住支援を行うものでございます。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 吉村慎一郎議員。 ◆11番(吉村慎一郎君) 最後に、新年度に情報発信プロモーションと佐賀県外からの移住者に対する移住支援金制度を実施していくとのことでありますが、これらを始めることによる今後の効果をどう見ているか。これについてお伺いします。 ○議長(笹山茂成君) 北方未来創生部長。          (未来創生部長 北方初美君登壇) ◎未来創生部長(北方初美君) 再質疑にお答えいたします。 これまで移住の促進については、国の交付金を活用した移住コンシェルジュや東京圏からの移住支援補助金、また東京のふるさと回帰支援センターとの連携、ホームページやSNSでの移住情報の発信に取り組んできたところでございますが、住民移動件数が最も多い福岡県をはじめとした北部九州エリア、とりわけ福岡都市圏については、市のメインターゲットと捉えている中で、十分なプロモーションなど、唐津市へ人の取り込みを図る取り組みが十分にできていなかったと思っております。コロナ禍の中、地方への移住の流れが加速している状況でございます。福岡都市圏へのプロモーションによる唐津の情報の浸透と移住者に対する移住支援金、この2つの施策を十分に生かしながら、より多くの移住につなげていきたいと考えております。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 吉村慎一郎議員。 ◆11番(吉村慎一郎君) 今回、人口減少の一環として取り組まれる事業ですが、コロナ禍の中、地方への移住の流れが増加している中、より多くの移住につながることを期待し、次のクラウドファンディング活用推進事業補助金について再質疑をいたします。補助対象事業者を収益事業以外に取り組む地域づくり団体としてありますが、この理由についてお伺いします。 ○議長(笹山茂成君) 北方未来創生部長。          (未来創生部長 北方初美君登壇) ◎未来創生部長(北方初美君) 再質疑にお答えいたします。 本事業では補助対象事業者を地域づくり団体としておりますが、その要件といたしましては、5人以上の市民で構成され、かつ構成員の半数以上が市民または市内に通勤通学している者であること。2つ目が市内に活動拠点があること。3つ目が規約等に基づき運営され、適正な会計処理を行い、1年以上継続した活動をしていること。4つ目が営利を目的とした事業を実施していないことといたしております。継続的な活動を実施していることを要件といたしますのは、資金調達をするための、急造の実行委員会を組織するといった例は今回対象外と考えております。なお、営利を目的としていないという点でございますが、例えば買物難民対策として自治会による店舗整備や移動困難者を支援するための買物代行、また移動支援に要する車両導入などを想定いたしておりまして、整備後の運営団体で利用料金が発生はいたしますが、儲けることが目的ではなく、実費相当の徴収である場合は営利を目的としていないと見なす必要があると考えております。いずれにしましても、持ち込まれる資金調達の目的をしっかりと審査し、慎重に判断をする必要があると考えております。なお、営利を目的とした企業などによる商品開発や設備投資に関しては、今回、対象外として取り扱いたいと考えております。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 吉村慎一郎議員。 ◆11番(吉村慎一郎君) 今回、営利を目的とした企業などによる商品開発や設備投資に関しては対象外としたいということでありますので、しっかりとした審査をお願いいたしたいと思います。 最後に、国際交流・地域づくり課にとってのまちづくりの定義とは、についてお伺いします。 ○議長(笹山茂成君) 北方未来創生部長。          (未来創生部長 北方初美君登壇) ◎未来創生部長(北方初美君) 再質疑にお答えいたします。 地域づくりとは、地域に暮らす人々が自らの発意と行動によって地域の資源、自然、環境、歴史、文化、産業、生活、人を生かしながら地域社会の課題を解決し、よりよい暮らしを実現していく取り組みと紹介されている事例がございます。市においては、それぞれの部署の施策や事業の多くが地域を維持していくために行われているものと考えております。地域に暮らす方が地域を維持していくため、地域課題を解決し、よりよい暮らしを実現しようとする取り組みが地域づくりであり、まちづくりであると考えておりますし、国際交流・地域づくり課としても、市民協働の観点から支援を行っているところでございます。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 吉村慎一郎議員。 ◆11番(吉村慎一郎君) よろしくお願いいたします。次に、障害者成年後見制度利用支援事業費について再質疑を行います。相談受付や申し立て支援等を行う中核機関の設立とありますが、どこに設置されるのか、また、その選定理由についてお伺いします。 ○議長(笹山茂成君) 田中保健福祉部長。          (保健福祉部長 田中寿幸君登壇) ◎保健福祉部長(田中寿幸君) 再質疑にお答えいたします。 成年後見制度利用の中核機関設置でございますが、平成28年、成年後見制度の利用促進に関する法律の施行に伴い、相談支援の核となり、申立先である家庭裁判所や関連する司法・福祉関係者との連携、調整、後見人の選任やサポート、将来的には人材育成までを担う機関の設置が求められております。既に法人後見事業を実施されている唐津市社会福祉協議会に、この中核機関を設置することで、他の地域福祉事業と連動した安定した中核機関の運営が望めるのではないかと考えております。本年度開催している利用促進検討委員会の中でも協議を進めているところでございます。今後、令和4年度の中核機関の設置に向けて、社会福祉協議会とも協議を行っていきたいと考えております。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 吉村慎一郎議員。 ◆11番(吉村慎一郎君) 最後に、障害者成年後見制度利用促進のための広報及び普及活動はどのように行っていくのかについてお伺いします。 ○議長(笹山茂成君) 田中保健福祉部長。          (保健福祉部長 田中寿幸君登壇) ◎保健福祉部長(田中寿幸君) お答えいたします。 広報と普及活動でございます。今後は、先ほど述べました中核機関が主体となって、利用促進の広報と普及活動を行っていくこととなりますが、市としても協力して引き続き周知広報に努めてまいりたいと考えております。また、これまで成年後見人に関する相談支援は障がい者と高齢者の各担当部署でそれぞれ行ってまいりましたが、今回の中核機関設置により、成年後見制度の相談窓口が一本化いたします。障がい者、高齢者の権利擁護について、一体的に取り組むこととなり、より一層、制度の利用促進につながることを期待しているところでございます。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 吉村慎一郎議員。 ◆11番(吉村慎一郎君) 次に、子どもの新たな居場所モデル事業所について再質疑を行います。NPO法人へ委託して運営とのことでありますが、委託先の選定理由についてお伺いします。 ○議長(笹山茂成君) 田中保健福祉部長。          (保健福祉部長 田中寿幸君登壇) ◎保健福祉部長(田中寿幸君) 再質疑にお答えいたします。 本事業の運営団体として選定いたしましたNPO法人博心館につきましては、平成30年の設立当初より地域の子供に対する人間力の育成並びに経済的な支援に関する事業を行い、子供の能力を伸ばすことにより、未来の我が国の発展に寄与する人材を育成することを目的とした活動を実施され、子供の貧困問題や子育て支援に取り組まれております。今回、実施いたします学習支援、生活支援、体験活動等についての必要なノウハウと人員を備えておられること、年間300日近い事業の実施が可能なこと、受入れ可能な児童数等を考慮いたしまして、博心館であれば、本事業の実施が可能と判断いたしました。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 吉村慎一郎議員。 ◆11番(吉村慎一郎君) 最後に、子どもの新たな居場所、どのような居場所としていくのか。その将来の展望についてお伺いします。 ○議長(笹山茂成君) 田中保健福祉部長。          (保健福祉部長 田中寿幸君登壇) ◎保健福祉部長(田中寿幸君) お答えいたします。 唐津の一定数の子供は家庭環境によって自己肯定感が低く、将来の夢を持てないこと、学力差が生じていること、進学ができないこと、相談ができず社会的孤立状態になっていることが調査によって分かっております。地域の宝である次代を担う子供たちが家庭環境に左右されることがなく、夢や希望に向かって成長できる学習と体験の居場所の提供をしたいと考えております。また、今回のモデル事業は自立を目指すモデルとしておりまして、3年をめどに固定経費削減等の運営適正化、企業からの寄附やクラウドファンディングの活用による資金の調達等により自立した運営の方法が標準化され、そのノウハウを他の居場所事業の実施団体に波及させることで、この取り組みが市内の広い地域で実施されるようになってほしいと思っているところでございます。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 吉村慎一郎議員。 ◆11番(吉村慎一郎君) 次に、保育所等旧園舎解体事業費について再質疑を行います。先ほど概要について、建築から47年を経過し、老朽化しているということが理解できました。次に、解体スケジュールについてお伺いします。 ○議長(笹山茂成君) 田中保健福祉部長。          (保健福祉部長 田中寿幸君登壇) ◎保健福祉部長(田中寿幸君) お答えいたします。 旧納所保育所の解体までのスケジュールでございますが、令和4年度にアスベスト含有調査と解体実施設計を実施し、令和5年度の旧園舎解体を目指したいと考えております。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 吉村慎一郎議員。 ◆11番(吉村慎一郎君) 次の質疑ですが、建設時の設計書もあると思いますが、解体実施設計が必要ですか。解体実施設計を行わなければ、費用もかからずに期間の短縮が望めると考えますが、小さい建物でも解体実施設計は必要なのか、お伺いします。 ○議長(笹山茂成君) 田中保健福祉部長。          (保健福祉部長 田中寿幸君登壇) ◎保健福祉部長(田中寿幸君) お答えいたします。 解体実施設計は建設時の設計書を基に、使用している資材や数量から産廃処理費用や解体作業費用等を積算するために実施するものでございます。また、アスベストの含有調査を行い、アスベストが含まれていた場合は除去方法や費用などを積算するもので、安全、適正に解体を行うために解体実施設計が必要となるものでございます。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 吉村慎一郎議員。 ◆11番(吉村慎一郎君) 最後に、解体後の利活用についてお伺いします。 ○議長(笹山茂成君) 田中保健福祉部長。          (保健福祉部長 田中寿幸君登壇) ◎保健福祉部長(田中寿幸君) お答えいたします。 解体後の土地の利用についてでございますが、現在のところ、市としての利用の予定はございません。今後、売却等も含めて検討していきたいと考えております。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 17時40分に再開することとし、休憩します。                   ~~~~~~~~○~~~~~~~~                     午後 5時23分  休憩                     午後 5時40分  再開                   ~~~~~~~~○~~~~~~~~ ○議長(笹山茂成君) 休憩前に引き続き、会議を開きます。 議案質疑を続行します。吉村慎一郎議員。 ◆11番(吉村慎一郎君) 次に、唐津市環境基本計画見直し事業費について再質疑を行います。 温室効果ガスの削減目標の算定方法についてお伺いします。 ○議長(笹山茂成君) 緒方市民部長。          (市民部長 緒方俊寿君登壇) ◎市民部長(緒方俊寿君) 吉村議員の再質疑にお答えいたします。 温室効果ガス排出量の削減目標の設定方法といたしましては、環境省の地球温暖化対策計画や佐賀県の佐賀県環境基本計画で設定された目標に準ずる形で削減目標を設定する方法と、環境省が地方公共団体実行計画策定・実施支援サイトで公表しております試算例を用いてそれぞれの対策や施策の原単位から削減量の見込みを算出し、積み上げたものから削減目標を算定する方法がございます。 設定方法につきましては、今後検討をいたしまして、唐津市環境審議会の中で諮問してまいりたいというふうに考えております。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 吉村慎一郎議員。 ◆11番(吉村慎一郎君) 次に、環境基本計画の中間見直し後の取り組みについてどうされるのか。また、ゼロカーボンシティへ挑戦するための合意形成、宣言に向けた検討状況についてお伺いします。
    ○議長(笹山茂成君) 緒方市民部長。          (市民部長 緒方俊寿君登壇) ◎市民部長(緒方俊寿君) 再質疑にお答えいたします。 第2次唐津市環境基本計画の中で掲げております3つの基本理念がございます。1つ目に環境の恵沢の享受と継承。2つ目に市民協働の環境保全。3つ目に地球環境保全の積極的な推進。これらを考慮し、市が目指します望ましい環境像として、「海・山・川と人が響きあう唐津」を定めております。 このように、環境と調和しながら本市の環境を守り、育て、次世代に引き継ぐためにこれまでも様々な取り組みを実施しており、カーボンニュートラルに対する取り組みといたしましては、唐津スマートレジリエンス拠点構築事業を行っております。 このような従来の取り組みを継続していくとともに、今後公用車更新時の段階的な電気自動車等への変更などを実施していくこととしており、また食品ロスに関連した新たな取り組みとして各家庭で使い切れない未使用食品などを持ち寄り、それらをまとめて地域の福祉施設等に寄贈するフードドライブ活動などを積極的に実施していくことといたしております。 今回の第2次唐津市環境基本計画の見直しでは、温室効果ガス排出量の削減目標を明記するとともに、取り組みの方向性を示し、2050年ゼロカーボンシティーの表明に向け、取り組んでまいりたいと考えているところでございます。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 吉村慎一郎議員。 ◆11番(吉村慎一郎君) 次に、農林水産業費の明日の農業者支援事業費について再質疑を行います。 明日の農業者チャレンジ支援事業及び新規就農者ステップアップ支援事業の令和3年度における実績についてお伺いします。 ○議長(笹山茂成君) 山本農林水産部長。          (農林水産部長 山本善文君登壇) ◎農林水産部長(山本善文君) 再質疑にお答えいたします。 明日の農業者チャレンジ支援事業につきましては、将来の唐津市農業の担い手を確保、育成することを目的といたしまして、認定農業者の後継者として就農する者に対し、年間60万円、夫婦には年間90万円を最長2年間交付するものでございます。 令和3年度におきましては、新規で個人8人、昨年度からの継続で個人2人の計10人が交付対象となっております。 また、新規就農者ステップアップ支援事業は、新たな就農を希望する方が農家等での就農に向けた実践研修を受ける場合に、市内在住者は月額10万円、市外からの転入予定者に対しましては月額12万5,000円、夫婦の場合はそれぞれ1.5倍の研修給付金を支給し、受入農家等に対しましては日額1,500円、上限額は月額3万円で、夫婦を受け入れていただいた場合は1.5倍の研修指導料を支給するものでございます。 令和3年度におきましては、7月からの事業開始で市内在住者の個人2人が研修給付金の交付対象者、受入農家として2件の認定農業者が研修指導料の交付対象者となっておられます。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 吉村慎一郎議員。 ◆11番(吉村慎一郎君) 次の質疑ですが、新規就農者ステップアップ支援事業の研修指導料の交付対象となる受入れ農家等の要件や受入体制についてお伺いします。 また、キュウリ、アスパラ、小ねぎなどの作物を対象に、令和2年度からやってみようセミナーが開催されていると思いますが、その後の就農希望から新規に就農された方はいるのかについてお伺いします。 ○議長(笹山茂成君) 山本農林水産部長。          (農林水産部長 山本善文君登壇) ◎農林水産部長(山本善文君) 再質疑にお答えいたします。 新規就農者ステップアップ支援事業の研修指導料の交付対象者となる受入農家等につきましては、認定農業者または5年以上の農業経営を行う者で市長が特に認めた者としております。 具体的な受入農家等といたしましては、JA部会員を想定しており、農業の知識・技術及び経営方法の習得に関する研修を行う仕組みづくりを県、市、JAなどの関係機関・団体が一体となって取り組んでいるところでございます。 また、農業に興味のある方や農業を始めたい方を対象に、就農啓発セミナーとして令和2年度にキュウリ、アスパラ、小ねぎのやってみようセミナーを開催し、36組44名の方に参加頂き、うち8名が就農希望の意向を示され、4名が就農を予定されております。 令和3年度におきましては、アスパラ、イチゴのやってみようセミナーを開催し、27組31名の方に参加頂き、うち5名が就農希望の意向を示され、1名が就農を予定されております。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 吉村慎一郎議員。 ◆11番(吉村慎一郎君) やってみようセミナーについては、一定の成果が出ておりますので、今後についても継続をお願いし、また就農希望者の短期体験研修や長期研修の受入体制の構築もお願いいたしたいと思います。 この項最後の質疑ですが、2つの事業について効果をどのように捉えられ、また今後につなげていかれるのかお伺いします。 ○議長(笹山茂成君) 山本農林水産部長。          (農林水産部長 山本善文君登壇) ◎農林水産部長(山本善文君) 再質疑にお答えいたします。 明日の農業者チャレンジ支援事業につきましては、令和3年度において8名の新規親元就農者が確保されており、本事業により就農支援金を交付することにより、就農直後の所得確保が図られ、地域農業における後継者の確保につながったものだと考えております。 また、新規就農者ステップアップ支援事業につきましては、今年度においては2名の研修生にとどまっておりますが、就農前から営農開始に至るまでの研修受入体制を構築し、先進農家での実践研修をサポートすることにより、新規就農者の確保・育成及び農業経営の早期確立を図ることができるものと考えております。 市といたしましては、明日の農業者チャレンジ支援事業により新規親元就農者に対して支援を行い、また農業経験のない非農家出身などの就農希望者については新規就農者ステップアップ支援事業による支援を行うことで、新規就農者の確保拡大及び就農後の農業経営の確立につなげていくこととしております。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 吉村慎一郎議員。 ◆11番(吉村慎一郎君) さらなる地域農業のリーダー的存在となる農業経営体の育成をお願いいたしまして、次に人・農地プラン推進事業費について再質疑をいたします。 人・農地プランの実質化に向け、取り組みを推進されているところだと思われますが、このコロナ禍においてその進捗状況がどのようになっているのかお伺いします。 ○議長(笹山茂成君) 山本農林水産部長。          (農林水産部長 山本善文君登壇) ◎農林水産部長(山本善文君) 再質疑にお答えいたします。 人・農地プランの実質化につきましては、人と農地の将来における問題を解決するため、地域での話合いを基に今後の地域農業に関する方針をまとめるといったものでございます。実質化のためには、地域の様々な機会を活用し、5年から10年先の将来の地域の農地を誰に担ってもらうかについて話合いが必要不可欠なものとなります。 令和3年度における人・農地プランの実質化の対象は45地区57集落でございましたが、議員のご指摘のとおり、新型コロナウイルス感染症の影響により、予定されていた座談会等の中止など地域での話合いが実施できなかった地区が多数ございました。 そのような中、鎮西町の八床地区、七山の林ノ上地区、馬川地区、滝川地区の4集落においてファシリテーション方式により地域内での話合いを行い、中心経営体や入作希望者への規模拡大を促すとともに、集落営農についての検討や将来の農地利用方針の検討を行っていただいたところです。 この4地区については、現在プランの取りまとめを行っておりまして、3月末に開催予定の唐津市人・農地プラン作成検討委員会に諮り、実質化されたプランを策定することとしております。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 吉村慎一郎議員。 ◆11番(吉村慎一郎君) 新規事業であります経営継承・発展等支援事業の内容について伺います。 事業の目的、事業の内容についてお伺いします。 ○議長(笹山茂成君) 山本農林水産部長。          (農林水産部長 山本善文君登壇) ◎農林水産部長(山本善文君) 再質疑にお答えいたします。 経営継承・発展等支援事業は、地域の経営資源の受け手として期待される担い手の高齢化が進む中、その担い手から経営を継承し、発展させるための取り組みを支援することにより、将来にわたって地域の農地利用等を担う経営体を確保することを目的とした国の支援制度でございます。 事業の内容といたしましては、将来の農地利用ビジョンを含む実質化された人・農地プランに位置づけられた経営体の経営を継承した後継者となる方が、販路の開拓、新品種の導入、営農の省力化などの経営継承後の経営発展に関する計画を策定し、同計画に基づく取り組みを行う場合に必要となる経費を国と市が一体となって支援するものでございます。 支援の額は、100万円を上限といたしまして、国と市がそれぞれ2分の1を負担するものでございます。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 吉村慎一郎議員。 ◆11番(吉村慎一郎君) 担い手から経営を継承した後継者に対する支援とありますが、具体的にどのような農業者、取り組みを対象とし、どのような支援を行われるのかについてお伺いします。 ○議長(笹山茂成君) 山本農林水産部長。          (農林水産部長 山本善文君登壇) ◎農林水産部長(山本善文君) 再質疑にお答えいたします。 補助対象者の要件といたしましては、親子などの血縁関係にかかわらず、中心経営体等である先代事業者からその経営に関する主宰権の移譲を受けた後継者の方で経営発展計画を策定している、後継者の名義で税務申告を行っている青色申告者であるなどの要件を満たした方が対象になることになっております。 本事業の対象となる具体的な取り組みにつきましては、経営継承に当たって新たな経営の法人化、新たな品種、作物、部門の導入、認証の取得、データを活用した経営の実践、就業規則の策定などを行うほか、新たな販路の開拓、新商品の開発、省力化、業務の効率化、品質の向上などの取り組みが対象となっております。 これらの取り組みに係る専門家の招聘のための謝金・旅費、機械装置等の購入費、設備処分費、展示等出展費、開発・取得費などの経費を対象として支援を行うものでございます。 なお、本事業につきましては、事業の要件を満たす方の中から、国が委託する事業実施主体の審査を受け、採択された方が支援を受けられるものでございます。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 吉村慎一郎議員。 ◆11番(吉村慎一郎君) 実質化の取り組みについては、人と農地の問題を解決するため、地域で話合いや今後の地域農業に関して大まかな方針をまとめるものと認識をいたしております。 担い手不足や高齢化の進展、耕作放棄地の解消等の課題解決に向け、さらに取り組みをお願いいたし、次に猪等駆除事業費について再質疑を行います。 過去3年間のイノシシによる被害状況、それから捕獲報奨金の支払い実績についてお伺いします。 ○議長(笹山茂成君) 山本農林水産部長。          (農林水産部長 山本善文君登壇) ◎農林水産部長(山本善文君) 再質疑にお答えいたします。 過去3年間のイノシシによる農作物の被害状況でございますが、平成30年度は、被害面積が30.7ヘクタール、被害金額3,680万円。令和元年度は、被害面積37.8ヘクタール、被害金額は2,782万円。令和2年度は、被害面積39.9ヘクタール、被害金額は4,329万円となっております。 次に、イノシシの捕獲報奨金の支払い実績についてでございますが、成獣につきましては1頭につき1万2,000円を捕獲者に支払っており、負担割合は国が7,000円、県が2,500円、市が2,500円でございます。また、幼獣につきましては1頭につき6,000円を捕獲者に支払っており、負担割合は国が1,000円、県が2,500円、市が2,500円でございます。 平成30年度の支払い実績は5,639万7,000円、うち市の負担分は1,472万円。令和元年度の支払い実績は4,446万1,000円、うち市の負担分は1,179万7,500円。令和2年度の支払い実績は7,484万5,000円、うち市の負担金額は1,926万7,500円となっております。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 吉村慎一郎議員。 ◆11番(吉村慎一郎君) 令和2年度については、イノシシ7,707頭、猿36頭、アナグマなど中型獣類が433頭と非常に多く捕獲されております。 そういった中、捕獲頭数の増加に伴う捕獲報奨金が不足する対応策についてどのような考えをお持ちなのかお伺いします。 ○議長(笹山茂成君) 山本農林水産部長。          (農林水産部長 山本善文君登壇) ◎農林水産部長(山本善文君) 再質疑にお答えいたします。 予算要求時の捕獲頭数につきましては、唐津市と玄海町が共同で策定している唐津地域鳥獣被害防止計画に基づき、算出しております。計画期間は、令和2年度から令和4年度となっておりますので、次回の更新時には再度精査の上、作成を行い、不足することにないように努めてまいりたいと考えております。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 吉村慎一郎議員。 ◆11番(吉村慎一郎君) 現場は非常に頑張っておられますので、よろしくお願いいたします。 次に、有害鳥獣広域駆除対策協議会負担金の内容についてお伺いします。 ○議長(笹山茂成君) 山本農林水産部長。          (農林水産部長 山本善文君登壇) ◎農林水産部長(山本善文君) 再質疑にお答えいたします。 唐津市及び玄海町における鳥獣被害対策は、唐津地域有害鳥獣広域駆除対策協議会を設立し、鳥獣被害防止総合対策交付金や佐賀県イノシシ等被害防止対策事業の補助事業を活用して実施しており、補助残分や単独事業分を市が負担しております。 補助残分の内訳としましては、捕獲檻導入事業、補助率2分の1、サル生息実態調査事業、補助率4分の3、カラス追払い駆除実証事業、補助率2分の1、防護柵整備事業、補助率3分の1となっており、負担額は1,786万8,000円となっております。 単独事業分の内容としましては、捕獲報奨金交付事業、駆除員活動費、サル生息実態調査事業、捕獲従事者登録確認手数料、サル被害対策推進費、協議会事務費となっており、負担額は357万8,400円となっております。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 吉村慎一郎議員。 ◆11番(吉村慎一郎君) それでは、次の農村地域防災減災事業費について再質疑を行います。 ため池整備事業に関する採択要件についてお伺いします。 ○議長(笹山茂成君) 山本農林水産部長。          (農林水産部長 山本善文君登壇) ◎農林水産部長(山本善文君) 再質疑にお答えいたします。 ため池事業に関する採択要件でございますが、受益面積が2ヘクタール以上、事業費が800万円以上で、主に堤体等を改修する規模が大きい事業につきましては、県営のため池総合整備工事で実施しております。 また、受益者が2名以上、事業費が200万円以上で、堤体の一部補修など小規模な事業については、市や土地改良区等で行う農業用水路等長寿命化防災減災事業で実施しているところでございます。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 吉村慎一郎議員。 ◆11番(吉村慎一郎君) この事業の要望についてお伺いします。 ○議長(笹山茂成君) 山本農林水産部長。          (農林水産部長 山本善文君登壇) ◎農林水産部長(山本善文君) 再質疑にお答えいたします。 ため池事業の要望でございますが、大規模な事業としましては令和4年度に実施計画を作成します湊地区の谷頭ため池と、相知地区の池新ため池が要望されております。工事の着手は、いずれも令和7年度からの予定で進めております。 また、小規模な事業では、令和4年度に実施します北波多地区の下千田ため池が要望されております。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 吉村慎一郎議員。 ◆11番(吉村慎一郎君) 機能診断等を令和9年度までの6年間で実施したいとのことでありますが、事業の今後の計画についてお伺いします。 ○議長(笹山茂成君) 山本農林水産部長。          (農林水産部長 山本善文君登壇) ◎農林水産部長(山本善文君) 再質疑にお答えいたします。 ため池事業の今後の計画ということでございます。 唐津市には、防災重点農業用ため池が217カ所ありますが、令和4年度から令和9年度までの間で耐震・劣化・豪雨の診断調査を計画的に実施します。その間で、改修工事や廃止工事が必要となったため池につきましては、受益者や県と調整や協議を行い、優先度が高いため池から計画的に工事を実施していきます。 工事の実施期間としましては、現時点では令和4年度から令和13年度としております。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 吉村慎一郎議員。 ◆11番(吉村慎一郎君) 次に、からつの元気な森づくり事業について再質疑を行います。 森林調査と間伐業務の増額の要因についてお伺いします。 ○議長(笹山茂成君) 山本農林水産部長。          (農林水産部長 山本善文君登壇) ◎農林水産部長(山本善文君) 再質疑にお答えいたします。 委託業務が増額となった要因につきましては、森林環境譲与税が増額となっており、森林整備をさらに促進させる必要があるため、森林調査面積を令和3年度の75ヘクタールから令和4年度では119ヘクタールへ、間伐面積を令和3年度の49ヘクタールから令和4年度では59ヘクタールと広げているため増額しております。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 吉村慎一郎議員。 ◆11番(吉村慎一郎君) 次の質疑ですが、森林調査用ドローンの整備目的と調査内容及び運用についてお伺いします。 ○議長(笹山茂成君) 山本農林水産部長。          (農林水産部長 山本善文君登壇) ◎農林水産部長(山本善文君) 再質疑にお答えいたします。 ドローンの整備目的につきましては、年間を通した市内全域での森林の現況確認を簡単・安全・迅速に実施し、また今まで長時間を要し、危険性もあった現地調査が削減できることで、業務の安全性の向上と省力化、時間短縮が可能となり、さらなる森林整備の促進が図られます。 調査内容につきましては、森林の育成や勾配具合の現況確認及び作業面積の算出や設計に必要なデータの収集等が主な内容となります。また、災害等で被害現場や今まで見えなかったのり面上部や崖下等の確認、詳細な設計や図面作成等に必要なデータの収集を行う予定です。 また、ドローンの運用については、既にドローンを業務に運用している消防本部の隊員より、飛行に関する法令や知識及び実際に機体を使用した実技の研修を受講し、職員により運用いたします。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 吉村慎一郎議員。 ◆11番(吉村慎一郎君) 今回、ドローンの整備費が計上されております。また、先ほども質疑があっておりました消防についても、防水型ドローンの購入費が計上されており、この消防ドローンとの併用はできないのかについてお伺いします。 ○議長(笹山茂成君) 山本農林水産部長。          (農林水産部長 山本善文君登壇) ◎農林水産部長(山本善文君) 再質疑にお答えいたします。 今回導入するドローンは、年間を通して主に測量調査で使用する予定でございまして、機体も測量に適したものとなっております。災害後の被災の現場確認や設計及び図面作成等のデータ収集に使用しますので、消防ドローンとは使用使途が異なると考えております。 また、災害時には利用機会が重複することが考えられますので、別途購入を計画しているものでございます。 以上です。 ○議長(笹山茂成君) 吉村慎一郎議員。 ◆11番(吉村慎一郎君) 最後の質疑ですが、森林危険木伐採等支援事業の内容についてお伺いします。 ○議長(笹山茂成君) 山本農林水産部長。          (農林水産部長 山本善文君登壇) ◎農林水産部長(山本善文君) 再質疑にお答えいたします。 森林危険木伐採等支援事業とは、住宅等への被害の恐れのある森林内にある危険木の伐採等に要する経費に対する補助となっております。補助の対象者は市内の危険木がある土地所有者及び危険木の所有者の承諾を得た住宅等の所有者で、補助率等は危険木の伐採・撤去及び処分に要する経費の2分の1以内で、上限は25万円としておりまして、申請時に2社以上の業者より見積書を添付していただくことになります。 また、対象木につきましては、森林法第5条に該当する森林内にあり、胸高直径がおおむね15センチ以上かつ樹高がおおむね3メートル以上の樹木としておりまして、急傾斜地等の地形が不安定な場所に生えていたり、根が地面から露出している、住宅の屋根に枝が覆いかぶさっている等危険な状態あるかを職員が確認をいたしたいと考えております。 事業につきましては、市報やホームページ等で周知する予定にしております。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 吉村慎一郎議員。 ◆11番(吉村慎一郎君) 周知についてはよろしくお願いいたします。 次に、唐津水産業活性化支援事業費について再質疑を行います。 イノベーション創出強化研究推進事業の実施状況についてお伺いします。 この事業で、唐津Qサバの養殖状況をモニタリングするとともに、最適な餌やりに関する知見を得ることを目指していると思いますが、その状況はどうなのかお伺いします。 ○議長(笹山茂成君) 山本農林水産部長。          (農林水産部長 山本善文君登壇) ◎農林水産部長(山本善文君) 再質疑にお答えいたします。 事業の採択を受け、令和2年度から実施していますイノベーション創出強化研究推進事業は、従来の常識を覆す革新的な技術の創出を目的とし、農林水産業等の発展につながる研究開発を対象とする事業です。 この事業では、養殖場の養殖いかだに水中カメラと自動給餌器を設置し、魚群の遊泳状況や餌を取るときの状況などの情報収集を行っております。 これまで、唐津Qサバの養殖における課題とし、養殖段階から種苗から成魚まで育つ割合、いわゆる生残率、生き残る率が低いことが挙げられております。この事業による情報を解析することで、なぜ生残率が低いのか等を明らかにするとともに、生産の効率化のため、養殖時の最適な餌の量などに関する知見を得たいと考えております。 このため、現在は各養殖場におけるデータを収集しているところです。データ収集は令和4年度まで実施することとしており、令和2年度からの3年間で取得したデータを基に生残率の問題解決を目指し、検討を行うこととしております。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 吉村慎一郎議員。 ◆11番(吉村慎一郎君) 次の質疑ですが、同じくこの事業では、唐津Qサバの種苗を養殖事業者に早期に提供できるようにする取り組みをされていると思いますが、その状況についてお伺いします。 ○議長(笹山茂成君) 山本農林水産部長。          (農林水産部長 山本善文君登壇) ◎農林水産部長(山本善文君) 吉村議員の再質疑にお答えいたします。 これまでの九州大学との共同研究により、マサバの早期成熟を誘導するため、水温等を調整することでマサバの成熟を進めて早期に採卵させるという技術がほぼ確立されています。この技術による海面での養殖を始めるための種苗を早期に生産し、夏に向けて海水温が上昇する前に一定の大きさまで生育させることで、唐津Qサバの生残率を向上させたいと考えております。 本研究事業では、令和3年の3月上旬に採卵を行い、早期に種苗を生産することに成功しております。生産した種苗は、例年より早い時期に養殖業者に引き渡すことができており、養殖事業者からは早期生産した種苗について成長がよいなどとの意見をもらっています。通常、唐津Qサバ養殖では、採卵から出荷まで1年半以上の養殖期間を要するところですが、成長の状況からこの養殖期間の短縮も期待できるとの意見も出ています。 このように、早期採卵につきましては良好な結果が出ております。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 吉村慎一郎議員。 ◆11番(吉村慎一郎君) この項最後の質疑ですが、イノベーション創出強化研究推進事業の今後についてお伺いします。 ○議長(笹山茂成君) 山本農林水産部長。          (農林水産部長 山本善文君登壇) ◎農林水産部長(山本善文君) 再質疑にお答えいたします。 現在取り組んでいますイノベーション創出強化研究推進事業は、令和2年度から令和4年度までの3年間の事業期間となっております。この事業は3段階のステージがあり、ステージごとに審査、採択されます。 現在は、3段階のうち基礎研究ステージの採択を受けて事業を行っておりまして、次のステージである応用研究ステージへの申請を予定しております。次期申請は令和4年度末となりますので、九州大学とともに申請に向けた準備を進めたいと考えています。 令和3年度事業結果に対しては、A評価をもらっておりまして、研究応用ステージの採択はかなり狭き門ではあるようですが、九州大学とともに協議しながら採択を目指すこととしております。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 吉村慎一郎議員。 ◆11番(吉村慎一郎君) 最後の森林環境基金積立金につきましては理解できましたので、これで私の議案質疑を終わります。 ○議長(笹山茂成君) 江里孝男議員。 ◆12番(江里孝男君) 12番、志政会の江里孝男です。議案質疑を行います。 5項目を予定をしておりましたが、教育費の厳木コミュニティセンター運営費については取り下げをさせていただきます。 まず初めに、新唐津市民会館(仮称)整備Ⅰ期事業費(継続費2年度分)と新唐津市民会館(仮称)整備費については一括して質疑を行います。まず、令和4年度の内訳と内容についてお尋ねをします。 次に、がんばる地域応援事業につきましては、初めに令和4年度の予算の事業内容についてお尋ねします。 次に、農業振興まつり補助金についてでございますが、令和4年度予算で1,000万円を計上されておりますが、1,000万円の算出根拠についてお尋ねをいたします。 これで、1回目の質疑といたします。答弁よろしくお願いいたします。 ○議長(笹山茂成君) 堀田政策部長。          (政策部長 堀田 信君登壇) ◎政策部長(堀田信君) 江里議員のご質疑にお答えいたします。 まず、新唐津市民会館(仮称)整備Ⅰ期事業費の内訳と内容についてでございますが、建て替えに伴う解体工事及びその工事管理業務として4億1,534万5,000円。新たな施設の改築設計業務として2億2,351万3,000円。解体工事に伴う上下水道管の移設費用といたしまして1,500万円。合わせまして事業費の合計が6億5,385万8,000円となっております。 続きまして、新唐津市民会館(仮称)整備費の内訳と内容でございますが、改築設計内容について専門的な知見から設計精査支援を行っていただくための委託費用といたしまして206万円。先進地視察の旅費等といたしまして32万3,000円。事業費の合計が238万3,000円となっております。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 北方未来創生部長。          (未来創生部長 北方初美君登壇) ◎未来創生部長(北方初美君) 江里議員のご質疑にお答えいたします。 がんばる地域応援補助金では、通常枠と地域力支援枠の2つの枠を設けております。 通常枠の地域の連帯感の醸成及び活性化を図るソフト事業については、事業費が40万円以下の場合、補助率3分の2、限度額20万円。事業費が40万円を超える場合、補助率2分の1、限度額を50万円としております。 地域が所有または管理する施設等の整備事業については、補助率3分の1、限度額は新設の場合が上限100万円、改修の場合が上限50万円で設定をいたしております。 続きまして、地域力促進枠につきましては、小さなチャレンジ事業と地域まちづくり事業の2つの区分がございます。 まず、小さなチャレンジ事業ですが、補助対象事業者は自治会や町内会などで補助率が10分の9、補助金の上限は1行政区当たり10万円となっておりまして、イベント開催や住民での共同作業による課題解決などソフト事業に活用いただけます。なお、小さなチャレンジ事業では、複数の行政区でチームを組んでの合同申請ができます。合同申請の場合は、10万円に行政区の数を掛けた金額といたしております。 続いて、地域まちづくり事業は地域まちづくり会議を対象にした事業でソフト事業とハード事業に取り組むことができるものでございまして、ソフト事業については補助率10分の9、ハード事業については補助率3分の1、ソフトとハードを合わせて補助の上限額は50万円と設定いたしております。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 山本農林水産部長。          (農林水産部長 山本善文君登壇) ◎農林水産部長(山本善文君) 江里議員のご質疑にお答えいたします。 令和4年度の農業まつり補助金につきましては、厳木、相知、北波多、肥前、七山で実施される予定になっておりまして、各地区200万円の予算ということで全部で1,000万円を要求させていただいております。なお、補助率につきましては、今回策定された補助金適正化ガイドラインに沿った3分の2という補助率を想定しております。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 江里孝男議員。 ◆12番(江里孝男君) それでは、市民会館関係の再質疑を行います。 次に、令和4年度以降の計画についてお尋ねします。 ○議長(笹山茂成君) 堀田政策部長。          (政策部長 堀田 信君登壇) ◎政策部長(堀田信君) 再質疑にお答えいたします。 現在整備を進めております新市民会館の令和4年度以降のスケジュールでございますが、令和3年10月より実施しております改築設計業務を引き続き行いまして、令和4年度末までの予定で進めております。 続きまして、令和3年6月より実施しております旧市民会館旧曳山展示場の解体工事につきましても、令和4年度末までに完了する予定でございます。 その後、令和5年6月から令和7年9月までの期間で建設工事、外構工事、展示工事を実施いたしまして、令和7年10月の供用開始を予定しているところでございます。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 江里孝男議員。 ◆12番(江里孝男君) それでは、次に事業費の見込みについてお尋ねします。 ○議長(笹山茂成君) 堀田政策部長。          (政策部長 堀田 信君登壇) ◎政策部長(堀田信君) お答えいたします。 現在、新たな施設整備へ向けた設計業務を進めており、基本計画で必要とされている施設機能や設備、また構造などについて協議を行っているところでございます。 整備費用の見込みにつきましては、ホールを有する施設で延床面積や座席数といった規模が同程度であっても、施設ごとに必要とする施設機能や設備、また構造などが様々であることから、現時点で算出することは難しいと考えております。 今後、設計業務の各進捗状況において概算事業費の算定を行ってまいりますが、最近の海外における建築需要拡大を原因とした建築資材の高騰などもあることから、コスト面にも十分配慮し、事業を進めてまいりたいと考えております。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 江里孝男議員。 ◆12番(江里孝男君) 現時点での費用の算出はちょっと難しいと。それと、またコストに配慮して事業を進めていきたいという答弁でありましたが、先般の岡部議員の答弁では、唐津市が予定している床面積や座席数が同程度の施設においても事業費が様々であるため、約45億円から75億円という答弁がありました。大きな開きがあるということを感じました。 例えば、個人で家を建てる場合、やはり面積を定めて坪単価出して、金額を決めてから解体をすると私は思います。唐津市においても、やはり業者任せではなく、面積、金額を示して設計をさせるべきと私は思っております。事業主体は唐津市であります。もっと唐津市が主体性を持って決めていただきたいと思いますが、そこら辺答弁をお願いします。 ○議長(笹山茂成君) 堀田政策部長。          (政策部長 堀田 信君登壇) ◎政策部長(堀田信君) お答えいたします。 議員おっしゃるとおり、事業を進めるに当たりましては、活用する財源とともに事業に要する費用の検討を進める必要があるかと認識しております。 しかしながら、新たな施設における必要とする施設機能や設備、また構造などについて検討を進めております現時点で具体的な事業費を算出することは難しいと考えているところでございます。 しかしながら、引き続き検討を行うとともに、整備に要する費用につきましても建築資材単価等の状況も注視しながらコストの低減に十分配慮し、進めてまいりたいと考えております。 以上でございます。
    ○議長(笹山茂成君) 江里孝男議員。 ◆12番(江里孝男君) 事業費を出すのは難しいということでありますけれども、先般柳川に見に行かれたということを聞いております。大体柳川が45億円ぐらいだったと聞いておりますが、それに高騰費を含めて50億円なら50億円で設計してくださいと、業者にそのように言っていただけないでしょうか。それはできると思いますが、その点どのように感じておられるのかお尋ねします。 ○議長(笹山茂成君) 堀田政策部長。          (政策部長 堀田 信君登壇) ◎政策部長(堀田信君) お答えいたします。 他の施設等を参考にある程度の額を算出することは可能かとは思いますけれども、先ほども申しましたように、また以前の答弁でもお答えしたように、状況によって、施設の内容によって大きく幅があるということから、現在施設における必要とする施設の機能や設備、また構造などについて検討する段階では、金額を定めるのが非常に難しいという状況でございます。 引き続き、検討は進めてまいりたいと思っております。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 江里孝男議員。 ◆12番(江里孝男君) 市民会館、同程度のをやった場合、上を見たら切りがないと、また下も切りがないと思います。やはり唐津市がどの程度のものをほしいと言っていれば、設計業者もそれなりの資材で設計をしてくれるというふうに思いますので、早急にそれをやっていただきたいと思います。 それから、この市民会館建設は唐津市にとっても大変大きな事業であります。議会にももう少ししっかりした説明が必要と思いますが、議会への説明はいつ頃になるのかお尋ねします。 ○議長(笹山茂成君) 堀田政策部長。          (発言する者あり)          (政策部長 堀田 信君登壇) ◎政策部長(堀田信君) お答えいたします。 現在、進めております基本設計をまとめる段階で、市民の方へのパブリックコメントをはじめ、基本計画策定に携わっていただきました策定委員会や作業部会の方々、また議会のほうにもしっかりとご説明し、実施設計へ進む必要があると考えております。 基本設計をまとめるには今しばらく期間を要する見込みでございますので、ご説明する具体的な時期につきましては、改めてご報告させていただきたいと考えております。 以上でございます。          (発言する者あり) ○議長(笹山茂成君) 江里孝男議員。 ◆12番(江里孝男君) 具体的な時期については改めて報告するということですが、もう近いうちによろしくお願いしたいと思います。 それから、新唐津市民会館、基本計画策定委員会を開催して基本計画を策定されていますが、検討したとおりに事業が進められるのか、策定委員の方から疑問の声が上がっています。基本計画に沿って事業を進めるべきと思いますが、その点どのように感じておられるのかお尋ねします。 ○議長(笹山茂成君) 堀田政策部長。          (政策部長 堀田 信君登壇) ◎政策部長(堀田信君) お答えいたします。 今回の建て替えにつきましては、延床面積、最高高さなどの規制がある中で、唐津市民会館と曳山展示場を共用部分と合わせて一体感があり、にぎわいのある複合施設を目指して、計5回の基本計画策定委員会において議論をしていただき、基本計画をまとめていただいたところでございます。 市といたしましても、そのような経緯でまとめました基本計画、また策定委員会における議論も踏まえまして、引き続き整備事業を進めてまいりたいと考えております。 以上でございます。          (発言する者あり) ○議長(笹山茂成君) 江里孝男議員。 ◆12番(江里孝男君) 次に、座席数についてお尋ねをいたします。 先般の岡部議員の答弁では、800人ベースとなっているがプロポーザルで1,000人収容が可能との提案があり、1,000人をベースに設計業務を進めると答弁でした。 この基本計画の23ページに、6の2施設という中で、800人や1,000人を検討したけれども800人を確保するということであります。 当然、そこで意見が出ておりますので800人でやっていただきたいと思いますが、その点どのように感じておられますか。 ○議長(笹山茂成君) 堀田政策部長。          (政策部長 堀田 信君登壇) ◎政策部長(堀田信君) お答えいたします。 ホールの収容人数につきましては、興行の採算性や利用頻度の状況……          (発言する者あり) ◎政策部長(堀田信君) またリハーサル室、練習室を期待する……          (発言する者あり) ◎政策部長(堀田信君) 意見が作業部会からも多かったことなどを踏まえ、限られた床面積は期待される施設機能に割り当てることとし、800人収容をベースとしたところでございます。 しかしながら、基本計画策定委員会におきましても、基本は800人収容をベースとしながら1,000席という委員の意見もあることから、800人前後でおしまいではなく、可能性が少しでもあれば面積をしっかりと使い、練習室……          (発言する者あり) ◎政策部長(堀田信君) リハーサル室、小ホールといった使い方、運用面をしっかり工夫していくとまとめられていることから、設計業者選定プロポーザルの公募において、基本計画における新たな施設の条件を満たしつつ、可能な限り多くの収容人数となる提案を求めたところ、各参加企業とも1,000人収容が可能との提案が出されたところでございます。 施設の整備を進めるに当たり、収容人数やコスト面の検討はもとより、施設機能の使い方や運用面についても工夫しながら、新たな施設が市民の皆様にとってよりよい施設となることを目指し、進めてまいりたいと考えております。 以上でございます。          (発言する者あり) ○議長(笹山茂成君) 江里孝男議員。 ◆12番(江里孝男君) それじゃあ、確かに24ページにホールのところで規模が800人収容ベースということが書いてあります。そしたら前のページに、ちょっと読んでみます。 市民会館大ホールの客席数は800席から1,000席という方針で検討を行いましたが、興行の採算性という点では1,000席でも厳しく、現状は1,000席程度での利用頻度も低いこと、また市民が使いやすい規模がいい、既存市民会館にはないリハーサル室や練習室を期待するなど、市民の意見が多かったことから、限られた床面積は客席増ではなくリハーサル室、練習室に割り当て、大ホールは800人収容としますとはっきり書いてあるんですよ。 これは基本計画、先ほどの答弁で基本計画どおりやりますということでおっしゃったわけですから、800席でお願いしたいと思いますが、答弁お願いします。 ○議長(笹山茂成君) 堀田政策部長。          (「市民に対してうそつきよろうが」と呼ぶ者あり)          (発言する者あり)          (政策部長 堀田 信君登壇) ◎政策部長(堀田信君) お答えいたします。 基本計画策定委員会でもいろいろ、様々議論を頂いた中で、先ほど議員ご紹介の基本計画の策定となったところでございますけれども、そのまとめる中の会議の最終のまとめの中におきましても、先ほど述べました、基本は800人収容をベースとしながら1,000席という委員の意見もあることから……          (発言する者あり) ◎政策部長(堀田信君) 800人前後でおしまいではなく、可能性が少しでもあれば面積をしっかりと使いということで、まとめの中の意見として出されたところでございます。          (発言する者あり) ◎政策部長(堀田信君) そうしたところから、可能な限り多くの収容人数となるような提案も求めたところ、プロポーザルにおいても1,000人収容が可能……          (発言する者あり) ◎政策部長(堀田信君) となったところから、今回施設の整備を進めるに当たりまして、収容人数やコスト面、そうした施設の使い方や運用面等にも工夫を凝らしながら、市民の皆様にとってよりよい施設となるよう進めていきたいと考えております。 以上でございます。          (発言する者あり) ○議長(笹山茂成君) 江里孝男議員。 ◆12番(江里孝男君) 先ほどの答弁では、800人前後でおしまいではなく、可能性があれば面積をしっかり使うとの答弁であったと思いますが。 私は、800席にして、200席分、建設費を削減すべきであると私は思っております。200席といいますと相知の市民会館、相知の公立センター、あれは370席です。半分の面積があるんですよ。非常に大きな面積だと思います。 そしてまた、今後唐津市においては補助金削減や公共施設の再編、これを実施する場合、住民の皆様に不自由や我慢を強いることが多々あると思います。          (「そうだ」と呼ぶ者あり) ◆12番(江里孝男君) 200席分を使うのではなく削減するような気持ちでないと、この住民の理解は得られないと思いますが、この点どのように感じておられますか。          (「そうだ」と呼ぶ者あり) ○議長(笹山茂成君) 堀田政策部長。          (政策部長 堀田 信君登壇) ◎政策部長(堀田信君) お答えいたします。 施設整備に当たりましては、基本計画に定められた新市民会館の基本理念でございます本市の文化施設の中核となる施設を目指すということを踏まえまして……          (発言する者あり) ◎政策部長(堀田信君) 基本計画策定において議論いただきました施設に必要とする機能や設備、また議員ご指摘の収容人数につきましても、現在進めております設計業務の中で、より多くの方々にご利用いただける施設となるよう検討しているところでございます。 当該施設整備に係るコストの低減につきましても、十分配慮しながら進めてまいりたいと考えております。 以上でございます。          (発言する者あり) ○議長(笹山茂成君) 江里孝男議員。 ◆12番(江里孝男君) この項の最後の質問ですが、補助金の削減や公共施設の再編などで住民の理解を得て進めなければならないというふうに思っております。 また、この基本計画の16ページの中に、建設に当たっては建設費のみではなく維持管理費においてもコストの低減を図っていくと、努めていくということが書かれております。 財源にもやはり限りがあると私は思っておりますし、ぜいたくな施設はいらないと私は思っております。          (発言する者あり) ◆12番(江里孝男君) 唐津にふさわしい規模で行うというふうに思っておりますが、どのように考えておられるのかお尋ねします。          (発言する者あり) ○議長(笹山茂成君) 堀田政策部長。          (政策部長 堀田 信君登壇) ◎政策部長(堀田信君) お答えいたします。 新たな市民会館は、市内の文化施設の中核となる施設と位置づけ……          (「中核とならんさ」と呼ぶ者あり) ◎政策部長(堀田信君) 市民の皆様の質の高い芸術文化を鑑賞する機会や、歴史的な伝統文化を学習する場……          (発言する者あり) ◎政策部長(堀田信君) 文化芸能芸術を担う人材と団体の育成、交流の場と考えております。 その整備に係る主な財源につきましては合併特例債を活用し進めるというところでございますが、当然限りがございますので、整備に当たりましては、期待される施設機能を備えるとともに、市民の方にとっても利用しやすい規模を目指すことはもとより、コストの低減にも十分配慮しながら整備を進めてまいりたいと考えております。 以上でございます。          (発言する者あり) ○議長(笹山茂成君) 江里孝男議員。 ◆12番(江里孝男君) この項の最後と申しましたが、最後に大変失礼ですが市長にお尋ねをいたします。 この市民会館、先ほども申しましたとおり、金額についても定まっておりませんし、座席数についても800から1,000ということであやふやな状況です。そういうことで、また議会の説明についても、近年あっておりません。近いうちに議会に説明をしていただくように市長にお願いしたいと思いますが、市長の考えをお願いします。 ○議長(笹山茂成君) 峰市長。          (市長 峰 達郎君登壇) ◎市長(峰達郎君) 江里議員の再質疑にお答えいたします。 今議論いただいております、新、仮称でございますが、唐津市民会館並びに曳山展示場の新築工事に当たっての議論でございますが。 先ほど議論があっております45億円から75億円というような数字とか、いろんな席の規模等々もございます。それを今設計会社のほうが基本設計という段階に入っておりまして、その中で改めての形が見えてくるものと思っております。 その折には、しっかりと皆様方、議会をはじめ市民の方々にもご提案をさせていただくということを、これはまちがいなくやらなければならないことでございますので。ただ、今若干遅れていると聞いております。ですから、それが出来次第、そういったふうな段取りを取らせていただきたいというふうに考えているところでございます。          (発言する者あり) ○議長(笹山茂成君) 江里孝男議員。 ◆12番(江里孝男君) 基本設計のできる前に、座席とか何とか決めたかと報告をお願いしたいということで考えておりますので、その点よろしくお願いいたします。 それでは次に、がんばる地域応援事業について再質疑をいたします。 令和3年度の実績見込みについてお尋ねします。 ○議長(笹山茂成君) 北方未来創生部長。          (未来創生部長 北方初美君登壇) ◎未来創生部長(北方初美君) 再質疑にお答えいたします。 がんばる地域応援補助金の通常枠のソフト事業につきましては、2月末現在で申請は16団体、補助金交付は316万2,000円の見込みでございます。 また、地域が所有または管理する施設等の整備事業につきましては、2月末現在で申請8団体、補助金の交付は162万1,000円を見込んでおります。 続きまして、地域力促進枠の小さなチャレンジ事業でございますが、2月末現在で申請は対象360団体中42団体にとどまっておりまして、補助金の交付は324万5,000円の見込みでございます。 また、地域まちづくり事業については、2月末現在で申請が対象22団体中19団体で、補助金の交付は388万9,000円の見込みとなっております。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 江里孝男議員。 ◆12番(江里孝男君) それじゃあ次に、利用が少なかった理由、特に地域促進枠が低調な理由についてお尋ねします。 ○議長(笹山茂成君) 北方未来創生部長。          (未来創生部長 北方初美君登壇) ◎未来創生部長(北方初美君) 再質疑にお答えいたします。 地域力促進枠につきましては、令和3年6月補正での予算計上でございまして、地域への説明会を7月に行っております。申請に向けて、地域まちづくり会議内での調整や事業計画作成にご協力を頂きましたが、実際の申請が秋以降にずれ込んだ団体や申請を見送られた団体もございました。事業及び申請受付のスタートが遅くなった点が大きな要因の一つと考えております。 申請件数が伸びなかった小さなチャレンジ事業については、行政連絡員へのアンケートを実施いたしております。その中では、コロナの影響がありイベント等の計画や事業実施が難しかったというご意見や、事業開始時点で……          (発言する者あり) ◎未来創生部長(北方初美君) 自治会の総会や予算作成が終了しており、自己負担分の予算確保が難しかったなどのご意見を頂いております。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 江里孝男議員。 ◆12番(江里孝男君) それじゃあ次に、令和3年度の実績見込みを見て令和4年度に変更したところがありましたらお願いします。 ○議長(笹山茂成君) 北方未来創生部長。          (未来創生部長 北方初美君登壇) ◎未来創生部長(北方初美君) 再質疑にお答えいたします。 変更した点はということでございました。 基本的には事業枠や補助の率など、制度の大きな枠組みについては維持をしたいと考えております。ただし、制度の細かい部分については、使い勝手が悪いとのご意見を頂戴しておりましたので、運用面について利用しやすいよう改善を行っております。 具体的に申しますと、地域力促進枠の合同申請については5団体までとしておりましたが、地域の実情を考慮し、令和4年度からは、合同申請における団体数の上限は設けないよう改善をいたしております。 また、自治会だけでなく任意団体を含む実行委員会のほうが取り組みやすいとのご意見もございましたので、自治会の連名に限らず、実行委員会形式での申請にも対応をいたします。 なお、補助金の振込先についても代表自治会口座か実行委員会口座かを選択いただけるようにして、事業に取り組みやすい体制づくりができるように改善を行ったところでございます。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 江里孝男議員。 ◆12番(江里孝男君) それでは、次行きます。 この事業は当初市民協働のまちづくり交付金、それから地域の未来づくり事業交付金、それからがんばる地域応援補助金ということで変更されてきました。 制度が変わるたびに補助要綱をつくらないかんということで、実施が夏頃になってきたというふうに思います。 年度当初の事業、例えば4月から6月ぐらいまでが全然この事業に該当しません。年度当初の事業を該当させるためには、募集期間を前倒しをして早くしていただきたいというふうに思いますが、このことについて答弁をよろしくお願いします。 ○議長(笹山茂成君) 北方未来創生部長。          (未来創生部長 北方初美君登壇) ◎未来創生部長(北方初美君) 再質疑にお答えいたします。 議員ご指摘のとおり、これまで制度改正や新事業への移行を行った際に、説明会などのスケジュールに伴い、申請開始、募集開始が夏頃になった年度がございました。 令和4年度においては制度の大枠は変更いたしませんので、年度開始後の早い段階で申請を受付ができるものと考えております。 なお、運用面で柔軟に対応する部分の変更については、チラシや手引きでご案内をするとともに、ご要望があれば職員が地域に出向いて説明を行うよう周知とサポートを徹底してまいりたいと考えております。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 江里孝男議員。 ◆12番(江里孝男君) また同じような質問になるか分かりませんが、3月下旬から4月上旬にかけては桜を利用したイベント、これが多くあります。我々佐里地区におきましても、桜と鬼子嶽陣跡めぐりということで、桜ウオークを開催をしてきました。花の開花時期が4月の上旬になることもあります。しかし、この事業は繰越しができないために、桜の花が咲いていない3月にしなければならないこともありました。 繰越しができると満開の時期に桜ウォークをされるわけですが、この事業について、検討する必要があると、繰越しができるような検討をする必要があると思いますが、その点どのように考えてあるのかお尋ねします。 ○議長(笹山茂成君) 北方未来創生部長。          (発言する者あり)          (未来創生部長 北方初美君登壇) ◎未来創生部長(北方初美君) 再質疑にお答えいたします。          (発言する者あり) ◎未来創生部長(北方初美君) 3月から4月をまたぐような事業に市の補助金を活用される場合、会計年度独立の原則や予算の単年度主義がございますので、一部の例外規定を除いて年度をまたぐような補助金の執行については難しいのが現状でございます。 一部例外規定として繰越明許費や債務負担行為の設定等がございますが、あらかじめ予定を定める必要があり、厳格な運用も求められております。 ただ、議員ご提案のように、年度の区切りに縛られない支援の在り方については、県でも前に実施をされたというふうにも聞いておりますので、早急に関係各課で協議を行ってまいりたいと思っております。 以上でございます。          (発言する者あり) ○議長(笹山茂成君) 江里孝男議員。 ◆12番(江里孝男君) この項の最後ですが、市民部で実施されていた、うみ・やま・かわ環境調和のまちづくり事業については今年度予算計上が見送られています。          (発言する者あり) ◆12番(江里孝男君) がんばる地域応援事業との統合も検討をするとのことでありましたが、この状況についてどのようになっているのかお尋ねします。 ○議長(笹山茂成君) 北方未来創生部長。          (発言する者あり)          (未来創生部長 北方初美君登壇) ◎未来創生部長(北方初美君) 再質疑にお答えいたします。 市民部が実施をしております、うみ・やま・かわ環境調和のまちづくり事業費についても、補助金統合の議論の対象として、イベント関連補助金の整理の中で検討を行ってまいりました。 令和3年度の前半に、補助金統合について協議をする場において、市民部より、うみ・やま・かわ環境調和のまちづくり事業費については、環境分野に特化した事業であるため、年度内に再度検討を行うとの申し出を受けております。ほかの補助金との性質の違いの整理等も必要となりましたので、協議対象から一旦外すことになったという状況でございます。 以上でございます。          (発言する者あり) ○議長(笹山茂成君) 江里孝男議員。 ◆12番(江里孝男君) それでは次に、農業振興まつり補助金について再質疑をいたします。 これまでの予算を担保した上で、各地区200万円の予算を確保したという答弁であったと思います。 なぜ、200万円を担保しなければならなかったのかお尋ねします。 ○議長(笹山茂成君) 山本農林水産部長。          (農林水産部長 山本善文君登壇) ◎農林水産部長(山本善文君) 再質疑にお答えいたします。 予算の額についてでございますが、予算の額は昨年まで一律200万円ということで交付しておりましたので、基本的に本年度も同じ金額を要求させていただいているということでございます。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 江里孝男議員。 ◆12番(江里孝男君) この事業で令和元年度の決算を見てみますと、安いところで210万円、多いところで257万円であります。平均をいたしますと247万円ということであります。 この頭金200万円を出すための頭金300万、300万円から300万円の3分の2で200万円ということになりますが、なぜ300万円を組まれたのか、250万円掛け3分の2ではいけなかったのかお尋ねします。 ○議長(笹山茂成君) 山本農林水産部長。          (農林水産部長 山本善文君登壇) ◎農林水産部長(山本善文君) 再質疑にお答えいたします。 ご案内のとおり、補助金200万円というのは必ずしも使わなければならないという金額ではなく、上限ということでございます。 その中で、例えば七山が令和元年度257万円で、3分の1となりますと180万円近くになるというふうになります。各事業体が今回、定率3分の2という補助率の適用という形で痛みを伴うところもございますので、金額につきましては今回は従前の金額を確保して予算要求をさせていただいているというところでございます。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 江里孝男議員。 ◆12番(江里孝男君) 従前200万円組んであります。去年の予算のとおりです。予算の総事業費300万円にしているために、昨年同様の1団体ごと200万円ということが計上されておりますが。 補助率の3分の2定率については予算書には出て来ません。私も昨年同様200万円の交付をされるのかなということで思い違いをしておりました。しかしながら、よくよく考えてみると上限額ということだそうです。 この予算の計上の仕方、私はおかしいというふうに思います。決算額出ているわけですので、決算額掛け3分の2、それをなぜできなかったのかお尋ねします。 ○議長(笹山茂成君) 山本農林水産部長。          (農林水産部長 山本善文君登壇) ◎農林水産部長(山本善文君) 再質疑にお答えいたします。 ご案内のとおり、決算額は毎年微妙に違います。金額も200万円確保させていただいております。予算書は金額しか出てまいりません。200万円の5団体で1,000万円要求させていただいております。 今回はガイドラインに沿った補助率を適用するということですが、それは予算書には出て来ませんので、別途関係者の皆さんにはお知らせするということになろうかと思います。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 江里孝男議員。 ◆12番(江里孝男君) 関係者にはお知らせすると、議会にはお知らせしないんですか。我々、審議しようがないじゃないですか。幾ら掛け3分の2ですよということを説明資料か何か頂ければそれは理解できるんですが、関係者には説明して議会には説明しないというような感じを受け取ったんですが、この点どのように感じていますか。 ○議長(笹山茂成君) 山本農林水産部長。          (発言する者あり)          (農林水産部長 山本善文君登壇) ◎農林水産部長(山本善文君) 先ほど来、答弁に出てきております補助金のガイドラインの策定、その中で補助金についての説明があっているというふうに考えております。 また、今回は正式にはご説明をしておりませんが、各市民センターからこういう形でなっているというようなことは、各市民センターの議員さんのほうには連絡が行っているように聞いておりますが。そういう形で実施していきたいというふうに考えております。          (発言する者あり) ◎農林水産部長(山本善文君) 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 江里孝男議員。 ◆12番(江里孝男君) ちょっと私理解しきれなかったんですが、再度答弁お願いします。 ○議長(笹山茂成君) 山本農林水産部長。          (農林水産部長 山本善文君登壇) ◎農林水産部長(山本善文君) 一義的には、補助金のガイドラインが示されたということでご理解を頂いているというふうに理解しているところでございます。 以上でございます。          (発言する者あり) ○議長(笹山茂成君) 江里孝男議員。 ◆12番(江里孝男君) ガイドラインで理解できますかね、私は理解できないと思いますが。 それはそれとして、次に進ませていただきます。 財政的には大変厳しいということで、補助率を3分の2に削減をされております。厳しいということは理解できるんでありますが、補助金の見直しについても理解をしなければいけないというふうに思っております。 しかしながら、今まで定額で200万円、今回計算すると大体150万円、急激に150万円の減額になります。 このように急激な50万円の減額になりますと、産業まつりそのものが取りやめになってくるのではないかと私は思っております。 よって、激変緩和措置を数回お願いをしたわけですが、どうしてできなかったのかお尋ねします。 ○議長(笹山茂成君) 山本農林水産部長。          (農林水産部長 山本善文君登壇) ◎農林水産部長(山本善文君) 農業まつり補助金で実施されているイベントにつきましては、どう実施するかと、実施をしていかなければならないという気持ちを持っております。 一方で、補助金のガイドラインが示されまして、それに沿って事業を実施するのも市としての努めだろうと思っております。 その2つをどうするかということにつきまして、市民センターのセンター長含め、協議を重ねました。その中で、いろいろな工夫をすることで3分の2の補助金であっても実施できるのではないかという見込み、それから見通しが立ったので、激変緩和的なものは採用せずに3分の2で適用をさせていただきたいと考えているところでございます。 以上でございます。          (発言する者あり) ○議長(笹山茂成君) 江里孝男議員。 ◆12番(江里孝男君) 3分の2の補助率で工夫すれば実施が可能と、可能であるというふうに判断したという答弁であったんですが。センター長、ほとんどの方が大変厳しいと言っておられます。 センター長と農林水産部、若干意見が違うんじゃないかと私は思いますが、どのようなことで可能と判断されたのか、具体的にお願いします。          (発言する者あり) ○議長(笹山茂成君) 山本農林水産部長。          (農林水産部長 山本善文君登壇) ◎農林水産部長(山本善文君) 再質疑にお答えいたします。 今までと同じような形で実施するのであればなかなか厳しいと思いますけれども、やっぱりやり方とか、財源の確保とか、そういうことにご苦労、ひとつご苦労いただくことでできるのではないかというふうなことで、センター長と協議をいたしました。 一つは、私の経験から申しますれば、鎮西の市民センター時代に花火大会を実施しましたけども、これ花火大会ですけれど、2尺玉を打つということで実行委員長がどうしても打ちたいということで、経費が少ないということでしたが、いろんなやり方を変えたり、自主財源を確保したりして実施に結びつけたという経緯もあります。 また、今回農業まつり補助金の中では、テント代というのがかなりのウエイトを占めておりますが、呼子のイベントでは、まちづくりのほかの地域内の団体にテントの設置を低額でお願いをして、その辺の経費を削減されているという例もございます。 そういうことをしてくださいという意味ではなくて、同じようなことをするとはできないかもしれませんが、もう一方、中身を精査していただければできるのではないかと、各市民センター長と協議を重ね、できるという見込みになりましたので、今回の予算要求に至っております。 以上でございます。          (「センター長は、関係なかだろうもん。実施団体やろうもん」と呼ぶ者あり) ○議長(笹山茂成君) 江里孝男議員。
    ◆12番(江里孝男君) 後で聞こうと思ったんですが、今後ろのほうからありましたので聞きますが、本来、農林水産部とセンター長で協議してつくっちゃいかんとですよ。          (「説明聞くとじゃなかとばい」と呼ぶ者あり) ◆12番(江里孝男君) これは補助金ですので、補助者、実行委員会ですね、ここでいう実行委員会、実行委員会から補助金申請が出て、それがオーケーだったら3分の2補助金を交付するんですよ。 そこが、実行委員会とセンター長、農林水産部の話合いができとらんとですよ。 実行委員会の皆さんと何か話合いしましたか。答弁お願いします。 ○議長(笹山茂成君) 山本農林水産部長。          (農林水産部長 山本善文君登壇) ◎農林水産部長(山本善文君) 実行委員会の皆さんと私は話合いを一度も行っておりません。 以上でございます。          (発言する者あり) ○議長(笹山茂成君) 江里孝男議員。 ◆12番(江里孝男君) センター長に後から聞きます。 それでは、厳木のセンター長に伺いますが、この予算要求資料、A3の予算要求資料まとめたのを農林水産部から頂きました。これもおかしなような予算要求資料です。 この予算要求資料、誰と協議して作成されたのかお尋ねします。 ○議長(笹山茂成君) 山田厳木市民センター長。          (厳木市民センター長 山田拓己君登壇) ◎厳木市民センター長(山田拓己君) 江里議員のご質疑にお答えいたします。 事業費が225万円の予算要求につきましては、実績を参考に、令和3年7月に作成されました唐津市補助金適正化ガイドラインに基づいた補助金交付の定額補助から定率補助への移行に伴い、本庁農政課と協議の上、補助対象事業費に係る自己財源の確保及び経費の削減を検討した上で作成しているところでございます。 以上でございます。          (発言する者あり) ○議長(笹山茂成君) 江里孝男議員。 ◆12番(江里孝男君) 再度ちょっとお願いしますが、これ、センター長、誰と、実行委員会とは協議して作成されましたか、農林水産部とだけですか。再度答弁お願いします。 ○議長(笹山茂成君) 山田厳木市民センター長。          (発言する者あり)          (厳木市民センター長 山田拓己君登壇) ◎厳木市民センター長(山田拓己君) 再質疑にお答えいたします。 厳木市民センターと実行委員会につきましては、令和3年の7月に開催しました実行委員会において、実行委員会の皆様に補助金の見直しの方針の内容について一応説明をしております。 その後、実行委員会内部の具体的な協議がされていない状況もございましたので、風のふるさとの実施に向けた収支予算の検討については、実行委員長と継続して行っているところでございます。 また、今後実行委員会を開催されるときに、風のふるさとまつりの実施に向けた協議を行いたいと考えているところでございます。 以上でございます。          (発言する者あり) ○議長(笹山茂成君) 江里孝男議員。 ◆12番(江里孝男君) それじゃあ、相知の市民センター長にお尋ねします。 先ほどと同じですが……          (発言する者あり) ◆12番(江里孝男君) 誰と協議してこの予算要求書、作成されたのかお尋ねします。 ○議長(笹山茂成君) 黒木相知市民センター長。          (相知市民センター長 黒木寿昭君登壇) ◎相知市民センター長(黒木寿昭君) 再質疑にお答えいたします。 今回の予算要求に当たりましては、令和3年7月に唐津市補助金適正化ガイドラインが策定されましたので、本庁農政課と各市民センターで協議を行いまして、ガイドラインの趣旨を踏まえ、補助金は定率3分の2、総事業費225万円で要求するに至ったものでございます。 以上でございます。          (発言する者あり) ○議長(笹山茂成君) 江里孝男議員。 ◆12番(江里孝男君) 相知のほうは農林水産部とセンターで協議してつくったということであります。多分この表を見てみますと、農林水産部とセンター長でつくってあると私は思います。決算額が全て同じです。予算要求額も全て同じです。ですから、多分農林水産部が指示してつくったと私は思います。 そこでお尋ねいたしますが……          (発言する者あり) ◆12番(江里孝男君) 市民センター長にお聞きしますが、令和元年度の決算額250万円、それを今回予算要求資料225万円に縮減されております。 当然、補助率が下がりましたので、収入をなんとか確保せないかんということで、今回は500人抽選を有料にして500円掛け500人、これを計上されております。 これ本当に大丈夫なんですか。今まで無料だったのが今度500円取るんですよ。500人も予定されているんですよ。それで本当に大丈夫なのかお尋ねします。          (発言する者あり) ○議長(笹山茂成君) 山田厳木市民センター長。          (発言する者あり)          (厳木市民センター長 山田拓己君登壇) ◎厳木市民センター長(山田拓己君) 再質疑にお答えいたします。 補助金交付の定率補助への移行に伴いまして自己財源の確保が必要となりますので、これまでのまつりの参加者、人数等を考慮いたしまして、可能な範囲で参加料の徴収をするほか、今後も実行委員会においてより多くの意見等を踏まえ、イベントをさらに充実された上でのイベント参加料の増額、また各企業、各団体等に協賛金のお願いや、農産物等の提供の拡充も検討していただくなど、風のふるさとまつりを実施していただけるよう、実行委員会のほうで検討していただくことになります。 今後、市民センターとしても支援していきたいというふうに考えているところでございます。 以上でございます。          (発言する者あり) ○議長(笹山茂成君) 江里孝男議員。 ◆12番(江里孝男君) それじゃあ、次に相知の市民センター長にお尋ねをいたします。 厳木と同じように、収入増を図るために、イベントの参加料や抽選会参加料として68万円計上をされております。 これ本当に収入できますか。私は不可能だと判断しているんですが、見解をお尋ねします。 ○議長(笹山茂成君) 黒木相知市民センター長。          (相知市民センター長 黒木寿昭君登壇) ◎相知市民センター長(黒木寿昭君) 再質疑にお答えいたします。 相知地域で実施しています町民まつり、ちょっと遊びに来んね米んね祭におきましても、収入を増やす取り組みとして、出店料や抽選会参加料の見直しのほか、新たなイベントを企画するなどして、何とか収入を確保したいということで、過去の実績を基に計画を立てたところでございます。 この収入増の計画で大丈夫かということでございますが、出店料見直し、料金を値上げすることで出展者が減少するのではないか、またイベント参加料を払ってまで参加したいと言えるようなイベント企画ができるのか、抽選券を有料にしてどれだけの参加者があるのか、といった不安要素があるのも事実でございます。 実施に当たりましては、実行委員会で十分に検討していただくことになりますが、市民センターにおきましても、様々な工夫をしながら新たな収入源の確保につながるように、また支出面におきましても削減を図りながら実施できるように支援してまいりたいと考えております。 以上でございます。          (発言する者あり) ○議長(笹山茂成君) 江里孝男議員。          (発言する者あり) ◆12番(江里孝男君) 今答弁があったんですが、出店料についても今ぎりぎりのところまでやっておられます。これ以上値上げをすると出店が少なくなってくると私は感じております。また、イベントについても、先ほど答弁があったように参加料まで払って参加する団体はほとんどないのではないかと。ましてや、参加賞の商品代もこれに計上されていないのです。例えば参加料を1万円払って、何も商品がないということになれば、もう参加はしていないと思います。 そこでセンター長に再度聞きますが、この事業はセンター長が実施するのではなく、実行委員会が実施する事業であります。実施に当たっては、実行委員会と協議をしていくということでありますが、この予算要求をする前に、実行委員会と十分協議をして、予算要求書を作らなければならないと私は感じておりますが、それで答弁をお願いします。 ○議長(笹山茂成君) 黒木相知市民センター長。          (相知市民センター長 黒木寿昭君登壇) ◎相知市民センター長(黒木寿昭君) 再質疑にお答えいたします。 予算要求資料を提出する前に実行委員会と協議すべきではなかったかとの指摘でございました。確かに予算要求提出前に実行委員会の数人から個別に意見を伺ったところではございますが、詳細な協議まではできておりませんでした。予算の執行に当たりましては、今後、実行委員会と十分に協議してまいりたいと考えております。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 江里孝男議員。 ◆12番(江里孝男君) 私も実行委員長さんとお話をさせていただきました。委員長さんのお話によりますと、去年1回程度、そのような話はあったがという程度でした。今年になって具体的な話はしたことがないということでありました。そしてまた、実行委員会としては、今回50万円程度下がるわけですけれども、今までも実行委員さんの皆さんもボランティアでやっている。ましてや50万円も出さなきゃいかんならば、我々はやりたくないということでありました。また、委員長も辞めたいと、率直な意見でした。委員長さんの話によりますと、参加者が相知町民の75%ぐらいは参加されているわけです。これだけ多く参加されるのに、何で50万円も削減されなければいけないのか。これが腑に落ちないという率直な意見でした。財政的に厳しいのであれば、市民会館や他の施設の建設事業をやめてもいいんじゃないかと、これは市民の率直な意見ですよ。このことについて、農林部長、どのように感じておられるのかお尋ねします。 ○議長(笹山茂成君) 山本農林水産部長。          (農林水産部長 山本善文君登壇) ◎農林水産部長(山本善文君) 再質疑にお答えいたします。 この農業まつり補助金で実施されるイベントは、旧町村時代から実施されてきた歴史の長いイベントであると考えております。また、旧町村時代では、直営的な事業で実施されてきたと認識しております。ですが、現在は地域の団体が自発的に実施される補助事業であるという位置づけだと考えております。であるならば、示されたガイドラインに従うことも必要だというふうに思っております。そのような中で、どういうふうに実施するか、各市民センターにおいては、私も市民センター出身なので分かりますが、どうにかならんかなということで、協議を重ねてされたというふうに聞いておりまして、実施できる見込みがあるということで3分の2というガイドラインを厳密に適用させていただきたいというふうな形で考えているところでございます。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 江里孝男議員。 ◆12番(江里孝男君) 確かに形からいえば自発的にする事業です。しかし、今、話にあったように、農林部と市民センターで作ってしまっているんじゃないですか。あなたたちがやっていることは自発的な事業ではないじゃないですか。もう少し考えて答弁をやっていただきたいと思います。 それと、予算要求資料について、もう1点、お聞きします。相知の場合、当初の予算要求資料、これが2枚あるのですが、当初の予算要求資料では、各地区から1万円の負担金を取るということで計上されておりました。しかし、他の町村に影響するということで、イベントや抽選会に変更されています。これは農政課が指示したのかどうか、お尋ねします。 ○議長(笹山茂成君) 山本農林水産部長。          (農林水産部長 山本善文君登壇) ◎農林水産部長(山本善文君) 再質疑にお答えいたします。 指示はいたしておりません。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 江里孝男議員。 ◆12番(江里孝男君) 本当に指示していないですね。いいですね。 それでは次に行きます。私が聞いた話によりますと、本庁から指示したとは言わないでほしいと農政課のほうから電話があったと聞いております。本当に指示しなかったんですか。 例えば、この予算要求資料を見てみますと、前の地区から1万円徴収したほうが整合性が合うんです。商品代も何もいらないわけですから、収入だけ上げれば、整合性が合うんです。しかし、今度、イベントの参加料とか、これをしますと、支出のほうにも記念品代として計上しなければならないのですが、計上されていないんです。整合性が取れないんです。本当に指示していないですか。 ○議長(笹山茂成君) 山本農林水産部長。          (農林水産部長 山本善文君登壇) ◎農林水産部長(山本善文君) 再質疑にお答えいたします。 協議はしたと思いますが、指示をしたという報告は受けておりません。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 江里孝男議員。 ◆12番(江里孝男君) 今、協議をしたということですが、前の地区負担金からイベントに変えた協議内容について、どのように協議をされたのか、お尋ねします。 ○議長(笹山茂成君) 山本農林水産部長。          (農林水産部長 山本善文君登壇) ◎農林水産部長(山本善文君) 再質疑にお答えいたします。 協議内容ということでございますが、市民センターからは、3分の2になると、かなり実施がどうかなということで、従来どおりの計画ではどうかというような協議もございました。私のほうは再三言っておりますように、これも自主団体が行う補助事業でございますので、ガイドラインは法律でも条令でもないので、絶対ということはないと思いますけれども、一方で、示したガイドラインには従う、そこの中でやる方法はないのかということで、市民センター長にないのかをよく考えてほしいというようなことを2カ月話をして、協議を続けたということでございます。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 江里孝男議員。 ◆12番(江里孝男君) 私が聞いているのは、地区からの負担金、行政区助成金、これからイベント代、参加料、抽選会、これに変えられた協議内容についてお尋ねしているのですが、通告しておりませんでしたので、分からないなら分からないでいいですが、分かる範囲でお願いしたいと思います。 ○議長(笹山茂成君) 山本農林水産部長。          (農林水産部長 山本善文君登壇) ◎農林水産部長(山本善文君) 再質疑にお答えいたします。 私のほうは、そういうことでできるような方法はないのか検討してほしいと言って、これが指示であれば指示なのですけれども、そこの中で農政課なり市民センターと協議を行ったと思っております。手持ちの資料でございますが、それはあくまでも予算要求のときの一資料ということで、絶対的にそれがそのままされるというものではないと認識しておりまして、実際に実施するときには、さらに実行委員の皆様と協議をしていくことになろうかと考えております。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 江里孝男議員。 ◆12番(江里孝男君) 一資料と言われましたけれども、あなたのところでもらったんですよ。農政部から。そうしたら財務部長にお尋ねします。この資料は財務部長は見ましたか。予算補正のときに多分見ていると思いますが、この資料を見ているか、見ていないか、お尋ねします。 ○議長(笹山茂成君) 草野財務部長。          (財務部長 草野 陽君登壇) ◎財務部長(草野陽君) 再質疑にお答えいたします。 すみません、今、議員さんがお持ちになっている資料というものが、私は確認をさせていただかないと、それが査定のところで見た資料か、何なのかというのは、確認ができておりません。 ○議長(笹山茂成君) 江里孝男議員。 ◆12番(江里孝男君) それでは次に行きます。 この予算要求資料、多分、農林部でまとめられてありますので、担当係長、それから担当課長、副部長、部長も見ていると思います。この表を見て、疑問等は思われなかったのかどうか。そこら辺が私は不思議なんです。その点、何も思わなかったのかどうか、お尋ねします。 ○議長(笹山茂成君) 山本農林水産部長。          (農林水産部長 山本善文君登壇) ◎農林水産部長(山本善文君) 再質疑にお答えいたします。 先ほど申しましたように、私の経験上、中身を大きく、突然変えて、経費の節減をしたり、財源の確保に走り回られている姿を見ておりますので、それを見て、そういうふうな形で、それをベースにやられるとは思いますけれども、しっかり対応されるものだと思って、特段のご苦労はかけると思いましたが、やってほしいなというふうな感想を持ったところでございます。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 江里孝男議員。 ◆12番(江里孝男君) 今まで答弁を聞いていますと、ある程度、本庁の指示によって市民センターが作成されたというように思いました。ましてや、根拠もない収入も計上されています。実行委員会がこの事業を実施されて、収入不足が生じた場合、これは唐津市が払うのですか。収入不足が出た場合は、多分、唐津市が払わなければならないと思いますが、その点、どのように感じておられますか。 ○議長(笹山茂成君) 山本農林水産部長。          (農林水産部長 山本善文君登壇) ◎農林水産部長(山本善文君) 再質疑にお答えいたします。 その資料は、そのまましてくださいと我々が頼むものではございませんので、実行委員会が改めて実行するときに計画されるものでございますので、予算不足が生じたときに市が払うということはないと考えております。 ○議長(笹山茂成君) 江里議員、ちょっと待ってください。かみ合いますか。ずっとこのまま同じことの繰り返しで。 ◆12番(江里孝男君) かみ合わんままですけれども。 ○議長(笹山茂成君) かみ合わんままじゃ終わらんですよ。          (「議事進行。今、江里議員の質疑と執行部がほぼほぼかみあっておりません。暫時休憩を求めます」と呼ぶ者あり)          (発言する者あり) ○議長(笹山茂成君) 暫時休憩します。                   ~~~~~~~~○~~~~~~~~                     午後 7時25分  休憩                     午後 9時00分  再開                   ~~~~~~~~○~~~~~~~~ ○議長(笹山茂成君) 休憩前に引き続き会議を開きます。 江里孝男議員の議案質疑に対する答弁中、疑義があった点について、再度、執行部の答弁を求めます。 山本農林水産部長。          (農林水産部長 山本善文君登壇) ◎農林水産部長(山本善文君) 今回の私の答弁によりまして、審議を中断させたことにつきまして、大変申し訳ございませんでした。議員にお渡しした資料は令和3年7月に補助金適正化ガイドラインが示されたことにより、事業費の見直しを行うための積算資料でありまして、予算要求資料ではございません。この試算資料をもって、実行委員会と協議すべきでございましたが、実際は協議ができておりませんでした。大変申し訳ございません。なお、当該資料の変更について、本庁から市民センターへ指示をしたのではないか、また、本庁からの指示であることを言わないでほしいと言われたというご指摘がございましたが、この言葉は資料の内容変更を指示したものではなく、補助金が定額から定率になる理由について、あくまでも補助金ガイドラインに基づいたものであることを説明するように求めたものでございます。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 江里孝男議員。 ◆12番(江里孝男君) ただいま謝罪がありましたように、実行委員会との協議が不足しているように思います。あくまで、この事業は実行委員会が事業主体であります。今後、実行委員会と十分協議をしていただくようお願いいたします。答弁を求めます。 ○議長(笹山茂成君) 山本農林水産部長。          (農林水産部長 山本善文君登壇) ◎農林水産部長(山本善文君) 今回の予算要求に至る不手際につきまして、重ねてお詫び申し上げます。今回の補助事業を実施するかどうかも含めまして、実行委員会としっかりと協議をしたいと思っております。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 江里孝男議員。 ◆12番(江里孝男君) あとにつきましては、委員会で十分協議をしていただくようにお願いいたしまして、私の議案質疑を終わります。どうもありがとうございました。 ○議長(笹山茂成君) 以上で本日の議案質疑を終結します。 議事日程に従い、次会は3月7日午前10時から本会議を開き、議案質疑を行うこととし、本日はこれにて散会いたします。          午後 9時03分 散会...